まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」・冬のラン(1)

 12月なのに、季節は1か月先に行っているようで、毎日寒い日が続いています。

 それだけならまだいいのですが、例年よりずっと寒い冬になったら嫌だなあと思っています。年が大きくなると寒さがよくよく身に染みます。

 ランのシーズンが訪れました。カトレアが咲き、シンビジュームもつぼみが大きく膨らみ、温室の中をのぞくのが毎日の楽しみです。

<カトレアの仲間>

f:id:myuu-myuu:20171209134037j:plain↑ ポーラ     ↓ 黄色チョコレートドロップ

f:id:myuu-myuu:20171209134319j:plainチョコレートドロップは普通チョコレート色をしていますが、これは交配の過程で黄色になったものです。

f:id:myuu-myuu:20171209134532j:plain↑ マキシマ・コンカラー   ↓ ツタンカーメンf:id:myuu-myuu:20171209134917j:plain

f:id:myuu-myuu:20171209135034j:plain↑ ピュアイエロー      ↓ ロエブリング

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f:id:myuu-myuu:20171209135337j:plain↑ ジョージキング  (アプリコット色のカトレアは珍しいです。)

 ランの花弁は、6枚あるように見えますが、実は3枚はガクで、3枚が花弁なのです。このジョージキングを見ると良く分かりますが、後ろ側の細い花弁のように見える3枚がガクで、横に大きく張ったひらひらした2枚と下側に突き出した唇のような1枚が花弁なのです。ガクのことをセパル、横の2枚の花弁をペタル、唇のような花弁をリップ(唇弁)と言います。セパルとペタルは色や形が違っていることが多いですが、同じ色や形をしているものもあり、同じ色のものをコンカラーと言います。リップはセパルともペタルとも全く違った色や形をしています。

 

コチョウラン

f:id:myuu-myuu:20171209135620j:plain↑ ミディコチョウラン・パプリカ        ↓ ビッグリップピーチ

f:id:myuu-myuu:20171209135942j:plain大輪のコチョウランで、薄いピンク色で濃いピンクのスジ模様が入っていますが、何より目を引くのが、リップ(唇弁)です。パプリカで言うと濃いピンク色をした花弁の部分ですが、名前の通り大きなリップでしかもリップそのものがコチョウランのような形をしているのがとても珍しいです。

オンシジューム

f:id:myuu-myuu:20171209140629j:plainこのオンシジュームは、例年秋に咲くのですが、今年は少し遅れたようです。甘い香りがします。

 

 「まつこの庭」には、ラン用の温室が2棟あります。3坪ほどの広さの温室はもう25年ぐらい経っていますが、シンビジュームやデンドロビューム専用で、温度設定を12℃にしています。もう一つの温室は6坪ほどの広さで、10年ぐらい経っていますが、カトレアやコチョウラン専用で、15℃設定にしています。一足早くやってきた厳しい寒さは、温室にも影響して、例年より灯油の消費が早く、大きい方の温室は灯油の様子を気にしていたのに、小さい方の温室が灯油切れをしているのに気づきませんでした。温度の設定が低いので油断していたのです。たくさんつぼみをもったシンビジュームを氷点下の気温にさらしてしまい、かわいそうなことをしてしまいました。開花に影響するかどうか、今のところは分かりません。無事に咲いてくれることを祈るだけです。

 

 

「まつこの庭」のクリスマス

 12月に入ったので、玄関前のキャンバスプランターの植物の入れ替えをしました。クリスマスバージョンです。

f:id:myuu-myuu:20171205173806j:plain上にクリスマスのオーナメントをのせて、足元はビオラの寄せ植えとスキミア

f:id:myuu-myuu:20171205173921j:plain左側からコニファー、プリンセチア(ピンクのポインセチア)、シクラメン・スーパーメレンゲ(フリル咲き)、銅葉キンギョソウ、植木鉢を隠すのに足元は左からヘデラ、ワイヤープランツ、プミラです。

f:id:myuu-myuu:20171205173955j:plainサンタとトナカイのオーナメントの籠に乗せたのは、赤いポインセチア

f:id:myuu-myuu:20171205174709j:plainキャンバスの足下に置いた4色ビオラの寄せ植え

 

 玄関の外だけでなく、玄関の中にもクリスマスのアレンジメントを飾りました。

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 昨日、花友のグループ6人でアレンジメントの教室に参加しました。花材は、ベースがヒバの葉で、赤いバラ、赤い実はヒペリカム松ぼっくりなどです。白い花やピンクの実のようなものの名前は、先生も分からないとのことでした。真ん中のキャンドルも赤の他にシルバーやゴールドなどがありました。同じ材料を使ったのですが、「それぞれに個性(?)が出て、みんな少しずつ違ってみんなよくできました。」と先生からお褒めの言葉を頂きました。みんな大満足でした。

f:id:myuu-myuu:20171205174944j:plain↑ 上から見たところ          ↓ 斜めから見たところ

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 庭では、クリスマスの時期に咲くので、クリスマスローズと名付けられたノイガー(ニゲル)も咲き始めました。本来クリスマスローズと言うと、このノイガーを指します。

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f:id:myuu-myuu:20171205180437j:plain↑ 11月から咲いているクリスマスローズ(ピンクセミダブル咲き)

 

 クリスマスまでまだちょっと間があります。アレンジメントの先生に「くれぐれもクリスマスまで枯らさないように気をつけてね。」と何度も言われました。オアシスの水切れに注意です。キャンバスプランターポインセチアシクラメンは、寒さに弱いので、夜は玄関の中に取り込みます。

 イルミネーションなどの飾り付けはしませんが、ささやかな私のクリスマスの飾り付けで楽しんでいます。

初冬の「まつこの庭」

 12月に入りました。12月前半は例年より寒いという天気予報通り、日中でも気温が10℃を下回るほどの寒さで、12月がスタートしました。

 「まつこの庭」はまだいくらか秋の名残があります。日向の木々の紅葉は終わりましたが、日陰の木々は紅葉した葉を残しています。木の実も小鳥が食べずにまだ残っています。赤や黄色の葉や実が、霜枯れた庭に彩を添えています。

f:id:myuu-myuu:20171202173107j:plain↑ モミジの紅葉     ↓ クロモジの黄葉

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f:id:myuu-myuu:20171202173536j:plain↑ スモークツリーの紅葉

f:id:myuu-myuu:20171202173714j:plain↑ ピラカンサの実    ↓ ローヤ柿(姫ガキ、豆ガキとも言います。)

f:id:myuu-myuu:20171202173915j:plain10年近く前に「趣味の園芸」のプレゼント企画でローヤ柿の種が当たり、蒔いて育てたものです。10本ぐらい芽が出て育ったのですが、実がなるのはこの木だけです。あと3本ぐらいは花が咲くのですが、実はなりません。雌雄異株なのかと思っていたのですが、普通の柿と変わらず、1本の株に雄花と雌花が咲くそうです。ただ株によって、雌花の多い実がつきやすい株と雄花の多い実がつきにくい株があるそうなのです。盆栽の世界では、実のつきにくい株を雄木と言っているそうです。普通の柿の木があれば、受粉は可能だそうです。

f:id:myuu-myuu:20171202174812j:plain↑ センリョウ(千両)   ↓ マンリョウ(万両)

f:id:myuu-myuu:20171202174943j:plainセンリョウもマンリョウも赤い実をつけて、よく似ていますが、センリョウは上向きに、マンリョウは下向きに実をつけるので、区別がつきます。マンリョウは昔から「まつこの庭」にありましたが、センリョウはありませんでした。花友が今年センリョウの挿し木苗を持ってきてくれましたが、まだ実をつけるまでには育っていません。実をつけたセンリョウは小鳥が運んできたプレゼントで、今年初めて実をつけました。実をつけるまで存在に気づきませんでした。

f:id:myuu-myuu:20171202174643j:plain↑ ナンテンの実(難を転ずるという意味で縁起のよい植物と言われています。)

 冬に外で咲く花は限られてしまいます。「まつこの庭」では、ヤツデ、ヒイラギ、ワビスケツバキが咲いています。

f:id:myuu-myuu:20171202185151j:plain↑ ヤツデ     ↓ ヒイラギ

f:id:myuu-myuu:20171202185241j:plainヒイラギは雌雄異株なので、花はめったに見られないようです。キンモクセイの仲間なので花は似ていますが、香りはあってもキンモクセイほど香りません。

f:id:myuu-myuu:20171202185508j:plain↑ ワビスケツバキ

 冬の花というと真っ先に上がるのが、ヤツデですが、この植物は不思議な植物です。

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 ヤツデの名前の由来を、私は葉が8つに掌状に分かれているから「八つ手」と思っていました。実際には葉が偶数に分かれることはなく、7、9、11と奇数に分かれ、8つに分かれているものはなく、ほとんどの葉が9つだという事を知りました。確かめてみたらその通りでした。それでは、なぜヤツデかというと8という数字は「たくさん」という意味でつかっていて、「八百万の神」とか「八重咲き」という時の八の意味と同じなんだそうです。また、天狗の団扇という別名があるほどですから、大きな団扇で魔物を追い払う力があると信じられ、縁起をかついで8という数字を使ったとも言われています。

 もうひとつヤツデには不思議なことがあります。ヤツデは1本の株に両性花(1つの花の中におしべとめしべがある花のこと)と雄花(おしべだけの花)を咲かせると信じられていたそうなのです。上のヤツデの写真を見ると、上の方はつぼみで下の方が花が咲いているようにみえますが、実際はヤツデは上の房から下の房へと花が咲き進むそうです。写真のつぼみに見えたものは、花弁とおしべが咲き終わって落ちてしまい、めしべだけのものなのです。ヤツデは自家受粉をしないのだそうです。先におしべが成熟し、他の花のめしべに花粉を提供し、花弁とおしべが脱落するとめしべが成熟し、他の花のおしべから花粉をもらうという仕組みになっているのだそうです。一番下の花は、めしべが成熟する頃にはもうおしべが無いので受粉が出来ず実を結ぶことはないわけです。それで雄花と思われたのですね。

 植物は美しいだけでなく(奇抜な形や色をした花もありますが)、いろいろな仕組みをもっていたり、いわれがあったり、本当におもしろいなあと思います。何気なく見ていたり、思い込みだったりしたことにはっと気づかされたり、新しい発見があったりした時はうれしいですね。

 

 

 

「まつこの庭」・秋のラン

 11月もあと少しで終わりです。長期天気予報通り、朝晩は12月並みの冷え込みがありましたが、日中は小春日和が多かったように思います。

 11月最後は、10月、11月に「まつこの庭」で咲いたランです。

f:id:myuu-myuu:20171128150244j:plain↑ カトレア・パープラタ    ↓ カトレア・シルキーリュウリュウ

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f:id:myuu-myuu:20171128150706j:plain↑ カトレア・マキシマ・コンカラー    ↓ バンダ・プリンセスミカドブルー

f:id:myuu-myuu:20171128152930j:plain今年は5月と8月に咲いて、今回で3回目の開花です。

f:id:myuu-myuu:20171128151136j:plain↑ カトレア(名前不詳)   ↓ カトレア・オクトーバーファンタジー

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f:id:myuu-myuu:20171128152238j:plain↑ カトレア・リグリィマリス   ↓ バルボフィラム・ロスチャイルドナム

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↑ カトレア・ポーシャカニザロ   ↓ カトレア・フルディレンシス

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f:id:myuu-myuu:20171128154731j:plain↑ ミディコチョウラン(赤スポット)   

f:id:myuu-myuu:20171128155246j:plain↑ ↓ ホヤ・レツーサ

f:id:myuu-myuu:20171128155425j:plainホヤ・レツーサは、多肉植物のような細い糸のような葉をもち、1メートルぐらいの長いツルを枝垂れさせて、花径1㎝位の小さな白い花を咲かせます。サクラランとわれるホヤは、6月~8月ごろに小さな花が集まって球形に咲きます。このホヤは秋咲きらしく、今頃の時期に花が1個1個独立して咲きます。甘い香りがあるのは同じです。10月から11月にかけて、約1か月ぐらいの間、次々に花を咲かせ続けました。

 

 定期的に1か月に1度ぐらいずつ「まつこの庭」を見に訪れるおじさんがいますが、「いよいよ花も終わりだねえ。」と寂しくなった庭を見ながら言いました。「でもこれからは、いよいよランの季節だねえ。」とも言いました。「まつこの庭」を訪れるようになってもう2、3年になるおじさんは、どの季節にどんな花が咲くか大体分かったようです。

 温室の中では、カトレアやシンビジュームなどのランたちが、たくさんつぼみをつけて出番を待っています。

 

 

晩秋の「まつこの庭」

 冬将軍が駆け足でやってきました。まだ11月だというのに、天気予報では、12月を通り越して年末・年始の寒さだとか1月下旬の気候だとか連日言っていますが、朝晩が特に寒いですね。氷も何回もはりました。季節は1か月先を進んでいるようです。

「まつこの庭」は晩秋というより、もう初冬の庭ですね。

f:id:myuu-myuu:20171125131942j:plain↑ ↓ 大豊作のユズ

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f:id:myuu-myuu:20171125132128j:plain↑ 不作の福来(フクレ)ミカン

 実ものは豊作、不作が1年おきと言われますが、去年は不作の年でした。ユズは不作でしたが、フクレミカンは大豊作でした。したがって、今年はユズは豊作、フクレミカンは不作と言うわけです。フクレミカンは七味唐辛子に入れると味がよいというので、たくさんの人にあげました。枝ごと折ってあげるほどでしたが、今年は数えるほどしか実がなりませんでした。

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↑ カラスウリの実     ↓ ツルウメモドキの実

f:id:myuu-myuu:20171125133005j:plainカラスウリもツルウメモドキも、「まつこの庭」では所かまわず芽を出して、爆発的に増えます。夏の間は手こずらされますが、秋になるとかわいい実をつけて楽しませてくれます。リースを作るのに欲しいと言って、持ち帰る花友もいます。

f:id:myuu-myuu:20171125133619j:plain↑ ドウダンツツジの紅葉   ↓ マンサクの黄葉

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f:id:myuu-myuu:20171125133815j:plain↑ ↓ キク

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f:id:myuu-myuu:20171125133938j:plain↑ キク                   ↓ ウインターコスモス

f:id:myuu-myuu:20171125134016j:plainこのウインターコスモスは、つるバラのアイスバーグを這い上って1.5メートル位の高さで花を咲かせています。鮮やかな黄色の花が目を引きます。

f:id:myuu-myuu:20171125134407j:plain↑ ブルークローバー    ↓ ヒメツルソバ

f:id:myuu-myuu:20171125134520j:plainバラの木の下の陽だまりで咲くかわいい花たちも、あと2、3回寒さがやってくると枯れてしまうでしょうね。

f:id:myuu-myuu:20171125134806j:plain↑ パイナップルセージ   ↓ 季節外れに咲くタカサゴユリ

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 もうすぐ12月、霜枯れの「まつこの庭」は寂しくなりました。これからの季節は、枯れた草花の処分やつるバラの剪定や誘引などで忙しくなります。庭仕事に休みはないのです。むしろこの時期は、あとからあとから出てくる雑草に追いかけられるという心配はないので、気長に仕事ができるというメリットがあります。

 そして何よりこれからの時期は、ランやクリスマスローズの開花シーズンなので、楽しみの方が多いくらいです。庭は寂しくても、軒下や温室の中は賑やかになります。

 

筑波実験植物園・つくば蘭展

 3日連続で我が家の軒下で氷点下の気温を記録しました。皇帝ダリアもエンゼルトランペットもダメになってしまいました。季節は1か月ぐらい先を進んでいるようです。

 花友とつくば蘭展を見に出かけました。

 今回のラン展は、愛好家団体の展示と植物園のランのコレクション展示とランと昆虫の共生を捉えた写真展の3部構成になっていました。とりわけ、新聞やテレビで話題になっている79年ぶりに再発見されたというラン「シマクモキリソウ」が展示の目玉になっていたようです。花友はそれを楽しみに、私はラン展のパンフレットに載っていたバケツランを楽しみに出かけました。

<愛好家団体の展示>

f:id:myuu-myuu:20171122193346j:plain↑ エビデンドラム   ↓ カトレア・ジョージキング

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f:id:myuu-myuu:20171122193558j:plain↑ ミルトニア    ↓ デンドロビューム

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f:id:myuu-myuu:20171122193744j:plain↑ シンビジューム    ↓ セロジネ

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 いつものことながら、愛好家の方たちの栽培技術には驚かされますが、今回はあまり大きな展示品がなく、数も少なかったようなので、ちょっと残念でした。

 

<植物園のコレクション>

 植物園のコレクションは、私が普段見慣れているカトレアとかデンドロビュームのようなランは少ないです。アジアとかアメリカ、アフリカなど大陸別の展示になっています。普段目にしたことのない珍しいランをみることができました。

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 何といっても、今回のコレクション展示の目玉は79年ぶりに再発見された幻のラン「シマクモキリソウ」です。とても小さなランです。

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f:id:myuu-myuu:20171122195739j:plainシマクモキリソウが存在した確かな記録があるのは父島と南硫黄島のみで、1939年以降見つかっていないので、絶滅したと思われていたそうです。79年ぶりに南硫黄島で再発見され、筑波実験植物園で栽培し、開花に成功して、今回の公開となったようです。シマクモキリソウはスズムシソウに似ているそうですが、小笠原諸島で独自の進化を遂げた貴重なランだそうです。

 もう一つ貴重なランが展示されていました。マラクシス・イワシナエというランで、世界唯一の貴重なランだそうです。

f:id:myuu-myuu:20171122200937j:plainバヌアツで筑波実験植物園の調査隊が発見し、1996年に新種として発表されたそうです。隊長の岩科(いわしな)さんの名前に因んで名前が付けられたそうです。このランは現地でもこのラン以外には見つかっていないそうで、筑波実験植物園にあるものが世界唯一の貴重なランという訳です。

 

<ランと昆虫の共生の写真展>

 私が楽しみにしていたバケツランの展示がコレクション展には無かったので、写真展の方に展示されているのかと思ったら、ありませんでした。今の時期は咲いていないという事でした。以前にラン展で見た記憶があったので、期待していただけにちょっと残念でした。               ↓ パンフレットのバケツランの写真

f:id:myuu-myuu:20171122202143j:plain一見食虫植物のような形をしていますが、バケツ状の唇弁(唇のような形をした花弁)の中には水が入っていて、その中に落ちたハチがもがいて外に出ようとするときに受粉する仕組みになっているそうです。食虫植物は植物の栄養源とするために虫を呼びますが、このランは受粉のために虫を呼びます。

 他にも、菌に寄生して土の中で美しい花を咲かせるランやメスのハチと間違えて交尾してしまうランなどが写真で紹介されていました。世界には、受粉させるために虫を惑わす不思議なランがあるものなのですね。

 

 つくば蘭展は、いつ来ても美しいランや珍しいランを見られるだけでなく、植物に関する新しい知識を得られるので、大満足です。一緒に植物園を訪れた花友も、ゆっくりとランや温室の中などを見て、満足したようです。

皇帝ダリアが咲きました !!

 ここ数日12月並みの気候で、私の家の軒下では0℃の日が何日かありましたが、何とか霜の被害を受けずに、皇帝ダリアが咲き始めました。20株ぐらいあるのですが、咲いているのは3株だけで、花は1つだけです。

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 大霜を想定して、つぼみの株を何株か切って水に挿して温室に取り込んでおきましたが、同じ頃に咲き始めました。      ↓ 温室の中で咲く皇帝ダリアの切り花

f:id:myuu-myuu:20171118131815j:plain外の地植えのものより花の色は幾分薄いように感じますが、花数は多いです。温室の中は暖かいので、次々に花が開きました。

 皇帝ダリアを譲ってあげた花友に、枝を切って水に挿しておくと花が咲くことを教えてあげたら、さっそく実行して、花が外より一足早く咲いたことを大喜びで知らせてくれました。私もうれしくなりました。

 鉢植えの皇帝ダリアの八重咲きも花が咲き始めました。普通の皇帝ダリアより半月位遅れて咲くのですが、軒下に早めに取り込んだせいか、早めに咲き始めたようです。

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f:id:myuu-myuu:20171118132718j:plain八重咲きはおしべが花弁化したようで、花弁の形はあまりよくありません。鉢植えなので株がしっかり育たないので、花も貧弱なのかもしれません。花の時期が遅いので、地植えにしては花が楽しめないので、鉢植えにするしかないのです。白の八重咲きもあるのですが、まだつぼみです。軒下に取り込んではあるのですが、果たして咲くことが出来るのでしょうか?

 他にも咲いているダリアがいくつかあります。

f:id:myuu-myuu:20171118133844j:plain↑ 皇帝ダリアのハイブリッド種・ガッツアリア   ↓ 白の大輪ダリア

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f:id:myuu-myuu:20171118134313j:plain↑ ↓ どちらも「涼秋(リョウシュウ)」と名付けられたダリアで、黄色と白の二色咲きですが、同じ株に2種類の咲き方が現われます。

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 皇帝ダリアと一緒に大霜と戦っていたエンゼルトランペットとジンジャーは、ジンジャーは咲きましたが、エンゼルトランペットは次の花がなかなか咲きません。

f:id:myuu-myuu:20171118135018j:plain↑ 見事に咲いたジンジャー  クチナシのような甘い香りを辺りに漂わせています。

f:id:myuu-myuu:20171118135213j:plain↑ 咲きそうで咲けない2つ目、3つ目のエンゼルトランペット

 

 また2、3日後に寒さがやってくる予報で、今度は大霜になりそうです。外の地植えの皇帝ダリアは、つぼみのまま終わってしまうかもしれません。去年の今頃、やっと皇帝ダリアが咲いたと思ったら、11月にしてはめずらしい大雪になって、皇帝ダリアやエンゼルトランペットのつぼみがダメになってしまったことが思い出されます。

 ずうっと暖冬が続いて満開の皇帝ダリアをあちこちで見かけることができたのに、もはや満開の皇帝ダリアを見る夢は叶う事がないのでしょうか?