まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」・早春のラン(4)

 お彼岸を過ぎ、3月も終わり、明日から4月だというのに、雪の天気予報が出ているのには、困ったものです。一体いつになったら、春らしい暖かい日が訪れるのでしょう。春を待ちくたびれてしまいそうです。

 3月の最後は、ランです。

 

<原種カトレア>

f:id:myuu-myuu:20170331125517j:plain↑ マキシマ  南米の太平洋側のエクアドル、コロンビア、ペルーのジャングルに自生しています。リップ(唇弁)の赤紫色のすじ模様が特徴です。日本では、秋から冬に開花すると言われていますが、我が家では、秋に咲くものと春に咲くものがあります。エクアドルでは、「クリスマスの花」と呼ばれているそうです。

f:id:myuu-myuu:20170331125600j:plain↑ インターメディア・アキニー・セルレア(花全体が紫色の濃淡です。)

f:id:myuu-myuu:20170331125646j:plain↑ インターメディア・アキニー・ビニカラー(2つの花弁がリップと同じように変化しています。)

 

<カトレアの交配種>

f:id:myuu-myuu:20170331125743j:plain↑ カトレア・シュロデレーとブラソボラ・ディグビアの交配種  色はシュロデレーに、リップのフリルはディグビナの血を受け継いで似ています。  

f:id:myuu-myuu:20170331125909j:plain↑ 名前不明     ↓ パープラタの交配種らしいが、名前は不明

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<その他いろいろな種類のラン>

f:id:myuu-myuu:20170331133326j:plain↑ リカステ・ファーストスプリング  ↓ デンドロビューム・アグレガタム

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f:id:myuu-myuu:20170331133702j:plain↑ エビデンドラム  葉がカトレアに似たこのランは、葉の付いた茎と花の咲く茎が別々に出てくるところが変わっています。

f:id:myuu-myuu:20170331133936j:plain↑ バンダエノプシス・プルケリミン(バンダとコチョウラン(ファノレプシス)の交配種です。バンダとファレノプシスが交配できるというのがすごく不思議です。)

f:id:myuu-myuu:20170331134409j:plain↑ レリア・スプレンディダ・シノブ

f:id:myuu-myuu:20170331134541j:plain↑ コチョウラン(原種コチョウラン・アマビリス交配)  ↓ ミニミニコチョウラン

f:id:myuu-myuu:20170331134617j:plainどちらも白のコチョウランで同じようにみえますが、上は花の大きさが7㎝ぐらい、下は3.5㎝ぐらいで下の花は半分ぐらいしかありません。コチョウランは寒さに弱いですが、アマビリスの血を引いているものは比較的寒さに強いと言われています。

 今年はランが本当によく咲いたと思います。まだまだつぼみが咲く順番を待っています。庭の花木や山野草、球根植物などは、例年より1週間から10日ぐらい花の時期が遅れているのに、温室の中はあまり関係ないようです。

 「ああ・・・・春だなあ。」と思える日が早く来ないかなあ。

 

サクランボの花が満開になりました !!

 「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、今年は彼岸を過ぎても朝の冷え込みが続き、なかなか春らしい朝を感じられないような気がしますね。

「まつこの庭」のサクランボの花も、例年より1週間遅れでやっと満開になりました。例年より花の数が少なく、枝が透けて見えるほどです。集まってくるミツバチの数も少ないように思います。実もたくさんはならないでしょう。

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f:id:myuu-myuu:20170326111148j:plainつぼみはピンク色でも花が開くと白くなります。普通のサクランボは1本では実を付けず、種類の異なる受粉樹が必要だそうですが、このサクランボは1本でも実を付けます。その代わり実は小さいです。食べることが目的ではなく、鑑賞用なのでしょうね。亡き義母は、この花が咲くと近所のお友達を招いて、お花見をしたものです。3月21日生まれの義母にとっては、このころ満開になるサクランボの花が自分の誕生日を祝ってくれていたような気がしたのでしょう。

 昨日の朝、冷え込みが厳しく、隣の家の咲き始めた白モクレンはまっ茶色になってしまいました。我が家のサクランボは北側にモチの木を背負っているせいかそれほどの被害はありませんでした。          ↓ 茶色くなった白モクレン

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<「まつこの庭」に咲き始めた花たち>

f:id:myuu-myuu:20170326113107j:plain↑ サクランボの木の下のツルニチニチソウ      ↓ スイセン

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f:id:myuu-myuu:20170326113749j:plain↑ スイセンクリスマスローズ     ↓ クロッカス 

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f:id:myuu-myuu:20170326114137j:plain↑ 原種のプリムラ

 

<「まつこの庭」の玄関前の様子>

f:id:myuu-myuu:20170326114327j:plain手前のチューリップのプランターのチューリップのつぼみが大きくなってきました。

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f:id:myuu-myuu:20170326114612j:plain軒下のバラの芽も大きくふくらんできました。

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f:id:myuu-myuu:20170326114821j:plain元気を取り戻した玄関前のプランターには、パンジー・ビオラと一緒にチューリップやシラーカンパニュラ、ムスカリ、ヒアシンスなどの球根が埋め込まれています。花が開くのももうすぐでしょう。

 姫コブシもつぼみが大きく膨らみ、ピンク色が見え始めたので、まもなく咲くでしょう。もうすぐ4月、「まつこの庭」はもっともっとにぎやかになると思います。

「まつこの庭」・早春のラン(3)カトレア

 今、温室の中は春のランが、主にカトレアですが、次々と咲いています。ランの多くは、冬咲きと春咲きが多く、特にカトレアは春咲きが多く代表的なものはインターメディアです。下の4つはすべてインターメディアで、原種です。

<カトレア原種・インターメディア>

f:id:myuu-myuu:20170322181227j:plain↑ ①アキニー・フジワラ           ↓ ②フラメア・セルレア

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f:id:myuu-myuu:20170322181746j:plain↑ ③アメジアナ        ↓ ④アキニー・セルレア・ハネダ

f:id:myuu-myuu:20170322181908j:plainインターメディアは、ブラジル大西洋側の海岸山脈に自生しているそうです。日本では1~4月にかけて開花するようですが、ブラジルでは9~11月ごろに開花するそうです。インターメディアの自生地では、冬季夜2~3℃ぐらいまで気温が下がるそうなので、日本でも気密性のある部屋ならば、無加温でも育てられるそうです。

 わたしのところで咲いたものは、白と紫系の色のものばかりですが、他には真っ白のものやピンク色のもの、リップが大きく赤いものなどがあります。

 今咲いているカトレアで、原種はインターメディアとオーランティアカとアメジストグロッサです。他は交配種です。

<原種カトレア>

f:id:myuu-myuu:20170322183941j:plain↑ カトレア・オーランティアカ・スポッティ  このカトレアはメキシコ、ホンジュラスに自生しています。他に赤や黄色もあって、このカトレアのようにスポットが入るのは珍しいらしいです。

f:id:myuu-myuu:20170322184837j:plain↑ カトレア・アメジストグロッサ  ブラジル東海岸に自生し、低地のヤシの木などに着生しているそうです。花の斑点が紫水晶のように見えることからこの名前があるそうです。

<カトレアの交配種など> 

f:id:myuu-myuu:20170322183410j:plain↑ カトレア・トリックトリートと孵ったばかりのカマキリ

f:id:myuu-myuu:20170322183601j:plain↑ カトレア・パピーラブ     ↓ カトレア・アキラズスプリング

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f:id:myuu-myuu:20170322185644j:plain↑ パープラタの交配種と思われる名前不明のカトレア

 

 3月になって、ランの植え替えを始めて、大小合わせてもう50鉢ぐらい植え替えをしました。小さなものは3号鉢から大きい鉢は10号鉢まで(1号は3㎝)、シンビジュームは専用の培養土(バークや軽石、炭などを混合したもの)でそのほかのランは水苔を使って植え替えます。2、3年に一度は植え替えが必要なので、1年に100鉢ぐらい植え替えます。植え替えを怠ると、株が小さくなって花が咲かなくなってしまったり、枯れてしまったりすることがあります。

 植え替えをする時にうっかり名前の記されたラベルを失くしてしまうことがあるので、せっかく咲いた花の名前が不明ということもあるのです。ラベルを失くしても、原種などは、特徴があるので大体分かるのですが、交配種は分からなくなってしまうことがあります。このブログで紹介するランの名前不明のものは、ラベルを失くしたか、初めからラベルの付いてない咲き終わったものを買ったかのどちらかです。

 

 

早春の「まつこの庭」(続)

 「まつこの庭」で一番最初に春を告げる花木はしだれ梅ですが、次はサクランボの花です。子どもの小学校の卒業記念樹です。しだれ梅より背が高く、6、7メートル位になっていると思います。例年お彼岸には満開になっていたのですが、今年はお彼岸に入ってから、咲き始めました。満開になるのには、あと1週間ぐらいかかるでしょう。

f:id:myuu-myuu:20170319111403j:plain↑ サクランボの花  咲き始めはピンクですが、だんだん白に変わります。

f:id:myuu-myuu:20170319111444j:plain↑ まだまだ花がまばらなサクランボの枝の様子。

  春を告げる花として、「まつこの庭」にはカワヅザクラもありますが、この木はまだ小さく、私の背丈ぐらいなので、例年満開になれずに葉桜になってしまいます。なぜかと言うと、ピンクの花びらを小鳥が食べてしまうからです。花弁を1、2枚ぐらい残しておしべとめしべだけという悲惨な姿にしてしまうのです。しだれ梅にも小鳥がたくさん来ていますが、大きな木ならば小鳥も食べきれないでしょうが・・・。早く大きくなることを願うだけです。        ↓ 可愛そうなカワズザクラの花

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f:id:myuu-myuu:20170319113138j:plain↑ 紫花菜(ムラサキハナナ) この花はたくさんの名前をもっています。和名は花ダイコン、紫金草(シキンソウ)紫花(ムラサキバナ)などです。正式名称は植物学者の牧野富太郎博士が名付けたオオアラセイトウだそうです。中国では諸葛菜(ショカツサイ)、紫羅蘭(ズーローラン)などと呼ばれているそうです。

f:id:myuu-myuu:20170319114502j:plain↑ ミニスイセン・テタテータ   ↓ イフェイオン(ハナニラ

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f:id:myuu-myuu:20170319114714j:plain↑ 去年夏越しして今年咲いたシクラメン  ↓ レウシア

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<元気を取り戻した玄関前のパンジー・ビオラの寄せ植えプランター

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f:id:myuu-myuu:20170319115215j:plain↓ ビニールハウスの中の鉢植えのクリスマスローズたち

f:id:myuu-myuu:20170319115445j:plain↓ 温室の中で、卵から孵るカマキリの赤ちゃんたち  

f:id:myuu-myuu:20170319115709j:plain  デコポンの木に産み付けられたカマキリの卵から、外より一足早く赤ちゃんが誕生しました。カマキリの赤ちゃんは1㎝ぐらいの大きさです。デコポンの葉の裏に付いた黒いポツポツはアブラムシなのですが、生まれてさっそくアブラムシを食べて、一人前にお仕事をしています。本能って凄いですね。あやうくアブラムシ退治の殺虫剤をかけるところでした。

 温室の中では、他にナナフシの赤ちゃんやアオガエルも見かけました。ナナフシの赤ちゃんもやはり1㎝ぐらいの大きさで、半透明な感じでした。ナナフシの赤ちゃんを見るのは初めてだったので、どんな卵なのか知りたかったのですが、あいにく1匹だけで、すぐに姿を見失ってしまい、カメラにおさめることも、卵を突き止めることもできませんでした。

 

 お彼岸が過ぎれば、本格的な春の到来です。ヒメコブシやミツマタジンチョウゲなどの花木、チューリップやスイセンなどの球根植物など、楽しみがいっぱいです。毎日庭に出るのが、ますます楽しくなると思います。

「まつこの庭」・早春のラン(2)シンビジューム③

 例年ならお彼岸の頃に満開になるサクランボの花が、今年は朝、冬並みの冷え込みが続いているせいか、まだ一輪も咲いていません。さすがに日中は春らしい日差しがあり、傷んだビオラやパンジーなどが元気を取り戻しつつあります。チューリップの芽も大きくなったので、まもなく咲き始めるでしょう。

 今回は、12月から温室で咲きつないできたシンビジュームです。今年は本当によく咲きました。

 

<和 蘭> シンビジュームと東洋ランとの交配種

f:id:myuu-myuu:20170314114245j:plain↑ ひな祭り(とても良い香りがします。)     ↓ 散歩道

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f:id:myuu-myuu:20170314114547j:plain↑ シルクロード和蘭の中では、一番ピンク色がきれいだと言われています。)    

f:id:myuu-myuu:20170314114714j:plain↑ 花魁(おいらん) 散歩道とよく似ています。どちらもキンリョウヘンの血を継いでいますが、散歩道はリップ(唇弁)がピンクでこちらは赤です。

 

<テーブルシンビジューム> 小型のシンビジュームです。

f:id:myuu-myuu:20170314115310j:plain↑ 名前不明(ラベルにはテーブルシンビジュームとだけ書いてありました。)

 

<下垂性シンビジューム>

f:id:myuu-myuu:20170314115630j:plain↑ ミリオンベール    ↓ ミリオンキッス

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f:id:myuu-myuu:20170314120037j:plain↑ ブラックシャワー(実物はもっと黒いです。) ↓ フォアゴットンフルーツ 

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<原種同士の交配種> ポーウェルシー(原種インシグネ × 原種ローウイアナム)

f:id:myuu-myuu:20170314120411j:plain  このシンビジュームは、我が家に来て35年ぐらいになります。農業関係の役所に勤めていた叔父から頂いたもので、長年名前不明のまま、叔父が住んでいた地名にちなみ「アカツカシンビ」と呼んでいました。10年ほど前、知人のランの個展を見に行った時に、初めてこのシンビジュームが「ポーウェルシー」という名前であることを知りました。1910年ごろに原種同士で交配された品種で、そのころはもちろんメリクロンなどありませんでしたから、残っているのが不思議なほど珍しいらしいです。何しろ、ラン屋さんのおばさんが、「ラン屋のプライドにかけて、分け株を譲って欲しいなんて言えないよね。」と言うぐらいですから、希少価値があるようです。

 一見地味に見えるこのシンビジューム、湾曲した1メートル位の茎に20輪ぐらいの花を付け、色は今でいうニュアンスカラーとでもいうべき表現の難しい色ですが、古い品種の持つ何とも言い難い雰囲気を醸し出しています。赤いリップがチャームポイントです。最盛期には10号鉢(直径30㎝)に茎が5、6本立って、花が100輪もつくのでそれは見事です。でも置き場所に困るのです。畳半畳ぐらいを占めてしまうからです。この花が忘れ去られたのは、きっと置き場所に困るという理由からでしょうね。

 植え替えを怠って枯れそうになったり、株分けをしてお嫁にいったりしながら、現在は10号鉢に植えられたポーウェルシーが3鉢あります。シンビジュームの園芸種は途中で枯れたり、花が咲かなくなったりしてしまって、私の経験では長生きしても10年ぐらいなのに、ランを育て始めてから残っているシンビジュームはこれだけです。私のランとのお付き合いを見守って来てくれたポーウェルシーを枯らさないように、大切にしようと改めて思いました。

 

「まつこの庭」・クリスマスローズコレクション(5)

 3月も半ばになり、彼岸も近いというのに、朝は冬のような冷え込みで、なかなか春らしくなりません。日中は、暖かく春らしさを感じるのに・・・・・。

 我が家の庭は、寒く湿っていて、植物によっては冬を越せずに枯れてしまうものがありますが、クリスマスローズにとっては居心地が良い場所なのか、よく咲いてくれます。但し、無事夏越しのできた株に限りますが・・・・・。

 

<シングル咲き 一重咲き>

f:id:myuu-myuu:20170310182742j:plain↑ マンゴー(アプリコット赤フラッシュ)   ↓ サクラピンク小輪

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<セミダブル咲き 半八重咲き>

f:id:myuu-myuu:20170310183414j:plain↑ メープルシフォン(黄緑赤糸ピコティ) ↓ ピンクベイン(小花弁ワインレッド)

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f:id:myuu-myuu:20170310183004j:plain↑ 白小輪ダークピコティ(小花弁ワインレッド)

f:id:myuu-myuu:20170310184653j:plain↑ ウインターシンフォニースウィング(アプリコット小輪)

 

<ダブル咲き 八重咲き>

f:id:myuu-myuu:20170310184023j:plain↑ ミルフィーユ(赤と白のバイカラー、内側が赤、外側が白)

f:id:myuu-myuu:20170310184154j:plain↑ 黄色ピコティ      ↓ 多花弁咲き(白赤糸ピコティ

f:id:myuu-myuu:20170310182932j:plain多花弁咲きとは、ダブル咲きの中でも特に花弁数が多いものを言います。ダブル咲きは普通、花弁の並びが2~3段ですが、多花弁咲きは5段以上あります。クリスマスローズの業界では、花弁数が70枚以上を多花弁咲きと言っているようです。これまでのクリスマスローズの改良はイギリスなど海外が進んでいてその時々の流行の花を日本へもたらしましたが、この多花弁咲きは日本が先駆けとなったようです。セミダブル咲きの多花弁咲きもあるそうで、アネモネ咲きと言っているようです。

 

<原種交配>

f:id:myuu-myuu:20170310185916j:plain↑ ステルニー(アーグチフォリウス×リヴィダス) リヴィダスに花がよく似ています。葉はアーグチフォリウスの血を引き継いで、リヴィダスに比べて硬く、葉にギザギザの切れ込みが入っているので、区別できます。

f:id:myuu-myuu:20170310185818j:plain↑ エリックスミシー(ニゲル×ステルニー)  エリックスミシーはニゲルとアーグチフォリウスとリヴィダスの3原種間交配なので、種ができにくく、メリクロンで増産されているそうです。

 

<原 種>

f:id:myuu-myuu:20170310190457j:plain↑ デュメトルムダブル

 

<庭植えのクリスマスローズ

f:id:myuu-myuu:20170310190944j:plain↑ ニゲル(原種) 我が家のニゲルは残念ながら、クリスマスには咲きません。   

f:id:myuu-myuu:20170310191159j:plain↑ アプリコットシングル咲き    ↓ 白セミダブル咲き  

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 やっと春の庭仕事を始めました。草取り、ランやクリスマスローズの植え替えなどです。初夏の花壇に向けて、ジギタリスやデルフィニュームなども植えたいところですが、しばらく朝の冷え込みが続くという天気予報なので、もう少し様子をみることにします。

 

 

早春の「まつこの庭」

 3月5日は、啓蟄でした。このころになると、冬ごもりしていた虫たちが地上に出てきて、活動を始めると言われています。

 私も虫と同じように2月までは冬眠をしていたようなもので、3月の声を聞くと「ああ、私も動き始めなくちゃ。」と思うのです。虫と同じように草花も活動を始めるので、まあ雑草の伸びの早いこと、黙って見ているわけにはいかなくなるのです。この時期の困りものは、オオイヌノフグリホトケノザナズナなどですが、花がかわいいので、「まっ、いいか。」で許してしまうところがあります。

 今回は、少し雑草が生え始めた早春の「まつこの庭」の様子を紹介します。

f:id:myuu-myuu:20170306151513j:plain↑ 満開のしだれ梅     ↓ ボケ

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f:id:myuu-myuu:20170306151705j:plain↑ 地植えのクロッカス    ↓ 地植えのクリスマスローズ

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f:id:myuu-myuu:20170306151938j:plain↑ 小さいほうの温室 (シンビジュームが中心です。上から下がっているのは、デンドロビュームです。他に原種シクラメンや夏の植物などが入っています。)       

f:id:myuu-myuu:20170306152100j:plain↑ 大きい方の温室  (カトレア中心です。他にコチョウランクリスマスローズの苗、観葉植物、ダリアの鉢などが入っています。)

f:id:myuu-myuu:20170306154020j:plain↑ 温室の中で咲く観葉植物・ヌタンス (南アメリカ原産のパイナップル科ツツアナナス属の植物で、耐寒温度は7~8℃です。人形教室の先生から名前が分からないので調べて欲しいということで預かっていたのですが、やっと花が咲いたので、調べることができました。初めて見る花でした。茎の中央が空洞でそこに常に水がたまっていて、そこから花茎が立ち上がってきます。ちょっと色も不思議ですが、咲き方も変わっています。)

f:id:myuu-myuu:20170306152213j:plain↑ 玄関前のクリスマスローズの鉢

f:id:myuu-myuu:20170306152329j:plain↑ チューリップとクロッカスとビオラの寄せ植え(チューリップの芽が大きくなりました。手前のクリーム色の花はクロッカスです。)

f:id:myuu-myuu:20170306152547j:plain↑ パンジー・よく咲くスミレとムスカリとヒアシンスの寄せ植え(ピンクの花はヒアシンス、手前の水色の花はムスカリです。真ん中は徒長した踊りはボタンの茎です。よく咲くスミレは自分で種を蒔いたもので、プランターに定植するときはまだ花が咲いていなかったのですが、咲いて見たらカラフル過ぎてビックリです。)

f:id:myuu-myuu:20170306152834j:plain↑ 春の寄せ鉢(黄色はマーガレット、オレンジと白の花はアネモネ、手前の青の斑点模様の花はネモフィラ、その両脇はパンジーです。)

f:id:myuu-myuu:20170306154933j:plain↑ 冬アジサイ・スプリングエンジェル・フリルエレガンス

 ホームセンターで「冬アジサイ」とラベルが付いて売っていました。珍しいもの大好きな私は、しかも4割引きになっていたので、迷うことなく買ってしまいました。「世界で初めて、バイテク技術で(群馬県で)誕生!」(ラベルの説明)という冬アジサイ、花弁が大きく薄くて切込みがあり、色もほんのりピンクがかっていてかわわいいアジサイです。エンジェルという名前がぴったりです。フリルエレガンスの他に、ピンクエレガンスとブルーエレガンスがあるようですが、フリルエレガンスしか残っていませんでした。耐寒温度は5℃以上で、冬暖かい部屋で管理すれば、2月に咲くそうです。

 

 3月になって、寒さで傷んだビオラやパンジーも勢いを取り戻し始め、チューリップやスイセン、ヒアシンスなどの球根植物の芽も大きく膨らんできたので、「まつこの庭」はまたにぎやかになると思います。