まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

初夏の「まつこの庭」

 5月は、春らしい春の日は数えるほどで、5月なのに夏日になる日が多く、季節はすっかり夏になってしまいました。「まつこの庭」は、今、つるバラが盛りで、サツキ、スモークツリー、クラウンベッチなどが庭を彩っています。

f:id:myuu-myuu:20170602132600j:plain↑ ミニツルバラ(薄いピンクと白は夢乙女。咲き進むと白っぽくなります。濃いピンクは安曇野(アズミノ)。いずれも花径は、2㎝ぐらいです。)

f:id:myuu-myuu:20170602133008j:plain↑ ツクシイバラ(九州と山口県に自生するノイバラの変種。花径は3,4㎝)

f:id:myuu-myuu:20170602133839j:plain↑ ↓ スモークツリー(花が終わったあとが煙のように見えることから、けむりの木ともいいます。白やピンク、赤、紫などがあります。)

f:id:myuu-myuu:20170602132906j:plain↑ これは、葉が銅葉で花は紫です。「まつこの庭」には、あと白があります。

f:id:myuu-myuu:20170602134323j:plain↑ ネグントカエデ          ↓ バイカウツギ

f:id:myuu-myuu:20170602134424j:plain

f:id:myuu-myuu:20170602134606j:plain↑ ↓ サツキ(旧暦の5月ごろ、今の時期に咲くので、この名があるそうです。) 

f:id:myuu-myuu:20170602144239j:plain

↓ カシワバアジサイ

f:id:myuu-myuu:20170602134709j:plain

f:id:myuu-myuu:20170602134826j:plain↑ これは何の実だと思いますか? 葉を見るとヒイラギだということが分かります。12月頃咲く花も見落とすことが多いですが、実は見たことがありませんでした。初めてヒイラギに実がなっていることに気が付きました。大きさは1㎝ぐらいです。

f:id:myuu-myuu:20170602135223j:plain↑ クロモジの実(実がなるのは、雌株だけです。花がぎっしりと咲いた株は、やはり雄株でした。)

f:id:myuu-myuu:20170602135441j:plain↑ 白実ワイルドストロベリー  ↓ 赤実ワイルドストロベリー

f:id:myuu-myuu:20170602135600j:plain

f:id:myuu-myuu:20170602135646j:plain↑ クラウンベッチ(もともとはアメリカの牧草です。草笛の丘バラ園で下草として植えられているのを見て、「まつこの庭」にも植えてみました。生育旺盛で、バラの木を這い上がり、バラを覆いつくしそうで、ちょっと厄介です。雑草よけのグラウンドカバーに使うのには、これ以上のものはないかもしれません。何しろ花がレンゲソウみたいでとてもかわいいのです。庭のあちこちにピンクの塊ができています。花友は花姿を見て、喜んで貰っていく人と断る人と半々です。庭が広い人と狭い人の違いです。)

f:id:myuu-myuu:20170602140326j:plain↑ オルヤラ(これもバラの下草に使われます。やはり生育旺盛で、こぼれ種でよく増えます。庭のあちこちに白い塊ができています。)

f:id:myuu-myuu:20170602140650j:plain↑ オオバギボウシ(これは何と直径1.5メートルぐらいあります。)

f:id:myuu-myuu:20170602141513j:plain↑ 斑入りギボウシ寒河江(サガエ)これで直径1メートルぐらいです。葉がオオバギボウシより大きいです。他にも葉が小さいものや葉が黄色味がかっているもの、花が白いもの(普通は薄紫色)、花に香りの有るもの、茎が赤いものなどたくさんの種類があります。

f:id:myuu-myuu:20170602141912j:plain↑ セキチクの花の蜜を吸っているカラスアゲハ

 「まつこの庭」には、春から秋にかけて今まで8種類のアゲハチョウが来ていました。ナミアゲハ、キアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ジャコウアゲハ、アオスジアゲハ、モンキアゲハナガサキアゲハです。まだ、「まつこの庭」で今年見かけていないのは、ジャコウアゲハモンキアゲハナガサキアゲハです。ところが、最近白い紋のあるモンキアゲハでもナガサキアゲハでもないチョウを見かけたのです。図鑑で調べたところ、オナガアゲハらしいことが分かりました。オナガアゲハは、ほぼ日本全域に生息するアゲハのようですから、今までも来ていたのかもしれません。チョウは素早いので、なかなか写真に収められないぐらいなので、白い紋のある他のアゲハと区別していなかっただけなのかもしれません。これで「まつこの庭」には、9種類のアゲハがやってくることになります。

 

 これからの季節、「まつこの庭」には、ユリやアジサイなどの花が咲きます。梅雨になると雑草との戦いもますます大変になります。

 

 

 

「まつこの庭」はツルバラが盛りです !!

 軒下の鉢バラはほとんど終わって、ツルバラが盛りを迎えました。雨が続いたせいか、花が傷んでしまい、ちょっと残念です。

 ツルバラの多くは、一季咲きと言って、春だけしか咲かないものが多いです。そのためか、枝を覆うほどたくさん花をつけます。

f:id:myuu-myuu:20170529131100j:plain↑ ↓ ピエール・ドゥ・ロンサール(フランスのバラ) 秋にも少し咲きます。

f:id:myuu-myuu:20170529131141j:plain

f:id:myuu-myuu:20170529131306j:plain↑ ↓ 群 星(グンセイ)日本のバラ

f:id:myuu-myuu:20170529131349j:plain

f:id:myuu-myuu:20170529131538j:plain↑ 群 舞 (グンマイ) 群星の色違い

f:id:myuu-myuu:20170529132107j:plain↑ ギスレーヌ・ドゥ・フェリゴンド(フランスのバラ)秋にも少し花をつけます。

f:id:myuu-myuu:20170529132215j:plain↑ 夢乙女(ユメオトメ) ↓ 珠玉(シュギョク)   どちらも日本のバラです。 

f:id:myuu-myuu:20170529132406j:plain秋にも花を付けます。霜が降りる頃まで花が咲いていることがあります。

f:id:myuu-myuu:20170529132600j:plain↑ ↓ ポールズ・ヒマラヤン・ムスク・ランブラー(イギリスのバラ

f:id:myuu-myuu:20170529132524j:plain

f:id:myuu-myuu:20170529132720j:plain↑ ↓ ヴィオレッタ(フランスのバラ

f:id:myuu-myuu:20170529132749j:plain

f:id:myuu-myuu:20170529133733j:plain↑ 花見川(ハナミガワ)日本のバラ      ↓ キング (産出国不明)

f:id:myuu-myuu:20170529134126j:plain↑ 私が嫁に来る前からあるバラです。太いシュートが枯れるとまた新しいシュートが出るという具合に、適当にシュート更新しているので、それほど手にあまるほどは大きくならないのがいいです。街中でよく見かけるツルバラです。

f:id:myuu-myuu:20170529135007j:plain↑ アルキミスト(ドイツのバラ)  このバラは、手に負えないほど大きくなってしまいました。

 ツルバラは自分で育ててみないと、どれだけ大きくなるかが分からないので、厄介です。ポールズ・ヒマラヤン・ムスク・ランブラーは、6メートル位になると本には書いてありますが、3メートル位になるという群星に負けてしまいました。ツルバラは庭によって合う合わないというのがあるようです。

七ツ洞公園の「秘密の花苑」へ行って来ました !!

 水戸市の郊外にある七ツ洞公園へ、小雨が降る中、花友と「秘密の花苑」の今盛りのイングリッシュローズを見に行って来ました。七ツ洞公園は、ナビに収録されていないので、たどり着くまで大変でした。

 やっとの思いで辿り着いて、車を駐車した場所(後で駐車場が何か所かあることが分かりましたが。)から一番近かったのが、「秘密の花苑」でした。駐車場からは森しか見えず、一体どこにバラ園などあるのだろうと思わせるところが、秘密の花苑の由縁なのですね。

 少し下ったところにレンガの塀に囲まれ、その周りをさらに木立に覆われた「秘密の花苑」がありました。

f:id:myuu-myuu:20170526084424j:plain↑ 入り口付近の白バラのパーゴラ  ↓ ハニーサックルのパーゴラ

f:id:myuu-myuu:20170526084502j:plainどちらのパーゴラもビクトリア調だそうです。

f:id:myuu-myuu:20170526084531j:plain

f:id:myuu-myuu:20170526084601j:plain

f:id:myuu-myuu:20170526084637j:plain

f:id:myuu-myuu:20170526084712j:plain

f:id:myuu-myuu:20170526084800j:plain

f:id:myuu-myuu:20170526084855j:plain この「秘密の花苑」のようにたくさんの草花を植えこんだ庭園様式を「コテージガーデン」といい、19世紀以降イギリスで流行したそうです。たくさんのイングリッシュローズとパートナープランツ(一緒に植えることでお互いを引き立てあう植物)が植栽されていましたが、残念なことに名札が付いていず、名前が分からないものばかりでした。比較的最近植えられたバラには、オースチン社のタグが付いているものもありましたが・・・。自分たちが好きで庭で育てているゴールデン・セレブレーション、コンテ・ド・シャンパーニュ、グレイスなどは分かっても、その他は分かりませんでした。ハマナスの交配種と思われるバラもあり、これもイングリッシュローズなのか、それともイングリッシュローズ以外のバラも植えられているのかどうかもよく分かりませんでした。ボランティアの手が入って、美しく整えられているだけに、名札が無いのがちょっと残念でした。

 その後は、水の流れにそって散策しながら、池やダム、いろいろなイギリス風の庭園施設(?)を見ました。              ↓ 整備されたばかりの木道

f:id:myuu-myuu:20170526085345j:plain左側の湿地帯には、ホタルが生息するそうです。

f:id:myuu-myuu:20170526085015j:plain↑ 井戸の廃墟(フォリー)ここから水が流れ落ちていくようになっているようです。

f:id:myuu-myuu:20170526085102j:plain↑ 絵になる風景(ピクチャレスク)理念を表すフォリー 

f:id:myuu-myuu:20170526085144j:plain↑ ダム(ダムD)                                   ↓ 璧泉

f:id:myuu-myuu:20170526085222j:plain

f:id:myuu-myuu:20170526095735j:plain↑ 池の脇に咲いていたヤマボウシ

 七ツ洞公園は、5つの池と5つのダム、そして緑豊かな森から構成されています。自然風景を庭園設計に取り入れるという18世紀のイギリス風景式庭園の手法を取り入れて、イギリスの会社の設計により造られたそうです。公園には、イギリスから輸入して設置されたという庭園施設があちこちに点在していて、水音を聞きながら散策すると、異次元の世界に迷い込んだようです。2012年公開の映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地に一部分使われたのも納得でした。そのロケ以来七ツ洞公園は名前が知られるようになったようです。

 七ツ洞という名前は、池のほとりに古墳時代の遺跡である「権現山横穴群」があり、この横穴が洞で7つ(5つ現存)あったとされ、それが由来だそうです。

 

 小雨が降ったり止んだりの中、傘をさしながらでしたが、公園を訪れる人が少なかったので、ゆっくりと散策することができました。「秘密の花苑」のイングリッシュローズは見ごたえがありました。香りもすばらしかったです。バラ好きの花友は、「七ツ同公園=秘密の花苑=イングリッシュローズ」と思っていたらしく、ダムや池、フォリーなどの庭園施設の存在に驚いていたようです。たどり着くまでの迷走も忘れて、満足してくれた様子にわたしもうれしくなりました。私自身も七ツ同公園は映画のロケに使われたらしい、バラがきれいな庭があるらしいという事ぐらいしか知らず、今回訪れるにあたって(何しろ運転手を務めなければなりませんから)、少し調べたりもしましたが、実際に訪れてみるとこんなすばらしい場所が近くにあることに今更ながら驚きました。景色が曇って見えたのが、ちょっと残念でした。写真も曇って撮れています。次の機会には、是非晴れた日に、しかも秋バラが咲くころに訪れてみたいと思いました。

ユズの花が咲きました !!

 「まつこの庭」には、ユズの木が12本あります。昨年は、不作の年でしたが、今年はどうやら豊作のようで、びっしりと花を付けています。

f:id:myuu-myuu:20170523133343j:plain↑ ↓ どちらもユズの花

f:id:myuu-myuu:20170523133407j:plain

 フクレミカン(福来ミカン)も少し遅れて花を開きました。どちらも5枚の白い花弁でよく似ていますが、フクレミカンの方が、花が少し小さく、花弁が反り返りません。

f:id:myuu-myuu:20170523133649j:plain↑ フクレミカンの花    

f:id:myuu-myuu:20170523134101j:plain↑ ↓ どちらもカキの花

f:id:myuu-myuu:20170523134528j:plain

葉と同じ緑色をしているので、花が咲いても目立ちません。4枚の緑色をしている部分はガクで、やがてカキのヘタになるところです。黄緑色の部分が花で、右側の花は開いていておしべやめしべが見えますが、左側の花はツボミです。

 柑橘類と柿は同じ時期に花が咲くのですね。

 今の時期、春先に花が咲いた花木には実が付いています。

f:id:myuu-myuu:20170523135024j:plain↑ サクランボ  赤くなったとたんに小鳥が、食べてしまいました。

f:id:myuu-myuu:20170523135210j:plain↑  ↓ ビックリグミ どういうわけか、実が形よく赤くなりません。

f:id:myuu-myuu:20170523135402j:plain

f:id:myuu-myuu:20170523135433j:plain↑ ジューンベリー     ↓ カリンの実

f:id:myuu-myuu:20170523135525j:plain

 

 今日咲き終わった花の処分をしていて、新しい発見がありました。

 春先、今年はどういうわけかカラスノエンドウが大量発生し、雑草退治で悩ませられたのですが、どうしてカラスノエンドウというのか、不思議に思っていました。マメ科植物で赤紫の花が咲き、やがて緑色をしたサヤができ、カラスの名前が付くような黒い色とは無縁のように思っていました。花の終わったナガミヒナゲシカモミールを抜いていた時に黒いものが目に入りました。

f:id:myuu-myuu:20170523140347j:plainカラスノエンドウの実だったのです。名前の由来はどうやらこの完熟した黒い実にあったようです。今までは、種がこぼれないうちにと思って、緑のサヤの段階で抜いていたように思います。今回は、あまりに大量だったために抜くのが遅れ、完熟してしまったようです。これを見て、カラスノエンドウの名前に納得しました。

 甲斐伸枝さんという絵本作家が描いた「雑草のくらし」という絵本(空き地の雑草の移り変わりについて5年間観察を続けたその記録です。)に、ちゃんとカラスノエンドウのことが描いてありました。

  「夏の初めのある晴れた朝、

   パチッと澄んだ音をひびかせて、真っ黒なサヤがはじけた。

   とたんに種子が三メートルも四メートルも飛び散って、地面に散らばる。」

と、真っ黒なサヤがはじけ、地面に飛び散る様子が、絵本の画面いっぱいに。

 食べられる実がなる木だと観察にも力が入りますが、雑草だと実がならないうちに抜かないと・・・と思い、雑草の実には目がいかないものです。雑草というものにも、命があり、暮らしがあるのですね。

 「雑草という草はないんです。どの草にも名前があるんです。」という昭和天皇の言葉が思い出されます。

「まつこの庭」にバラの季節がやって来た !!

 昨日、今日と真夏並みの暑さで、我が家のバラもビックリして、あわてて咲き出したようです。軒下の鉢バラがほとんどで、地植えのつるバラが見ごろを迎えるのは、あと少しかかりそうです。

 

<日本のバラ>

 下の4つのバラは、いずれも日本で作出されたバラです。万葉は30年ぐらい前に作出された古い品種ですが、あとの3つは比較的新しいバラです。最近は、日本の高温多湿の気候に合わせたバラがどんどん作られています。大きさも形も色も、日本人の好みにピッタリという感じです。「和バラ」とか「ロサ・オリエンタス」(東洋のバラ)などのブランド名がついています。

f:id:myuu-myuu:20170521133426j:plain↑ かおりかざり (カップ咲きからロゼット咲き、色もコーラルピンクからアプリコットピンクへと変化していくのが、なんとも言えず、いい色合いです。)                

f:id:myuu-myuu:20170521133455j:plain↑ いおり (茶を含んだベージュ色が何とも言えないニュアンスカラーです。)

f:id:myuu-myuu:20170521133538j:plain↑ ガブリエル(真ん中のかすかな紫色が季節によって濃さが違うのが魅力です。)                  ↓ 万葉(マンヨウ) 30年も前に作出されたバラとは思えないほどです。

f:id:myuu-myuu:20170521133750j:plain

<外国のバラ>

f:id:myuu-myuu:20170521134327j:plain↑ パシュミナ(ドイツのバラ)   ↓ ラ・パリジェンヌ(フランスのバラ)

f:id:myuu-myuu:20170521134720j:plain 

f:id:myuu-myuu:20170521135007j:plain↑ コンテ・デ・シャンパーニュイングリッシュローズ)咲き進むにつれて、微妙に色が変化していくのが魅力的です。朝と夕方で色が違うのです。  

f:id:myuu-myuu:20170521135454j:plain↑ グラミスキャッスル(イングリッシュローズ)咲き進むと白になります。

 

オールドローズ

f:id:myuu-myuu:20170521142522j:plain↑ バロン・ジロ・ドゥ・ラン(フランスのバラ)白の縁取りがあります。

f:id:myuu-myuu:20170521134832j:plain↑ フランシス・ディプリィ(フランスのバラ) 黒赤のバラです。

f:id:myuu-myuu:20170521142714j:plain↑ 紫玉(シギョク) 日本のオールドローズと言われています。19世紀後半、日本で実生から誕生したバラと言われています。明治時代、盛んに栽培されたそうです。

 

<原種バラ>

f:id:myuu-myuu:20170521143051j:plain↑ ロサ・キネンシス・アルバ(白長春とも言います。) 中国原産

f:id:myuu-myuu:20170521143314j:plain↑ ハトヤバラ(ピンクナニワイバラ)中国原産

f:id:myuu-myuu:20170521143604j:plain↑ サンショウバラ(富士・箱根に自生) 葉がサンショウの葉に似ています。

 

 バラのパートナープランツ(一緒に植えるとお互いに花の魅力を引き立てあう植物のこと)のジギタリスクレマチスなども咲き始めました。

f:id:myuu-myuu:20170521144051j:plain↑ ジギタリスアプリコット      ↓ クレマチス・ジョセフィーヌ

f:id:myuu-myuu:20170521144010j:plain

 

 これから6月の半ばごろまで、バラが次々に咲くので、とても楽しみです。パートナープランツのジギタリス、カンパニュラ、デルフィニウムクレマチスなどもバラと一緒に楽しめます。バラ園巡りも楽しみです。

 

群馬へバラを見に行って来ました !!

 群馬県前橋市にある敷島公園へバラを見に行って来ました。我が家から約150㎞、高速道路を使って車で2時間ちょっとのところにあります。連休中遠出を控えていたので、美術館もセットで出かけました。時折小雨がちらついて、ちょっと肌寒いお出かけでした。

 バラは半分ぐらいしか咲いていませんでした。全く咲いていないものもありましたが、今が見ごろというバラもあって、たくさんの人でにぎわっていました。

f:id:myuu-myuu:20170518134211j:plain↑ 入り口から見た様子   ↓ スーブニール・ドゥ・アンネフランク(フランス)

f:id:myuu-myuu:20170518134417j:plain

f:id:myuu-myuu:20170518134643j:plain↑ ジャストジョイ(イギリス)  ↓ マチルダ(フランス)

f:id:myuu-myuu:20170518134805j:plain

f:id:myuu-myuu:20170518134845j:plain↑ ヘンリーフォンダのスタンダード仕立て(アメリカ)

f:id:myuu-myuu:20170518135051j:plain↑ ポールノエル(フランス)  ↓ 希 望(日 本)

f:id:myuu-myuu:20170518135315j:plain

f:id:myuu-myuu:20170518135438j:plain↑ マグレディースイエロー(北アイルランド)   ↓ アルキミスト(ドイツ)

f:id:myuu-myuu:20170518135230j:plain

f:id:myuu-myuu:20170518135637j:plain↑ ニューウェーブ(日本)      ↓ アウグストルイーゼ(ドイツ)  

f:id:myuu-myuu:20170518135937j:plain

f:id:myuu-myuu:20170518141219j:plain↑ フェルシューレン(オランダ)このバラは、葉に斑が入っています。

 

 次の3つは、イングリッシュローズです。イギリスのオースチンという人がモダンローズとオールドローズとを交配して、生まれたバラです。

f:id:myuu-myuu:20170518140126j:plain↑ グラミスキャッスル(イギリス)   ↓ アブラハムダービー(イギリス) 

f:id:myuu-myuu:20170518140314j:plain

f:id:myuu-myuu:20170518140209j:plain↑ ジュードジオブスキュア(イギリス) 

 

 次の2つのバラは、オールドローズです。1867年に生まれたラ・フランスというバラの誕生を機に、それ以前のバラをオールドローズ、それ以後のバラをモダンローズと言っています。それまでバラは、春に1回しか咲かないのが普通でしたが、中国の四季咲のバラと交配することによって、大輪四季咲きのバラ(ハイブリットティローズ)が生まれたのです。その記念すべき第1号のバラがラ・フランスだったのです。     

f:id:myuu-myuu:20170518135801j:plain↑ ファンタンラトゥール(フランス)  ↓ ジプシーボーイ(ドイツ) 

f:id:myuu-myuu:20170518140836j:plain↓ ラ・フランス(フランス)

f:id:myuu-myuu:20170518143643j:plain

f:id:myuu-myuu:20170518141803j:plain↑ ソレイユドール(フランス)   ↓ ロサ・フェティダペルシャ原産)

f:id:myuu-myuu:20170518141922j:plainこのロサ・フェティダをもとに初めて黄色のバラ、ソレイユドールが作出され、現在の黄バラにつながっているそうです。

f:id:myuu-myuu:20170518142307j:plain↑ グリーンローズ(ロサ・キネンシス・ビリディフロラ)中国原産

 このバラ園はオールドローズや原種のコレクションが充実しているなあと思いました。オールドローズや原種の大好きな私には、とても魅力的なバラ園でした。

「まつこの庭」は、軒下や庭のつるバラなど、まだあまり咲いていません。まだナニワイバラが盛りなぐらいですから。「まつこの庭」は、今年はちょっとバラが遅れているようです。「まつこの庭に、バラの季節がやってきたなあ。」と実感できるのには、あとちょっとかかりそうです。 

 

竹林でギンリョウソウを見つけました !!

 竹林で竹の子を折っていた夫が、ギンリョウソウを見つけました。

f:id:myuu-myuu:20170516170447j:plainギンリョウソウは、漢字で「銀竜草」と書き、透明感のある白い色をしていて、ちょうど竜が頭をもたげたような形をしていて、高さは10㎝ぐらいです。植物でありながら、全く葉緑素を持たないので、光合成はしません。地下でベニタケの仲間の菌類に寄生し、養分を貰って生きているそうです。(そのような植物のことを腐生植物というそうです。)5、6月頃に地下から茎を伸ばし、一輪の花を付けます。頭のように見えるのが、花です。花の中は、青く目のように見えるのがめしべで、周りの黄色いのがおしべです。虫が媒介して受粉し、実ができるそうです。

f:id:myuu-myuu:20170516172040j:plain

我が家の竹林で初めてギンリョウソウを見たのは、10年ぐらい前です。3年ぐらい続けて同じ場所、同じ時期に見ることができたのですが、竹を大量に切ってからは、環境が変わってしまったせいか、見られなくなりました。それから2,3年して別の場所で見かけるようになりましたが、そこも大量に木を切った後は、見られなくなりました。今回、3年ぶりぐらいに、全く別の場所で見ることができました。

f:id:myuu-myuu:20170516170519j:plain

f:id:myuu-myuu:20170516170408j:plain3か所に分かれて、2本、3本、8本と茎が立っていました。その周辺を探してみましたが、他には見当たりませんでした。

 ギンリョウソウはシャクジョウソウ科の多年草で、腐生植物として最も有名だそうです。別名ユウレイタケとも言い、中国では水晶蘭(スイショウラン)と言うそうです。

 ギンリョウソウは日本全国に分布し、山地のやや湿り気のある場所に生育するそうです。日本の他に、千島列島、樺太朝鮮半島、中国、台湾、インドシナビルマ、ヒマラヤなどに広く自生しているようです。

 これから毎年見られることを期待しています。