5月は、春らしい春の日は数えるほどで、5月なのに夏日になる日が多く、季節はすっかり夏になってしまいました。「まつこの庭」は、今、つるバラが盛りで、サツキ、スモークツリー、クラウンベッチなどが庭を彩っています。
↑ ミニツルバラ(薄いピンクと白は夢乙女。咲き進むと白っぽくなります。濃いピンクは安曇野(アズミノ)。いずれも花径は、2㎝ぐらいです。)
↑ ツクシイバラ(九州と山口県に自生するノイバラの変種。花径は3,4㎝)
↑ ↓ スモークツリー(花が終わったあとが煙のように見えることから、けむりの木ともいいます。白やピンク、赤、紫などがあります。)
↑ これは、葉が銅葉で花は紫です。「まつこの庭」には、あと白があります。
↑ ネグントカエデ ↓ バイカウツギ
↑ ↓ サツキ(旧暦の5月ごろ、今の時期に咲くので、この名があるそうです。)
↓ カシワバアジサイ
↑ これは何の実だと思いますか? 葉を見るとヒイラギだということが分かります。12月頃咲く花も見落とすことが多いですが、実は見たことがありませんでした。初めてヒイラギに実がなっていることに気が付きました。大きさは1㎝ぐらいです。
↑ クロモジの実(実がなるのは、雌株だけです。花がぎっしりと咲いた株は、やはり雄株でした。)
↑ 白実ワイルドストロベリー ↓ 赤実ワイルドストロベリー
↑ クラウンベッチ(もともとはアメリカの牧草です。草笛の丘バラ園で下草として植えられているのを見て、「まつこの庭」にも植えてみました。生育旺盛で、バラの木を這い上がり、バラを覆いつくしそうで、ちょっと厄介です。雑草よけのグラウンドカバーに使うのには、これ以上のものはないかもしれません。何しろ花がレンゲソウみたいでとてもかわいいのです。庭のあちこちにピンクの塊ができています。花友は花姿を見て、喜んで貰っていく人と断る人と半々です。庭が広い人と狭い人の違いです。)
↑ オルヤラ(これもバラの下草に使われます。やはり生育旺盛で、こぼれ種でよく増えます。庭のあちこちに白い塊ができています。)
↑ オオバギボウシ(これは何と直径1.5メートルぐらいあります。)
↑ 斑入りギボウシ・寒河江(サガエ)これで直径1メートルぐらいです。葉がオオバギボウシより大きいです。他にも葉が小さいものや葉が黄色味がかっているもの、花が白いもの(普通は薄紫色)、花に香りの有るもの、茎が赤いものなどたくさんの種類があります。
↑ セキチクの花の蜜を吸っているカラスアゲハ
「まつこの庭」には、春から秋にかけて今まで8種類のアゲハチョウが来ていました。ナミアゲハ、キアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ジャコウアゲハ、アオスジアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハです。まだ、「まつこの庭」で今年見かけていないのは、ジャコウアゲハとモンキアゲハ、ナガサキアゲハです。ところが、最近白い紋のあるモンキアゲハでもナガサキアゲハでもないチョウを見かけたのです。図鑑で調べたところ、オナガアゲハらしいことが分かりました。オナガアゲハは、ほぼ日本全域に生息するアゲハのようですから、今までも来ていたのかもしれません。チョウは素早いので、なかなか写真に収められないぐらいなので、白い紋のある他のアゲハと区別していなかっただけなのかもしれません。これで「まつこの庭」には、9種類のアゲハがやってくることになります。
これからの季節、「まつこの庭」には、ユリやアジサイなどの花が咲きます。梅雨になると雑草との戦いもますます大変になります。