まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

温室の同居植物たち

 温室の主人公は、約500株のランたちですが、他にも結構いろいろな植物が同居しています。木立ベゴニア、セントポーリア、ホヤ、原種シクラメンなどです。冬の間は、臨時に夏の花木なども同居していて、温室の中はぎゅうぎゅう詰めです。

 今回は、ラン以外の温室の中で暮らす植物たちです。

f:id:myuu-myuu:20171216185347j:plain↑ ↓ 木立ベゴニア

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f:id:myuu-myuu:20171216185814j:plain↑ ↓ セントポーリア

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f:id:myuu-myuu:20171216185523j:plain↑ ↓ ストレプトカーパス

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f:id:myuu-myuu:20171216190517j:plain↑ ルクリア(和名 アッサムニオイザクラ) 普通に室内で育てられます。香りがありますが、私には香りがきつすぎます。

f:id:myuu-myuu:20171216185255j:plain↑ 雲南月光花ウンナンゲッコウカ) 和名はキバナアマ、学名はレインワルティラと言い、ウンナンゲッコウカは流通名だそうです。和名のキバナアマは「黄色の亜麻」という意味で亜麻の花(色は水色)に似ていることからそう呼ぶようです。中国南西からパキスタンが原産で、中国では春先に咲くので、「迎春柳」と呼ばれるそうです。日本の寒さには弱いので、冬の間室内で育てると3月頃に花を咲かせます。

 花友はこの花を持っていて、名前を尋ねられたのですが、私も見たことのない花でした。図鑑やネットで調べたのですが分からずにいたら、たまたま通販雑誌に載っているのを見つけ、名前が判明しました。お礼に挿し木苗を頂きました。温室に入れて置いたら、開花となったわけです。まだ15㎝ぐらいの苗なのに花が咲いて、花友も私もびっくりです。以前花友に見せて貰ったものより小さな花です。花友のところでは3月頃の開花のようです。f:id:myuu-myuu:20171216193221j:plain↑ 天井付近で咲くランタナ  ↓ 天上付近で咲くポインセチア

f:id:myuu-myuu:20171216193745j:plainランタナポインセチアも冬の寒さが苦手な植物です。どちらも温室の土に根を降ろしてしまい、ほおっておいたら、天井まで背を伸ばしました。思い切って切ったら、その分逆に伸びて、更に大きくなってしまいました。

f:id:myuu-myuu:20171216194741j:plain↑ 原種シクラメン・コーム・クリスマスリーフ  葉の模様がクリスマスツリーの形をしています。花はかなり濃い色です。これからコームがどんどん咲きます。

f:id:myuu-myuu:20171216194932j:plain↑ 夏越ししたシクラメン  つぼみが見えたものも、咲き始めたものもあります。

f:id:myuu-myuu:20171216195110j:plain↑ ↓ ホヤ(花期は夏から秋です。)

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f:id:myuu-myuu:20171216194655j:plain↑ サルオガセモドキ(学名 ウスネオイデス) 北アメリカ南西部からアルゼンチン中部に自生するそうです。パイナップル科の植物でエアープランツの一種です。葉というか茎というかそれだけで、根はありません。吸気中から水分を得て生きています。春先に本当に小さな緑色をした花を咲かせます。

 私の温室には、10個ぐらいぶら下がっています。この植物は、適度な風と温度と湿度を必要とするので、環境を知るバロメーターになるのです。ランに必要な適度な風と温度と湿度を測るのにちょうどよいのです。サルオガセモドキの生育が調子よければ、ランにも適度な環境が保持されているということの証明なのです。

 サルオガセモドキは現地では、電線などにぶら下がって大きくなると、電線を切ることもあるそうです。宅配便の詰め物などにも使われているというので、驚きです。

 

 冬の間はランたちが主人公です。とは言っても、ぎゅうぎゅう詰めの温室の中では、思い切り花を咲かせることができずにかわいそうな気がします。もう1棟温室を建てたらなどという人がいますが、今でも世話が十分にできずにいるのにとんでもないことです。冬の間に庭や温室をどうするのか、よおく考えることにしましょう。

 

 

 

玄関前のビオラとパンジー

 10月にチューリップと一緒に植えつけたビオラやパンジーが大きくなりました。

    植えつけた時は、5㎝ぐらいの本当に小さな苗でしたが、今では30㎝四方のプランターいっぱいになるほど大きくなりました。 

 鉢植えのビオラやパンジーが冬の玄関前を彩ってくれています。

 

f:id:myuu-myuu:20171213135139j:plain↑ ビオラ・クリーム   ↓ ビオラ・ブラックディライト

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f:id:myuu-myuu:20171213135407j:plain↑ ビオラ・ピーチジャンプアップ  ↓ ビオラ・ピンクアンティーク

f:id:myuu-myuu:20171213135620j:plainf:id:myuu-myuu:20171213135820j:plain↑ 玄関前に並べたチューリップとビオラプランター

 パンジーとビオラは、大きさで大別できるようです。花径3㎝以下をビオラ、それ以上をパンジーと言っているようです。ビオラとパンジーの交配種もあり、色や形も咲き方もバラエティーに富み、大きさの違いだけで、ビオラとパンジーの差はそれほどないようです。f:id:myuu-myuu:20171213140126j:plain↑ フリル咲きパンジー・絵になるスミレ  ↓ 八重咲きパンジー

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f:id:myuu-myuu:20171213140505j:plain↑ 2色咲きパンジー・虹色スミレの寄せ植え  ↓ 良く咲くスミレの寄せ植え

f:id:myuu-myuu:20171213140631j:plain良く咲くスミレは、ビオラとパンジーの交配種で、寒さに強く多花性のところをビオラから、花が大きいところをパンジーから、良いとこ取りをしています。同じような色に見えますが、3種類寄せ植えしたあります。青紫色がソーダ、白っぽい薄紫がライチ、ラベンダー色がソフトラベンダーです。

f:id:myuu-myuu:20171213143102j:plain↑ ビオラタイガーアイ     ↓ ウサギビオラ

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f:id:myuu-myuu:20171213143317j:plain↑ フリル咲きビオラ・ミルフル   ↓ アンティーク調ビオラ

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f:id:myuu-myuu:20171213143651j:plain↑ ビオラと葉ボタンのリース  ビオラはチューリップのプランターに植えこんだものと同じ大きさでしたが、リースの容器とプランターでは土の容量が違うので、成長も違ってしまいました。

f:id:myuu-myuu:20171213144147j:plain↑ 冬のハンギングバスケット(オレンジ色はキンギョソウ、後ろの黄色はカレンジュア、両脇の白い葉はシロタエギク、手前の紫色の小花はスイートアリッサム

f:id:myuu-myuu:20171213144550j:plain↑ チョコレートコスモス (寒さには弱いのですが、まだまだ花を咲かせ続けています。さすがに、そろそろしまい頃ですね。)

f:id:myuu-myuu:20171213144822j:plain↑ 寒咲き日本スイセン(年末に咲き始めるイメージがありましたが、今年は少し早く咲き始めたようです。)

 

 私はビオラが大好きです。小さな花がびっしりと咲き、寒さに強く、10月から翌春の5月頃まで、花の少ない時期に玄関を彩り、楽しませてくれるからです。以前は、ビオラは赤とか黄色とかの単色だったように思いますが、最近は2色咲きやアンティーク調の色、ニュアンスカラーなど、咲き方もフリル咲き、ウサギの耳形咲きなど、色や形、咲き方など豊富になってきて楽しみも増えてきています。変わった花、珍しい花大好きの私は、見るとすぐ欲しくなってしまいます。パンジーの八重咲きはありますが、ビオラの八重咲きはまだ見たことがありません。早く見たいものです。

 これからの時期は、どんどん寒さが厳しくなり、ビオラやパンジーにとっては過酷な季節ですが、寒さを乗り切って、花を咲かせ続けて欲しいです。

 

「まつこの庭」・冬のラン(1)

 12月なのに、季節は1か月先に行っているようで、毎日寒い日が続いています。

 それだけならまだいいのですが、例年よりずっと寒い冬になったら嫌だなあと思っています。年が大きくなると寒さがよくよく身に染みます。

 ランのシーズンが訪れました。カトレアが咲き、シンビジュームもつぼみが大きく膨らみ、温室の中をのぞくのが毎日の楽しみです。

<カトレアの仲間>

f:id:myuu-myuu:20171209134037j:plain↑ ポーラ     ↓ 黄色チョコレートドロップ

f:id:myuu-myuu:20171209134319j:plainチョコレートドロップは普通チョコレート色をしていますが、これは交配の過程で黄色になったものです。

f:id:myuu-myuu:20171209134532j:plain↑ マキシマ・コンカラー   ↓ ツタンカーメンf:id:myuu-myuu:20171209134917j:plain

f:id:myuu-myuu:20171209135034j:plain↑ ピュアイエロー      ↓ ロエブリング

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f:id:myuu-myuu:20171209135337j:plain↑ ジョージキング  (アプリコット色のカトレアは珍しいです。)

 ランの花弁は、6枚あるように見えますが、実は3枚はガクで、3枚が花弁なのです。このジョージキングを見ると良く分かりますが、後ろ側の細い花弁のように見える3枚がガクで、横に大きく張ったひらひらした2枚と下側に突き出した唇のような1枚が花弁なのです。ガクのことをセパル、横の2枚の花弁をペタル、唇のような花弁をリップ(唇弁)と言います。セパルとペタルは色や形が違っていることが多いですが、同じ色や形をしているものもあり、同じ色のものをコンカラーと言います。リップはセパルともペタルとも全く違った色や形をしています。

 

コチョウラン

f:id:myuu-myuu:20171209135620j:plain↑ ミディコチョウラン・パプリカ        ↓ ビッグリップピーチ

f:id:myuu-myuu:20171209135942j:plain大輪のコチョウランで、薄いピンク色で濃いピンクのスジ模様が入っていますが、何より目を引くのが、リップ(唇弁)です。パプリカで言うと濃いピンク色をした花弁の部分ですが、名前の通り大きなリップでしかもリップそのものがコチョウランのような形をしているのがとても珍しいです。

オンシジューム

f:id:myuu-myuu:20171209140629j:plainこのオンシジュームは、例年秋に咲くのですが、今年は少し遅れたようです。甘い香りがします。

 

 「まつこの庭」には、ラン用の温室が2棟あります。3坪ほどの広さの温室はもう25年ぐらい経っていますが、シンビジュームやデンドロビューム専用で、温度設定を12℃にしています。もう一つの温室は6坪ほどの広さで、10年ぐらい経っていますが、カトレアやコチョウラン専用で、15℃設定にしています。一足早くやってきた厳しい寒さは、温室にも影響して、例年より灯油の消費が早く、大きい方の温室は灯油の様子を気にしていたのに、小さい方の温室が灯油切れをしているのに気づきませんでした。温度の設定が低いので油断していたのです。たくさんつぼみをもったシンビジュームを氷点下の気温にさらしてしまい、かわいそうなことをしてしまいました。開花に影響するかどうか、今のところは分かりません。無事に咲いてくれることを祈るだけです。

 

 

「まつこの庭」のクリスマス

 12月に入ったので、玄関前のキャンバスプランターの植物の入れ替えをしました。クリスマスバージョンです。

f:id:myuu-myuu:20171205173806j:plain上にクリスマスのオーナメントをのせて、足元はビオラの寄せ植えとスキミア

f:id:myuu-myuu:20171205173921j:plain左側からコニファー、プリンセチア(ピンクのポインセチア)、シクラメン・スーパーメレンゲ(フリル咲き)、銅葉キンギョソウ、植木鉢を隠すのに足元は左からヘデラ、ワイヤープランツ、プミラです。

f:id:myuu-myuu:20171205173955j:plainサンタとトナカイのオーナメントの籠に乗せたのは、赤いポインセチア

f:id:myuu-myuu:20171205174709j:plainキャンバスの足下に置いた4色ビオラの寄せ植え

 

 玄関の外だけでなく、玄関の中にもクリスマスのアレンジメントを飾りました。

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 昨日、花友のグループ6人でアレンジメントの教室に参加しました。花材は、ベースがヒバの葉で、赤いバラ、赤い実はヒペリカム松ぼっくりなどです。白い花やピンクの実のようなものの名前は、先生も分からないとのことでした。真ん中のキャンドルも赤の他にシルバーやゴールドなどがありました。同じ材料を使ったのですが、「それぞれに個性(?)が出て、みんな少しずつ違ってみんなよくできました。」と先生からお褒めの言葉を頂きました。みんな大満足でした。

f:id:myuu-myuu:20171205174944j:plain↑ 上から見たところ          ↓ 斜めから見たところ

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 庭では、クリスマスの時期に咲くので、クリスマスローズと名付けられたノイガー(ニゲル)も咲き始めました。本来クリスマスローズと言うと、このノイガーを指します。

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f:id:myuu-myuu:20171205180437j:plain↑ 11月から咲いているクリスマスローズ(ピンクセミダブル咲き)

 

 クリスマスまでまだちょっと間があります。アレンジメントの先生に「くれぐれもクリスマスまで枯らさないように気をつけてね。」と何度も言われました。オアシスの水切れに注意です。キャンバスプランターポインセチアシクラメンは、寒さに弱いので、夜は玄関の中に取り込みます。

 イルミネーションなどの飾り付けはしませんが、ささやかな私のクリスマスの飾り付けで楽しんでいます。

初冬の「まつこの庭」

 12月に入りました。12月前半は例年より寒いという天気予報通り、日中でも気温が10℃を下回るほどの寒さで、12月がスタートしました。

 「まつこの庭」はまだいくらか秋の名残があります。日向の木々の紅葉は終わりましたが、日陰の木々は紅葉した葉を残しています。木の実も小鳥が食べずにまだ残っています。赤や黄色の葉や実が、霜枯れた庭に彩を添えています。

f:id:myuu-myuu:20171202173107j:plain↑ モミジの紅葉     ↓ クロモジの黄葉

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f:id:myuu-myuu:20171202173536j:plain↑ スモークツリーの紅葉

f:id:myuu-myuu:20171202173714j:plain↑ ピラカンサの実    ↓ ローヤ柿(姫ガキ、豆ガキとも言います。)

f:id:myuu-myuu:20171202173915j:plain10年近く前に「趣味の園芸」のプレゼント企画でローヤ柿の種が当たり、蒔いて育てたものです。10本ぐらい芽が出て育ったのですが、実がなるのはこの木だけです。あと3本ぐらいは花が咲くのですが、実はなりません。雌雄異株なのかと思っていたのですが、普通の柿と変わらず、1本の株に雄花と雌花が咲くそうです。ただ株によって、雌花の多い実がつきやすい株と雄花の多い実がつきにくい株があるそうなのです。盆栽の世界では、実のつきにくい株を雄木と言っているそうです。普通の柿の木があれば、受粉は可能だそうです。

f:id:myuu-myuu:20171202174812j:plain↑ センリョウ(千両)   ↓ マンリョウ(万両)

f:id:myuu-myuu:20171202174943j:plainセンリョウもマンリョウも赤い実をつけて、よく似ていますが、センリョウは上向きに、マンリョウは下向きに実をつけるので、区別がつきます。マンリョウは昔から「まつこの庭」にありましたが、センリョウはありませんでした。花友が今年センリョウの挿し木苗を持ってきてくれましたが、まだ実をつけるまでには育っていません。実をつけたセンリョウは小鳥が運んできたプレゼントで、今年初めて実をつけました。実をつけるまで存在に気づきませんでした。

f:id:myuu-myuu:20171202174643j:plain↑ ナンテンの実(難を転ずるという意味で縁起のよい植物と言われています。)

 冬に外で咲く花は限られてしまいます。「まつこの庭」では、ヤツデ、ヒイラギ、ワビスケツバキが咲いています。

f:id:myuu-myuu:20171202185151j:plain↑ ヤツデ     ↓ ヒイラギ

f:id:myuu-myuu:20171202185241j:plainヒイラギは雌雄異株なので、花はめったに見られないようです。キンモクセイの仲間なので花は似ていますが、香りはあってもキンモクセイほど香りません。

f:id:myuu-myuu:20171202185508j:plain↑ ワビスケツバキ

 冬の花というと真っ先に上がるのが、ヤツデですが、この植物は不思議な植物です。

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 ヤツデの名前の由来を、私は葉が8つに掌状に分かれているから「八つ手」と思っていました。実際には葉が偶数に分かれることはなく、7、9、11と奇数に分かれ、8つに分かれているものはなく、ほとんどの葉が9つだという事を知りました。確かめてみたらその通りでした。それでは、なぜヤツデかというと8という数字は「たくさん」という意味でつかっていて、「八百万の神」とか「八重咲き」という時の八の意味と同じなんだそうです。また、天狗の団扇という別名があるほどですから、大きな団扇で魔物を追い払う力があると信じられ、縁起をかついで8という数字を使ったとも言われています。

 もうひとつヤツデには不思議なことがあります。ヤツデは1本の株に両性花(1つの花の中におしべとめしべがある花のこと)と雄花(おしべだけの花)を咲かせると信じられていたそうなのです。上のヤツデの写真を見ると、上の方はつぼみで下の方が花が咲いているようにみえますが、実際はヤツデは上の房から下の房へと花が咲き進むそうです。写真のつぼみに見えたものは、花弁とおしべが咲き終わって落ちてしまい、めしべだけのものなのです。ヤツデは自家受粉をしないのだそうです。先におしべが成熟し、他の花のめしべに花粉を提供し、花弁とおしべが脱落するとめしべが成熟し、他の花のおしべから花粉をもらうという仕組みになっているのだそうです。一番下の花は、めしべが成熟する頃にはもうおしべが無いので受粉が出来ず実を結ぶことはないわけです。それで雄花と思われたのですね。

 植物は美しいだけでなく(奇抜な形や色をした花もありますが)、いろいろな仕組みをもっていたり、いわれがあったり、本当におもしろいなあと思います。何気なく見ていたり、思い込みだったりしたことにはっと気づかされたり、新しい発見があったりした時はうれしいですね。

 

 

 

「まつこの庭」・秋のラン

 11月もあと少しで終わりです。長期天気予報通り、朝晩は12月並みの冷え込みがありましたが、日中は小春日和が多かったように思います。

 11月最後は、10月、11月に「まつこの庭」で咲いたランです。

f:id:myuu-myuu:20171128150244j:plain↑ カトレア・パープラタ    ↓ カトレア・シルキーリュウリュウ

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f:id:myuu-myuu:20171128150706j:plain↑ カトレア・マキシマ・コンカラー    ↓ バンダ・プリンセスミカドブルー

f:id:myuu-myuu:20171128152930j:plain今年は5月と8月に咲いて、今回で3回目の開花です。

f:id:myuu-myuu:20171128151136j:plain↑ カトレア(名前不詳)   ↓ カトレア・オクトーバーファンタジー

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f:id:myuu-myuu:20171128152238j:plain↑ カトレア・リグリィマリス   ↓ バルボフィラム・ロスチャイルドナム

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↑ カトレア・ポーシャカニザロ   ↓ カトレア・フルディレンシス

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f:id:myuu-myuu:20171128154731j:plain↑ ミディコチョウラン(赤スポット)   

f:id:myuu-myuu:20171128155246j:plain↑ ↓ ホヤ・レツーサ

f:id:myuu-myuu:20171128155425j:plainホヤ・レツーサは、多肉植物のような細い糸のような葉をもち、1メートルぐらいの長いツルを枝垂れさせて、花径1㎝位の小さな白い花を咲かせます。サクラランとわれるホヤは、6月~8月ごろに小さな花が集まって球形に咲きます。このホヤは秋咲きらしく、今頃の時期に花が1個1個独立して咲きます。甘い香りがあるのは同じです。10月から11月にかけて、約1か月ぐらいの間、次々に花を咲かせ続けました。

 

 定期的に1か月に1度ぐらいずつ「まつこの庭」を見に訪れるおじさんがいますが、「いよいよ花も終わりだねえ。」と寂しくなった庭を見ながら言いました。「でもこれからは、いよいよランの季節だねえ。」とも言いました。「まつこの庭」を訪れるようになってもう2、3年になるおじさんは、どの季節にどんな花が咲くか大体分かったようです。

 温室の中では、カトレアやシンビジュームなどのランたちが、たくさんつぼみをつけて出番を待っています。

 

 

晩秋の「まつこの庭」

 冬将軍が駆け足でやってきました。まだ11月だというのに、天気予報では、12月を通り越して年末・年始の寒さだとか1月下旬の気候だとか連日言っていますが、朝晩が特に寒いですね。氷も何回もはりました。季節は1か月先を進んでいるようです。

「まつこの庭」は晩秋というより、もう初冬の庭ですね。

f:id:myuu-myuu:20171125131942j:plain↑ ↓ 大豊作のユズ

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f:id:myuu-myuu:20171125132128j:plain↑ 不作の福来(フクレ)ミカン

 実ものは豊作、不作が1年おきと言われますが、去年は不作の年でした。ユズは不作でしたが、フクレミカンは大豊作でした。したがって、今年はユズは豊作、フクレミカンは不作と言うわけです。フクレミカンは七味唐辛子に入れると味がよいというので、たくさんの人にあげました。枝ごと折ってあげるほどでしたが、今年は数えるほどしか実がなりませんでした。

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↑ カラスウリの実     ↓ ツルウメモドキの実

f:id:myuu-myuu:20171125133005j:plainカラスウリもツルウメモドキも、「まつこの庭」では所かまわず芽を出して、爆発的に増えます。夏の間は手こずらされますが、秋になるとかわいい実をつけて楽しませてくれます。リースを作るのに欲しいと言って、持ち帰る花友もいます。

f:id:myuu-myuu:20171125133619j:plain↑ ドウダンツツジの紅葉   ↓ マンサクの黄葉

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f:id:myuu-myuu:20171125133815j:plain↑ ↓ キク

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f:id:myuu-myuu:20171125133938j:plain↑ キク                   ↓ ウインターコスモス

f:id:myuu-myuu:20171125134016j:plainこのウインターコスモスは、つるバラのアイスバーグを這い上って1.5メートル位の高さで花を咲かせています。鮮やかな黄色の花が目を引きます。

f:id:myuu-myuu:20171125134407j:plain↑ ブルークローバー    ↓ ヒメツルソバ

f:id:myuu-myuu:20171125134520j:plainバラの木の下の陽だまりで咲くかわいい花たちも、あと2、3回寒さがやってくると枯れてしまうでしょうね。

f:id:myuu-myuu:20171125134806j:plain↑ パイナップルセージ   ↓ 季節外れに咲くタカサゴユリ

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 もうすぐ12月、霜枯れの「まつこの庭」は寂しくなりました。これからの季節は、枯れた草花の処分やつるバラの剪定や誘引などで忙しくなります。庭仕事に休みはないのです。むしろこの時期は、あとからあとから出てくる雑草に追いかけられるという心配はないので、気長に仕事ができるというメリットがあります。

 そして何よりこれからの時期は、ランやクリスマスローズの開花シーズンなので、楽しみの方が多いくらいです。庭は寂しくても、軒下や温室の中は賑やかになります。