まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

初夏の「まつこの庭」(1)

 今日は雨風が強く、メイストーム(5月の嵐)というそうです。

 白とブルーの庭だった「まつこの庭」は 、オーニソガラムやシラーカンパニュラータやアジュガが終わり、5月に入り別の表情を見せています。オーニソガラムの白からキャットミントやシャスターディジー、オルヤラが主役の白い庭になりました。

f:id:myuu-myuu:20180503093033j:plain手前がキャットミント、奥がシャスターディジー、その間にコンフリーです。

f:id:myuu-myuu:20180503093355j:plain↑ キャットミント   ↓ シャスターディジー

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f:id:myuu-myuu:20180503093807j:plain↑ コンフリー   ↓ キャットミント(手前)とオルラヤ(奥)

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f:id:myuu-myuu:20180503094103j:plain↑ オルラヤ(バラのパートナープランツとして使われることが多いです。)

 玄関前のビオラとチューリップのプランターもチューリップが終わり、ビオラがまだまだ元気です。10月からすでに7か月もの間咲き続けているご長寿植物(?)です。玄関前の模様替えもあとちょっとの間、待てそうです。

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f:id:myuu-myuu:20180503094614j:plain真ん中の黄緑の葉は、ルプス・サンシャインスプレンダーです。

f:id:myuu-myuu:20180503094651j:plain↑ キンギョソウ(黄色の花)とネメシア(白い花)とビオラ(右側の花)

f:id:myuu-myuu:20180503094918j:plain↑ フクシア中心のキャンパスプランター小さなイスの上の花は左がマーガレットとフクシア、右がミニローズ・モカです。

f:id:myuu-myuu:20180503095838j:plain↑ 満開のナニワイバラ  ↓ 満開のクレマチス・ジョセフィーヌ

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 シラーカンパニュラータやアジュガのブルーの花に代わって、

f:id:myuu-myuu:20180503100228j:plain↑ シラー・ペルビアナ  ↓ ダッチアイリス  などが咲いています。

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 そして庭のあちこちに点在して、オレンジ色の塊を作ったり、白い花に彩りを添えているのが、ナガミヒナゲシです。

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 ナガミヒナゲシは、ケシ科の一年草で、地中海沿岸原産で、ヨーロッパ、南北アメリカオセアニア北アフリカ西アジア、日本などに広く分布しています。花色はオレンジと赤です。私の庭ではピンク色っぽい花も咲きます。和名のナガミヒナゲシは漢字で長実雛芥子(長実雛罌粟)と書くように、果実は細長く、和名はこの実の形から付けられています。1つの実の中に約1500個の種子が入っていると言われ、1株の茎に多いものだと約100個の実を付けるそうですから、約15万粒の種子を持っていることになり、その繁殖力の強さが想像できます。

 日本には、輸入穀物に紛れて入って来たと推測されていて、ナガミヒナゲシが最初に確認されたのは1961年に東京だったそうですが、2007年には全国で繁殖が確認されたそうです。余りにも細かい種なので、自動車のタイヤなどに付着して全国に広がったのではないかという学者もいます。帰化植物として全国に自生していますが、目にするようになったのは、ここ10年ぐらいで、歴史はまだ新しい植物なのですね。

 夏目漱石の小説に「虞美人草」というのがありますが、虞美人草というのはヒナゲシのことだそうです。中国の武将項羽の愛人「虞」が葬られたお墓に咲いた真っ赤な花を「虞美人草」と名付けたという由来があるそうです。(ちなみに漱石の小説の内容は、虞その人の話ではありません。)「コクリコ坂から」という映画がありますが、このコクリコというのは、フランス語でヒナゲシを意味するそうです。

 ナガミヒナゲシは、他のケシと違って麻薬性もなく、まだ危険外来種として特定外来物には指定されていないようですが、繁殖力が強いので、注意が必要と呼びかけている都道府県もあるようです。私の庭では、去年より少なくなったような気がします。

 

 

バラとクレマチスが咲き始めました !!

 例年より少し早くバラとクレマチスが咲き始めました。「まつこの庭」はすっかり春から初夏へと季節が移り変わりました。

 今年の冬はことのほか寒かったせいか、たくさんバラが枯れました。この辺りの土がバラには合わないという人もいて、そのせいかもしれません。

 「まつこの庭」で一番早く咲いたのは、オールドローズのオールドブラッシュです。

f:id:myuu-myuu:20180430182007j:plain中国のバラで、四季咲き性が強いことから、中国では「月季花」とか「長春花」と呼ばれています。四季咲き性の現代バラの作出に大きな役割を果たしたバラとして有名です。日本でも古くから栽培され、古い民家の庭先に何気なく咲いていることがあるそうです。早咲きで、例年ゴールデンウイーク頃に咲きます。

f:id:myuu-myuu:20180430181937j:plain↑ オールドローズ・ソレイユドール(フランス語で黄金の太陽の意)世界で初めて作出された園芸種の黄花のバラで、歴史的に貴重なバラです。病気に弱いのが欠点です。

 今、「まつこの庭」で一番盛りのバラはナニワイバラです。中国原産の原種で、やはり早咲きです。和名のナニワイバラの由来は、江戸時代に大阪の商人によってもたらされたからと言われています。

f:id:myuu-myuu:20180430184444j:plainナニワイバラの交配種にハトヤバラ(ピンクナニワイバラ)があります。

f:id:myuu-myuu:20180430184729j:plain↑ ハトヤバラ

f:id:myuu-myuu:20180430185824j:plain↑ デンティベス(イギリスのバラ) ↓ かおりかざり(日本のバラ)

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f:id:myuu-myuu:20180430184908j:plain↑ ミニバラ・モカ(つぼみはオレンジ色ですが、開花すると黄土色をしていて、時間が経つとピンク色がかってきます。秋の色は本当に茶色でモカという名がぴったりです。色が何とも言えず、大好きなバラです。)

 

 バラのベストパートナープランツと言われるクレマチスも咲き始めました。

f:id:myuu-myuu:20180430185330j:plain↑ レベッカ   ↓ 名前不明

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f:id:myuu-myuu:20180430185520j:plain↑ ↓ ジョセフィーヌ(同じ株なのに咲き方が2種類あります。)

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f:id:myuu-myuu:20180430190103j:plain↑ 雪の粧    ↓ サマリタンジョー

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f:id:myuu-myuu:20180430190309j:plain↑ 篭口(ロウグチ)  ↓ 藤のかほり

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 例年より早くバラの季節に入りました。まだ咲きはじめなので、これからどんどん咲きます。バラのパートナープランツと言われるクレマチスだけでなく、ジギタリスやデルフィニューム、カンパニュラなども咲き始めます。楽しみがいっぱいです。

 バラの花を求めてバラ園に出かける楽しみもあります。今年はどこまで出かけましょうか。考え中です。

福神草の植え替え

 去年の11月に温室に入れて冬越しした福神草を、発泡スチロールの箱や植木鉢から出してみました。去年は5月の連休が終わってから植え替えをしましたが、今年は連日初夏のような天気が続いているので、10日早く植え替えをすることにしました。去年の春は、深さ1メートルの穴から掘りだすのが大変でしたが、温室の中で冬越し出来ることが分かったので、今年は作業が楽のはずでした。

f:id:myuu-myuu:20180428185001j:plain↑ 11月に取り込んだ時の様子   ↓ 4月の様子(茎が枯れてしまいました。)

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f:id:myuu-myuu:20180428185235j:plain↑ 土の中から出した球根の様子(茎のついていたところはくぼんでいますが、腐ってはいません。丸くふくらんだ部分が球根で新しい芽が出てくるところです。

f:id:myuu-myuu:20180428185031j:plain↑ 11月の鉢植えの様子  ↓ 4月の様子(茎は2本になってしまいました。)

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f:id:myuu-myuu:20180428185940j:plain茎の節の所から新しい芽が出て、かなり大きくなっています。これを切り取って土や水に挿しておくと、根が出てきて挿し木苗ができます。去年この方法で福神草をたくさん増やしました。

f:id:myuu-myuu:20180428185052j:plain↑ 11月に取り込んだ子苗の鉢(挿し木で増やしたものです。) 

f:id:myuu-myuu:20180428190218j:plain↑ ↓ 4月の様子(葉が元気なものと枯れてなくなってしまったものとあります。) 

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f:id:myuu-myuu:20180428190605j:plain土の中から出してみたら、小さいけれど腐らずに球根が残っていました。

 小さい球根は、大きくなることを想定してそのまま2回り大きい鉢に植え替えました。10鉢できました。芽が3つぐらいの中ぐらいの大きさの球根も、そのまま2回り大きい鉢に植え替えました。これも10鉢できました。

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 大変なのは、大きい球根です。芽が2つか3つあるように切り分けます。手で割れるものもありましたが、割れないものは鎌を使って切り分けました。大きい球根が入っている発泡スチロールの箱が4箱あったので、自分でもうんざりするほどのたくさんの植え株(球根)が出来ました。

f:id:myuu-myuu:20180428191912j:plain  大きい球根の半分は地植えにするつもりで、あと半分は譲る約束をした人への仮り植えをしようと思います。

 福神草を譲ってもらったおじさんに教えてもらったように、地植えは1株当たり、50㎝四方の地面をよく耕し、スコップ1杯の有機肥料(鶏糞や牛糞など)と1握りの化成肥料をよく混ぜます。平らにした土の上に芽の位置をよく確認して球根を置いて、

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土を山形にかけ、水をたっぷりかけます。

f:id:myuu-myuu:20180428192957j:plain植えつけてから約1か月ぐらいで芽が出て来ます。花が咲くのは、それから更に2カ月ぐらい経ってからで、7月の半ばから終わりごろになると思います。

 穴から出さなくても済むので楽だと思っていましたが、量が去年の比ではないので、とんでもなかったです。というのは去年は穴が1つとプランター1つでしたが、今年は地植えにしたもの4株の発泡スチロール4箱の他に大きなプランター1つと子苗20鉢ぐらいを温室に取り込んでいたのです。今日は、温室から出すのと子苗の球根を植え替えるだけでくたびれてしまい、地植えは2株しかできませんでした。残りは明日です。

 

 

「まつこの庭」・春のラン(3)

 久しぶりの雨は、植物にとっては恵みの雨となりましたが、オーニソガラムの一部が雨で倒れてしまいました。一面の白が少し崩れてしまい、ちょっとがっかりです。

 今回は、4月に「まつこの庭」で咲いたランです。

<原種カトレア>

f:id:myuu-myuu:20180426131657j:plain↑ インターメディア・オルラッタ   ↓ インターメディア・イロラータ

f:id:myuu-myuu:20180426131941j:plainインターメディアは、ブラジル大西洋側にある海岸山脈に自生しています。日本では春の代表的なカトレアですが、現地では秋に開花するそうです。

f:id:myuu-myuu:20180426132454j:plain↑ スキンネリー   ↓ スキンネリー・セルレッセンス

f:id:myuu-myuu:20180426132623j:plainスキンネリーは、標高1200mぐらいのメキシコ、グアテマラ、ホンジェラス、ニカラグアコスタリカなど中米の湿度の高い山地に自生しています。日本では、インターメディアより少し遅れて、初夏に咲きます。今年は少し早く開花したようです。

<デンドロビューム>

f:id:myuu-myuu:20180426133425j:plain↑ アグレガタム・ジェンキンジー  ↓ ピエラルディ

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f:id:myuu-myuu:20180426133651j:plain↑ 名前不明         

f:id:myuu-myuu:20180426133811j:plain↑ ファーメリー   ↓ ブロンカルティエ・紅ボタン

f:id:myuu-myuu:20180426133918j:plainファーメリーもブロンカルティエもたくさんの花が房になって下がって咲きます。

<香りの有るラン>

f:id:myuu-myuu:20180426135157j:plain↑ リカステ・アロマティカ  ニッキの香りがします。

f:id:myuu-myuu:20180426135408j:plain↑ エンシクリア・コルディゲラ  甘い濃厚な香りで、温室中に香ります。

<その他のラン>

f:id:myuu-myuu:20180426134234j:plain↑ エピデンドラム  ↓ エピデンドラム・シェードエピデンドラム

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f:id:myuu-myuu:20180426135011j:plain↑ バルボフィラム

 今年は季節が半月位先を進んでいるようで、初夏咲きのランも咲いてしまったものがあります。温室の中は外気にそれほど影響されないはずですが、それでもやはり温室の中の植物たちも調子が狂ってしまったようです。

 私の大好きな、初夏の代表的なカトレア・パープラータが咲くのが楽しみです。

 

あしかがフラワーパークへフジの花を見に !!

 我が家のフジが咲いたので、あしかがフラワーパークのフジも見ごろを迎えたに違いないと思い、出かけました。平日でも混雑が予想されるので、7時の開園に合わせて5時に家を出発しました。30分前に到着しました。幸い車は正門ゲート近くに駐車できたのですが、すでにチケット売り場前には長い行列ができていました。前後に並んでいた人たちは、次にひたち海浜公園ネモフィラを見に行くと言っていました。私には、フジとネモフィラを一日で見るというのが、考えられませんでした。しかし、時間的には可能なのですね。

 ゲートが開くと、桜色のペチュニアのウエルカムフラワーがお出迎えです。

f:id:myuu-myuu:20180424175825j:plain一番開花の早いうす紅のフジは盛りを過ぎて、散り始めていました。

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f:id:myuu-myuu:20180424180216j:plainうす紅のフジ棚の下は、休憩所になっていました。

 樹齢150年、畳600畳という2本の大藤は真っ盛りで、圧倒されました。

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f:id:myuu-myuu:20180424181028j:plain株元もフジつるがこんなに太くなるものなの?というほどでした。

 我が家にもある八重黒龍コクリュウ)です。やはり樹齢150年、畳500畳の広さだとか。下から見上げるとブドウのようでした。

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 花房が最長で1.8メートルにもなるという大長フジです。

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 長さ80メートルにも及ぶ白フジのトンネルです。白フジはまだ開花が始まったばかりでした。

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 うす紅橋です。

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 白フジの滝です。スクリーンいっぱいに育っていないので、寂しい感じです。

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 池の水面に映った逆さフジ(?)

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 あちこちにきばなフジ(キングサリ)のトンネルがありましたが、ほんの一部しか咲いていませんでした。見ごろはまだ先のようです。

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 大きなフジだけでなく、小さく(大フジに比べて)仕立てられたフジもあちこちに点在していました。

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 あしかがフラワーパークは、今の時期フジだけでなく、ツツジシャクナゲ、ハンカチノキ、マロニエなども花盛りでした。

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f:id:myuu-myuu:20180424195631j:plain↑ ↓ シャクナゲ

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f:id:myuu-myuu:20180424200215j:plain↑ ↓ ハンカチノキ

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f:id:myuu-myuu:20180424200441j:plain↑ ↓ マロニエ

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 バラ園もあります。クレマチスもあちこちに大株が植えられています。時期が早く、バラもクレマチスもほとんど咲いていませんでした。

f:id:myuu-myuu:20180424200636j:plain↑ バラ・マダム・アレフレッド・キャリエール       ↓ クレマチス

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 草花花壇も手入れが行き届いていて、素晴らしかったです。

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 フジが見事なのはもちろんですが、ツツジシャクナゲ、ハンカチノキ、マロニエも花の盛りで、一番いい時期に訪れたと感じました。あしかがフラワーパークは、花の見ごろによって入園料が変動するシステムになっているようでしたが、今が見ごろで入園料も最高で、1800円でした。園内の花はどれも手入れが行き届いていて、今が盛りの最高の花が見られて、しかもゆっくりと花を眺められる休憩所もあちこちに設置されていて、料金以上に楽しめたと思いました。

 バラの季節にもう一度訪れてみたいと思いました。

 

 

 

 

白とブルーの初夏の「まつこの庭」

 連日夏日で、所によっては真夏日とか。今日などは私の家の軒下で30℃を記録してビックリです。まだ4月だというのに、初夏というより真夏のような陽気ですね。

 今「まつこの庭」は、一面白とブルーの花で埋め尽くされています。

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f:id:myuu-myuu:20180422123827j:plain白い花の正体は、

f:id:myuu-myuu:20180422123948j:plain球根植物のオーニソガラム・ウンベラタムです。オーニソガラムはユリ科の植物で、ヨーロッパ、アジア、南アフリカに約150種もあるそうです。ウンベラタムは耐寒性が強く、繁殖力も旺盛で、「まつこの庭」がよほど気に入ったらしく、庭中に広がって増えてしまいました。この花は太陽が出ている間しか花を開かないので、晴天の日の9時頃から夕方4時ごろまでしか見られません。しかも1週間ぐらいで花が終わってしまいます。この一面の白い花は、天候や時間、期間限定なのです。例年なら5月の連休ごろに見ごろなのですが、今年は半月位早く見ごろを迎えてしまいました。

 ブルーの花の正体は、f:id:myuu-myuu:20180422125336j:plainシラー・カンパニュラータです。ヒアシンソイデスとも言い、スパニッシュ・ブルーベルとイングリッシュ・ブルーベルの2種類があり、今の時期咲いているのは、スパニッシュ・ブルーベルのようです。ピンク色と白もありますが、ブルーほど耐寒性、繁殖力が強くなく、増えてはくれません。私の庭にもイングリッシュ・ブルーベルがありますが、ムスカリと同じ頃に咲き、ヒアシンスによく似ています。

 白い花の咲く植物は、他にもイチリンソウ、ニリンソウ、シャスターディジー、カモミールなどが群生しています。

f:id:myuu-myuu:20180422132612j:plain↑ イチリンソウ    ↓ ニリンソウ

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f:id:myuu-myuu:20180422132801j:plain↑ シャスターディジー(大きい花)とオーニソガラム     ↓ カモミール

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f:id:myuu-myuu:20180422133011j:plain↑ 白花ホザキマンサク  ↓ ドウダンツツジ

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f:id:myuu-myuu:20180422133253j:plain↑ シャガ(花色は薄紫ですが、シャガの群生は遠目には白っぽく見えます。)

 ブルー系の花は、他にはムラサキハナナ、アジュガツルニチニチソウワスレナグサなどがあります。ライラックやフジなども咲いています。

f:id:myuu-myuu:20180422133742j:plain↑ ムラサキハナナとオーニソガラム       ↓ アジュガf:id:myuu-myuu:20180422140001j:plain

f:id:myuu-myuu:20180422134241j:plain↑ ツルニチニチソウ    ↓ ワスレナグサ

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f:id:myuu-myuu:20180422134541j:plain↑ ライラック    ↓ フジ・八重コクリュウ

f:id:myuu-myuu:20180422134820j:plain今年はたくさん花房をつけました。開花が半月早いです。

f:id:myuu-myuu:20180422134956j:plain↑ エクィジット(遅咲きの紫八重咲きチューリップ)

 私はこの白い庭が大好きです。(何しろ白に雑草が隠されて気になりません。)今年は、シラーカンパニュラータが更に彩りを添えてくれました。花の咲く順番が大きく狂ったので、思わむ白とブルーの花の組みあわせの素敵な庭が出現しました。この楽しみも少しの間です。咲き終わったチューリップの整理、玄関前の模様替え、クリスマスローズやランの植え替え、草取りなどたくさんの仕事が待っています。そろそろ福神草も目覚めるころ、温室から出してあげないと・・・・。庭仕事が山ほど待っています。

 ちょっとの間、うっとりしながら庭を眺めることにします。

 

 

 

ギャザリングに挑戦 !!

   「ギャザリングって何?」と思いますよね。

 最近私が習い始めたものです。私の作品を正面から見ると、

f:id:myuu-myuu:20180420191628j:plain裏側から見ると、

f:id:myuu-myuu:20180420191826j:plainこんなふうです。

 ギャザリングとは、根付きのフラワーアレンジメントのようなものであり、アレンジメントのような寄せ植えとでも言ったらいいのでしょうか。

 普通の寄せ植えは、植えこんでから少し育つのを待って楽しむものですが、このギャザリングは植えこんだ瞬間から楽しめるということをコンセプトにしているようです。しかも根付きなので、生長を見ながら長く楽しめるという長所もあります。

 このかご型の鉢には、11種類16ポットの花苗が植えこまれています。中心のピンクはキンギョソウ、紫の小花はバーベナ、ミニバラ(グリーンアイス)、クリーピングタイム、オレンジがちょっと覗いている花はリナリア、葉物はプテリス、ワイヤープランツ、シレネ、ラベンダー(黄色の斑入り)、ハツユキカズラ、オレアリア(銀色の細かい葉)です。

 えっ!?そんなにたくさんの苗が入るなんて、一体どんな植え方をしているの?と誰でも思いますよね。私も最初はこのギャザリングに抵抗がありました。根の土を落とし、下の方の葉を落とし、ぎゅうぎゅう詰めにするのですから・・・・。何だか花がかわいそうで仕方ありませんでした。

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   1番初めに作った作品は、約2カ月の間一部枯れたものもありましたが、新しい表情を見せながら楽しませてくれました。

 ギャザリングは花ものと葉ものの3株で小さな花束を作り、メインになる花束を1組、周りに配置する花束を器の大きさや形に合わせて何組か作ります。花束を作る時には、苗の土を落とし、下の方の葉を落とし、3株合わせて水苔で巻きます。そしてその花束を土の代わりのベラボンというココヤシの繊維で作った培養土に植えこんでいきます。ベラボンは土に比べると軽く水を吸いやすく、根のはりがいいそうです。

 今回、私はピンク色の花籠をイメージして、花色をピンクと薄紫と白の花を組み合わせることにしました。メインになる花束をキンギョソウバーベナで作り、その周りに配置する花束はミニバラとハツユキカズラとラベンダーの組み合わせを2組とリナリアハツユキカズラとラベンダーの組み合わせを1組作り、またその周りにクリーピングタイムとプテリスとワイヤープランツの組み合わせを2組とオレアリアとプテリスとシレネの組み合わせを2組作り、植え込みました。

 今回は2回目だったので、少し慣れたということもあり、苗選びの段階から1回目の経験を活かせたように思います。出来上がりも満足でき、今回は「花遊び」が楽しめたような気がします。

f:id:myuu-myuu:20180420200547j:plain参加者6人の作品です。

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 器も自分の好きな物を選び、花色も自由に選んで組み合わせました。先生からお褒めの言葉を頂いて皆満足できたようでした。

 次回は6月です。観葉植物の予定です。楽しみです。