東京で今年最高気温を記録した日に、花友2人と私の3人で、東京ドームで開催されているラン展へ行って来ました。私はドームラン展は毎年のように行っていますが、花友2人は初めてなので、とても楽しみにしていたようです。濃霧のため電車が遅れ、出鼻をくじかれた感じです。ドームへ着いたら、お昼近くなっていました。昼食休憩をとってから、ランの展示を見ました。
今回はラン展を大幅にリニューアルしたそうです。ラン以外の花もたくさん取り入れた展示にして、ラン好きな人だけでなく、沢山の人に楽しんでもらえるようにと企画したようです。
オーキッド・ゲートをくぐると、
いろいろな樹木が生い茂る約30メートルのシンボルロードが続き、
樹木の根元には、ランのコンテストのトロフィー賞の作品が飾られていました。
↑ バンダ ↓ ブラッシア
↑ ピナリア ↓ パフィオペディルム
↑ イオノプシス ↓ カトレア
↑ デンドロビューム ↓ バンダ
シンボルロードの先には、シンボルモニュメント「そらの木」がありました。
この木は、シロバナトキワマンサクという木で高さが8,5メートルぐらいあるそうです。小さなつぼみがびっしりとついていました。こんなに大きな木をドームの真ん中に植えて(?)しまうのですから驚きです。シンボルロードとシンボルモニュメントをプロデュースしたのは、以前「まつこの庭」の花の図書館で紹介したことのある現代のプランツハンターと言われる西畠清順さんです。
シンボルモニュメントの下には、ランのコンテストの大賞が飾られていました。
<大賞(最優秀賞)> パフィオペディルム・エメラルドゲート・グリーングローブ
<優秀賞> カトレア・シュロデレー・アルバ・ヘラクレス
<優良賞> リカステ・サガノ・アワユキ
<奨励賞> デンドロビユーム・レポリナム・ヒペリオン
<奨励賞> ガストロキスプルクラ・ヒレデンスボルグ
次に見たのは、個別部門です。
↑ シンビジューム ↓ カトレア
↑ コチョウラン ↓ パフィオペディルム
↑ リカステ ↓ デンドロビユーム
これはテレビで紹介されていた96才の寺尾さんというおばあちゃんが丹精込めた作品です。昨年は優秀賞だったそうです。今でも元気にお花の世話が出来るというのが驚きです。私の年だとあと30年もあるのです。私ならお花の世話ができるのはせいぜいあと10年というところでしょうか。
↑ ↓ ハンギングバスケット
↑ ↓ ディスプレイ
↑ 南国の花・カランコエ ↓ ウツボカズラ
↑ パフィオペディルム・サンデリアナム 垂れ下がっているひものようなものは花弁の一部です。花弁の長さは長いものだと80㎝ぐらいになるそうです。世界で一番長い花弁を持つ花としてギネス記録に認定されているそうです。
今回の展示の目玉は、世界初公開の「光るシクラメン」です。行列ができていて、15分ぐらい並びました。私一人だったら絶対並ばなかったでしょう。
深海のプランクトンの蛍光物質を使って遺伝子操作をして人工的に作られたそうです。妖しい光を放っていました。
あっという間に時間が経って、予定時刻をオーバーしてしまいました。途中電車の中で急病人がでるというアクシデントがあり、帰りの電車も少し遅れ、ますます遅くなってしまいました。明るいうちに帰ろうと思っていたのに、暗くなってしまいました。
たくさんの珍しいランやランと草花とのコラボレーションの数々、たくさんありすぎてゆっくりと時間をかけて見ることが出来ませんでした。案内役(?)の私がもう少し要領よく時間配分など出来ればよかったのですが・・・・。大忙しの初めての東京ドームラン展でしたが、花友2人は満足してくれたようです。楽しかったと言ってくれたのが何よりでした。