まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」のクリスマスローズ(3)

 雨水を過ぎてから毎日4月並みの気温が続き、すっかり春が来たようです。なかなか咲かなかったクリスマスローズもこの暖かさにビックリしたのか、ビニールハウスの中のクリスマスローズがどんどん咲き始めました。

<シングル(一重)咲き>

f:id:myuu-myuu:20190225183742j:plain↑ ピーチカクテル   ↓ アプリコットゴールド

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f:id:myuu-myuu:20190225184339j:plain↑ ペールピンクグリーンアイ(花弁の下の模様) 

f:id:myuu-myuu:20190225183903j:plain↑ 赤(内側)と白(外側)のバイカラー  赤が鮮やかです。

セミダブル(半八重)咲き>

f:id:myuu-myuu:20190225183942j:plain↑ 淡グリーン    ↓ 白に赤ピコティ

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f:id:myuu-myuu:20190225184917j:plain↑ 紫と白のバイカラーダークネクタリー(小花弁が濃い紫)

f:id:myuu-myuu:20190225185144j:plain↑ ホワイトゴールド    ↓ ゴールド

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f:id:myuu-myuu:20190225185355j:plain↑ チェリーシフォン   ↓ ゴールドネオン

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f:id:myuu-myuu:20190225185635j:plain↑ ピンクスポットグリーンフラッシュプロペラ咲き(花弁が細くねじれて咲く)

f:id:myuu-myuu:20190225184014j:plain↑ 赤  一見ダブル咲きの様に見えますが、内側の花弁がさじ弁(花弁がスプーンのような形)で花が終わると落ちるので、セミダブル咲きになります。ダブル咲きは花弁が落ちずに残ります。

<ダブル(八重)咲き>

f:id:myuu-myuu:20190225184120j:plain↑ ピンク    ↓ 赤

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f:id:myuu-myuu:20190225190506j:plain↑ グリーン   ↓ ブラック

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f:id:myuu-myuu:20190225190630j:plain↑ ペールピンク   ↓ グレープ(紫と緑のバイカラー)

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f:id:myuu-myuu:20190225190900j:plain↑ アプリコットスポット   ↓ ピンクベイン

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f:id:myuu-myuu:20190225191114j:plain↑ アプリコットフラッシュ   ↓ 白赤ピコティ 

f:id:myuu-myuu:20190225191225j:plainこれは私が交配したものの中から咲いたものですが、今は株が小さく力がないせいか少し花の形が悪いですが、株が育つと多花弁咲きになるかもしれません。楽しみです。

 軒下の交配種や原種、原種交配種も咲き始めたので、楽しみです。

 

東京ドーム世界らん展2019

 東京で今年最高気温を記録した日に、花友2人と私の3人で、東京ドームで開催されているラン展へ行って来ました。私はドームラン展は毎年のように行っていますが、花友2人は初めてなので、とても楽しみにしていたようです。濃霧のため電車が遅れ、出鼻をくじかれた感じです。ドームへ着いたら、お昼近くなっていました。昼食休憩をとってから、ランの展示を見ました。

 今回はラン展を大幅にリニューアルしたそうです。ラン以外の花もたくさん取り入れた展示にして、ラン好きな人だけでなく、沢山の人に楽しんでもらえるようにと企画したようです。

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 オーキッド・ゲートをくぐると、

f:id:myuu-myuu:20190222184734j:plainいろいろな樹木が生い茂る約30メートルのシンボルロードが続き、

f:id:myuu-myuu:20190222184808j:plain樹木の根元には、ランのコンテストのトロフィー賞の作品が飾られていました。

f:id:myuu-myuu:20190222185210j:plain↑ バンダ    ↓ ブラッシア

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f:id:myuu-myuu:20190222185459j:plain↑ ピナリア   ↓ パフィオペディルム

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f:id:myuu-myuu:20190222185651j:plain↑ イオノプシス     ↓ カトレア

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f:id:myuu-myuu:20190222185801j:plain↑ デンドロビューム     ↓ バンダ

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 シンボルロードの先には、シンボルモニュメント「そらの木」がありました。

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 この木は、シロバナトキワマンサクという木で高さが8,5メートルぐらいあるそうです。小さなつぼみがびっしりとついていました。こんなに大きな木をドームの真ん中に植えて(?)しまうのですから驚きです。シンボルロードとシンボルモニュメントをプロデュースしたのは、以前「まつこの庭」の花の図書館で紹介したことのある現代のプランツハンターと言われる西畠清順さんです。

 シンボルモニュメントの下には、ランのコンテストの大賞が飾られていました。

<大賞(最優秀賞)> パフィオペディルム・エメラルドゲート・グリーングローブ

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<優秀賞> カトレア・シュロデレー・アルバ・ヘラクレス

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<優良賞> リカステ・サガノ・アワユキ

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<奨励賞> デンドロビユーム・レポリナム・ヒペリオン

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<奨励賞> ガストロキスプルクラ・ヒレデンスボルグ

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 次に見たのは、個別部門です。

f:id:myuu-myuu:20190222192448j:plain↑ シンビジューム   ↓ カトレア

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f:id:myuu-myuu:20190222192636j:plain↑ コチョウラン    ↓ パフィオペディルム

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f:id:myuu-myuu:20190222192959j:plain↑ リカステ    ↓ デンドロビユーム

f:id:myuu-myuu:20190222193105j:plainこれはテレビで紹介されていた96才の寺尾さんというおばあちゃんが丹精込めた作品です。昨年は優秀賞だったそうです。今でも元気にお花の世話が出来るというのが驚きです。私の年だとあと30年もあるのです。私ならお花の世話ができるのはせいぜいあと10年というところでしょうか。

f:id:myuu-myuu:20190222193732j:plain↑ ↓ ハンギングバスケット

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f:id:myuu-myuu:20190222194119j:plain↑ ↓ ディスプレイ

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f:id:myuu-myuu:20190222194741j:plain↑ 南国の花・カランコエ  ↓ ウツボカズラ

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f:id:myuu-myuu:20190222194915j:plain↑ パフィオペディルム・サンデリアナム  垂れ下がっているひものようなものは花弁の一部です。花弁の長さは長いものだと80㎝ぐらいになるそうです。世界で一番長い花弁を持つ花としてギネス記録に認定されているそうです。

 今回の展示の目玉は、世界初公開の「光るシクラメン」です。行列ができていて、15分ぐらい並びました。私一人だったら絶対並ばなかったでしょう。

f:id:myuu-myuu:20190222194240j:plain深海のプランクトンの蛍光物質を使って遺伝子操作をして人工的に作られたそうです。妖しい光を放っていました。

 あっという間に時間が経って、予定時刻をオーバーしてしまいました。途中電車の中で急病人がでるというアクシデントがあり、帰りの電車も少し遅れ、ますます遅くなってしまいました。明るいうちに帰ろうと思っていたのに、暗くなってしまいました。

 たくさんの珍しいランやランと草花とのコラボレーションの数々、たくさんありすぎてゆっくりと時間をかけて見ることが出来ませんでした。案内役(?)の私がもう少し要領よく時間配分など出来ればよかったのですが・・・・。大忙しの初めての東京ドームラン展でしたが、花友2人は満足してくれたようです。楽しかったと言ってくれたのが何よりでした。



 

早春の「まつこの庭」(1)

 2月19日は二十四節気の一つ「雨水」(うすい)です。立春から15日目にあたる雨水は、降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まるころのことを言います。昔の人は、冬の間休んでいた農作業を再開する目安としていたようです。

 今週は3月から4月並みの気温になる予報が出ています。これからは一雨ごとに春らしくなっていくことでしょう。

 今回は早春の「まつこの庭」の様子です。霜枯れた庭にも草木の芽吹きが見られるようになりました。スイセンスノードロップ、クロッカスなどの球根植物やオオイヌノフグリホトケノザなどの野草が咲き始め、ボケや枝垂れ梅、姫コブシの花芽が大きく膨らんでいます。花が咲くのもまもなくでしょう。

f:id:myuu-myuu:20190218171313j:plain↑ 早咲きのスイセン   ↓ スノードロップ

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f:id:myuu-myuu:20190218171558j:plain↑ クロッカス     ↓ カレンジュア

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f:id:myuu-myuu:20190218171905j:plain↑ オオイヌノフグリ    ↓ ホトケノザ

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f:id:myuu-myuu:20190218172031j:plain↑ 一輪だけ咲いたムラサキハナナ

f:id:myuu-myuu:20190218172154j:plain↑ ボケのつぼみ    ↓ 枝垂れ梅のつぼみ

f:id:myuu-myuu:20190218172231j:plain↓ ヒメコブシのつぼみ

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 玄関前のチューリップが芽を出し、ビオラの寄せ植えも元気を取り戻し始めました。

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 玄関前は春の花でいっぱいです。

f:id:myuu-myuu:20190218173423j:plain↑ 春のキャンバスプランタープリムラ、ネメシア、クリスマスローズ、ミニバラ、ガーベラなど)  

f:id:myuu-myuu:20190218173702j:plain↑ クリスマスローズプリムラとストックの寄せ鉢   

f:id:myuu-myuu:20190218173815j:plain↑ ↓ プリムラの寄せ籠

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f:id:myuu-myuu:20190218173934j:plain↑ 自転車の花台に飾ったクリスマスローズとマーガレット

 月に1、2度「まつこの庭」を訪れるおじさんが、「いつ来ても玄関前は春だねえ。」と言ってほめてくれます。ガーベラやマーガレット、プリムラなど春の花はまだ寒さに耐える事ができないので、毎日夜は玄関の中にしまいます。苦労を認めてくれたようでうれしいです。

 温室の中で珍しい花が咲きました。ピンクの小さな花が垂れて咲きます。

f:id:myuu-myuu:20190218174519j:plainハカラメ」とか「コダカラソウ」とか言われる多肉植物でベンケイソウ科の植物の花です。葉はこのようです。

f:id:myuu-myuu:20190218175224j:plain  ハカラメは「葉から芽」と、コダカラソウは「子宝草」と書きます。今の時期はありませんが、葉の縁にたくさんの小さな葉が並んで付くので、「葉から芽」とか「子宝草」と呼ばれるようです。小さな葉芽は、土の上に落ちると根を出して一人前になります。簡単に増やすことができます。

 私はこのハカラメをいつ誰に頂いたかもすっかり忘れ、今まで花を咲かせたことがなかったので、その存在すらすっかり忘れていました。10年以上経つことは間違いありません。暮れごろから花茎が伸び始め、改めてその存在を再認識したようなわけです。ハカラメの花はベル型の花を付けるカランコエの花に似ています。

 

 「まつこの庭」に春が来た事を告げる枝垂れ梅が咲くのももうすぐでしょう。


 



 

クリスマスローズのナーセリー

 埼玉にあるクリスマスローズのナーセリー、K農園へ行って来ました。クリスマスローズのシーズンを迎え、ホームセンターや花木センターなどを巡っていますが、ナーセリーへ行くのは初めてです。常磐道圏央道、関越道と、車で2時間ぐらいかかりました。

 大きなビニールハウスが3棟あり、公開しているのは1棟で、園主の話によると全部で約3万株あり、公開しているのは約1万株ということでした。とにかくすごい数のクリスマスローズに圧倒されました。

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 クリスマスローズのマイブームは、多花弁咲きと小輪多花咲きなのですが、あまりにもたくさんクリスマスローズがありすぎて探すのが大変でした。次々と目移りして、いくら時間があっても足りないほどでした。 

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 奥の方の仕切られたスペースでは交配が行われているようです。

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f:id:myuu-myuu:20190214180757j:plain交配済みの花には、お茶パックが被せられていました。他の花粉との交配を避けるためのようです。

 園主が午後からサンシャインシティクリスマスローズ展に出かけるというので、時間が限られている中で、買うものを選びました。

f:id:myuu-myuu:20190214180400j:plainこれが欲しいと思ったら、クリスマスローズ展に出すものでした。欲しいと思うものは、他のお客さんが選んだものであったり、予約品だったり、良いと思うものは皆同じなんですね。6鉢選びました。園主が選んだものを見て値段を付けるシステムでした。

f:id:myuu-myuu:20190214182226j:plain↑ ゴールド赤フラッシュダブル  ↓ アプリコットセミダブル多花弁咲き

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f:id:myuu-myuu:20190214183728j:plain↑ バイカラーシングルダークネクタリー  ↓ バイカラーダブル

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f:id:myuu-myuu:20190214182336j:plain↑ 黄赤フラッシュダブル小輪咲き  ↓ 白赤糸ピコティダブル小輪咲き

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 小輪で多花弁咲きがあったらいいなと思っていたのですが、私の考えるようなものはまだないようです。

 今回は慌ただしく見せてもらったので、次の機会にゆっくりと見たいと思いました。そして園主にいろいろお話を聞けたらいいなと思いました。

 

 









 

「まつこの庭」の冬のラン(3)

 何日も前から大雪の予報が出ていて心配していた雪もそれほど大ごとにはならず、お昼ごろにはだいたい融けてしまいました。それでも、道の端には横倒しになっている車を見かけました。

 明るい日の光に、春に向かって季節が一歩一歩進んでいることを実感します。

 今回は、「まつこの庭」の温室で咲いた冬のランです。

<カトレアの仲間>

f:id:myuu-myuu:20190210150622j:plain↑ ピュアイェロー・エスプラネード  ピュアイェローは本来名前の通りきれいな黄色一色の花ですが、これはちょっと茶色がかっています。

f:id:myuu-myuu:20190210151237j:plain↑ ミニカトレア・ヤンミンオレンジ   ↓ ミニカトレア(名前不明)

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コチョウランの仲間>

f:id:myuu-myuu:20190210151552j:plain↑ ミニコチョウラン    ↓ ミディコチョウラン・ビッグリップ

f:id:myuu-myuu:20190210151657j:plain唇弁(リップ)が大きく他の2枚の花弁と模様も同じです。

<デンドロビュームの仲間>

f:id:myuu-myuu:20190210151937j:plain↑ レッドスプラッシュ   ↓ テトラナゴム

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f:id:myuu-myuu:20190210152134j:plain↑ 名前不明

<シンビジュームの仲間>

f:id:myuu-myuu:20190210152310j:plain↑ 和ラン・羽衣(はごろも)多種系交配   ↓ 和ラン・縁(えにし)金陵辺系交配

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f:id:myuu-myuu:20190210152646j:plainシンビジューム・名前不明(頂いた人の名前をつけてシンビ・和子と呼んでいます。)

 毎月「まつこの庭」を訪れるおじさんがいますが、温室の中を覗き込んで、「あの黄色いライオンのような花は何?」と聞きます。私の頭の中は、「ライオンのような花って?」・・・???でいっぱいになってしまいました。 それはこのシンビジュームのことでした。

f:id:myuu-myuu:20190210153648j:plain↑ ビビアン・イェローシャイン  確かにおじさんが言うとおり、遠目にライオンの顔に見えなくもありません。

f:id:myuu-myuu:20190210153259j:plainこれは今年手に入れたシンビジュームです。温室が手狭になり、もうシンビジュームは増やさないと心に決めていたのですが、黄とオレンジのグラデーションがあまりにもきれいで、何より値段が半値になっていたことがキメ手で、我が家に来ることになってしまいました。高さが1m近くあり、1茎に花径が8~9㎝ある花が15、6個付きます。それでなくてもぎゅうぎゅう詰めの温室がまた一段と狭くなりました。

 

「まつこの庭」のクリスマスローズ(2)

 今日は朝から小雨が降っています。よく晴耕雨読と言いますが、私も晴れの日は庭に出て仕事をしますが、曇っていて寒い日や今日のような雨の日は、読書をしたり、ブログを書いたりしています。

 立春の日、私の住んでいる所は埃を舞立てて強い南風が吹きました。「ああ、春一番だ!」と思いましたが、夕方のお天気番組では、東京では強い南風が吹いても風速8mに達しなかったので、「春一番」とは認めないと言うのです。これには、ビックリ!!でした。「春一番」にも定義があるらしいのです。千葉や神奈川、茨城などでは10m以上の風があっても、東京で観測できないと「関東地方の春一番」とは認められないのだそうです。でもね、翌日東京も急激に気温が下がり冬状態に逆もどりしたではありませんか。「寒のもどり」というそうですが、「春一番」と「寒のもどり」はセットなんですから、どう考えたって春一番だったんだと思いますが・・・・・。

 今回は、「まつこの庭」で咲いたクリスマスローズです。なかなか一斉には咲いてくれません。クリスマスローズは花弁と思われているものは実はガクで、花弁は退化しておしべのまわりに見られる蜜線(ネクタリー)になったと言われています。

<シングル(一重)咲き> 花弁(正確にはガク)の形は先が丸くなっている「丸弁」と咲きがとがっている「剣弁」があります。咲き方も花弁が水平に開く「平咲き」と杯状になる「カップ咲き」と満開になっても筒状になる「筒咲き」があります。

f:id:myuu-myuu:20190206104717j:plain↑ 剣弁で平咲き     ↓ 丸弁でカップ咲き

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セミダブル(半八重)咲き>  ネクタリーが花弁化しています。

f:id:myuu-myuu:20190206105441j:plain↑ 赤(外側)と白(内側)のバイカラー(2色))咲き  小花弁もバイカラー。

f:id:myuu-myuu:20190206105705j:plain↑ 紫キキョウ咲きセミダブル  普通クリスマスローズの花弁は重なりあっていますが、これはキキョウのように花弁と花弁の間に隙間がある咲き方です。小花弁は筒形です。

f:id:myuu-myuu:20190206112044j:plain↑ 外側が白と内側が赤のバイカラー   小花弁もバイカラーで筒形です。

<ダブル(八重)咲き>   ネクタリーが完全に花弁化したものとネクタリーを残したままガクが多弁化したものがあるそうです。

f:id:myuu-myuu:20190206112615j:plain淡いピンクのグラデーションで丸弁がかわいいです。

f:id:myuu-myuu:20190206112957j:plain↑ 白に赤紫のブロッチ(模様のこと)

 ダブルは花弁が3段ぐらいになって咲きますが、5段以上に咲くものがあり、それを多花弁咲きとか多弁花とか言っています。花弁数は5、60枚ぐらいになるそうです。

f:id:myuu-myuu:20190206113231j:plain↑ 5段ぐらいの多弁花   ↓ 8段ぐらいの多弁花

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f:id:myuu-myuu:20190206113909j:plain↑ クレオパトラ(極細剣弁多弁花) 今年手に入れたもので、新しい品種です。本来はもっと赤くゴージャスな感じらしいです。これはうまく色が出なかったようで格安でした。来年どんな花を咲かせるか楽しみです。

 立春を過ぎたので、クリスマスローズもたくさん花を咲かせると思います。去年は2月まで寒くなかなかクリスマスローズが咲きませんでした。ところが3月になったとたん急に暖かくなり、あっという間にクリスマスローズが咲いてしまい、ゆっくり花を楽しむ暇がありませんでした。今年はゆっくり楽しめたらいいのですが・・・・・。



     

 

「まつこの庭」の冬のラン(2)

 久しぶりに雨と雪が降りました。しばらく異常乾燥注意報が出ていたので、乾ききった空気がいくらか潤ったようです。庭にもよいお湿りとなりました。

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 木々やプランターに雪の帽子を被せ、裸木に花が咲いたようになり、赤や黄の花や実を際立たたせ、雪は心までも潤わせてくれました。それもつかの間、雪はお昼前には融けてしまいました。

 

 今回は、1月にまつこの庭の温室で咲いたランです。

<カトレアの仲間>

f:id:myuu-myuu:20190202180927j:plain↑ プリンセス・キコ   ↓ レリア・サンセットバーバラ

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f:id:myuu-myuu:20190202181137j:plain↑ ロエブリング   リップがちょっと奇形できれいに広がりませんでした。

f:id:myuu-myuu:20190202181730j:plain↑ ポリプルボン(花径が1㎝ぐらいの小さな花を付けます。)

オンシジューム

f:id:myuu-myuu:20190202181617j:plain↑ オブリザダム     ↓ 名前不明(バニラの香りがします。)

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f:id:myuu-myuu:20190202182014j:plain↑ 原種・マクラタム  メキシコ、グアテマラ、ホンジェラス原産です。オンシジュームと言うと、黄色の踊り子のような花を思い浮かべますが、これは花弁が緑と茶色のバイカラーで地味めの花ですが、リップは白にピンク色の模様が顔のように見えておもしろいです。

<シンビジュームの仲間>

f:id:myuu-myuu:20190202183034j:plain↑ 和ラン・桃園(ももぞの) 春蘭系交配なので、1茎に2輪しか咲きません。

f:id:myuu-myuu:20190202183212j:plain↑ ↓ 和ラン・ひなまつり   蓮弁蘭系交配で香りがあります。

f:id:myuu-myuu:20190202183418j:plain本来はもっとピンク色が濃いのですが、今年は白っぽく咲きました。花茎が7本もあがり、見事に咲きました。

f:id:myuu-myuu:20190202182915j:plain↑ 栄光(えいこう)   ↓ アキバ

f:id:myuu-myuu:20190202182941j:plain栄光もアキバも今から30年ぐらい前の品種で、私がランに夢中になった頃のものです。ラベルを紛失したこととしばらく花が咲かなかったので、枯れてしまったものと思っていましたが、しばらくぶりに花を咲かせてくれました。私とランとのお付き合いを物語るランで、懐かしさでいっぱいです。

f:id:myuu-myuu:20190202182821j:plain↑ マリーローランサン  有名な画家の名前から名付けられましたが、その画家の描く絵のイメージにピッタリあった色合いです。株が1メートルぐらいあり、花も大きいです。昨年は花が1つも咲かなかったのに、今年は5本も花茎が上がって、満開になるのが楽しみです。

コチョウラン

f:id:myuu-myuu:20190202184227j:plain↑ ミニコチョウランセミアルバ  白い花弁をアルバと言いますが、リップだけ赤いのでセミアルバと言います。

 今、温室の中はシンビジュームが真っ盛りです。カトレアは今年はどういうわけかつぼみの段階で枯れてしまうものが多く、あまり咲きません。その代わりつぼみを付けたコチョウランがいっぱいです。