今回は初夏のランを紹介します。
ラン科の植物は、花の咲く植物の中では一番種類が多いと言われています。
2万~3万種といわれる原種と8万種以上の交配種があると言われ、原種の1/3以上が中・南米産だそうです。かつて私がランに夢中になっていたころ、「今一番行きたい外国はどこ?」と聞かれて「ブラジル」と答えると、皆口を揃えて「サッカーそんなに好きだったの!?」と言われたものでした。私はただ原種のカトレアが木々に群生している姿を見たかっただけだったのですが・・・・。(ちなみにブラジルの国花はカトレアです。)
「まつこの庭」の温室には、約300株のランがあります。カトレア、デンドロビューム、シンビジューム、ファレノプシス(胡蝶蘭)などです。半分はカトレアとその仲間(ブラソボラ、レリア、カトレアとその交配など)です。(カトレアに似たランは細かく分類されていて、しかも交配が進んでいて専門家でないと見分けがつかないほどなのでそれらはカトレアの仲間と表記しました。)
ランというと冬のイメージがありますが、冬咲き・春咲き・夏咲き・秋咲きとあり、冬咲きが一番多いので、冬のイメージが強いのかもしれません。私の温室でも四季折々花が見られるように少しずつ揃えてあります。
↑ カトレアの仲間 レリアカトレア・ブルーパッション
↑ リカステの原種・アロマティカ(シナモンの香りがする。)
↑ デンドロビューム・ブロンカルティエ・ベニボタン
↑ カトレアの仲間 レリア・フルデレンシス(ブドウの香りがする。)
↑ カトレアの仲間 ラブパッション・ロングバケーション
↑ カトレアの原種・マキシマ
↑ ファレノプシスの仲間 ドリティノプシス
↑ ファノレプシス ミニコチョウラン
ランには香りのあるものとそうでないものとありますが、香りのあるものの中にはフルーツの香りとかチョコレートの香りとかに似た香りのするものがあります。花もいろいろ形の変わっているものがあるし、一年に二回咲くものもあり楽しいです。