ガッツアリアは皇帝ダリアと普通のダリアのハイブリッド(交配)種です。皇帝ダリアは高さが3~5メートル位になって、秋遅く頭頂にピンク色の一重の大きな花を咲かせます。皇帝ダリアの欠点は、背が高すぎることと開花時期が晩秋のため、大霜に遭うと枯れてしまい、花を見ることができないことです。その欠点を解消するために普通のダリアと交配されてできたのが、ガッツアリアです。高さは1.5~2メートルで10月から開花します。皇帝ダリアは一重咲きですが、ガッツアリアは半八重咲きです。色もピンク色とローズ色があります。「まつこの庭」にはピンク色しかありません。
↑ ガッツアリア(半八重咲き)高さは2メートルぐらいあります。
↑ ガッツアリア(八重咲き) ガッツアリアには八重咲きもあります。八重咲きも半八重咲きと同様に10月から咲くはずですが、どういうわけか我が家のガッツアリアは6月からずっと咲き続けています。
皇帝ダリアが咲くのは、もう少し先のようです。
ダリアにはいろいろな咲き方があります。大きく分けるとシングル咲き(一重咲き)、ピオニー咲き(半八重咲き)、デコラ咲き(八重咲き)、ポンポン咲き(球形咲き)、カクタス咲き(糸咲き)などです。「まつこの庭」に咲くダリアを咲き方の違いで分けてみました。
<シングル咲き> 花弁が8枚です。「まつこの庭」ではほとんどが種から育てたものです。色も他にローズ色や紫、薄黄色などがあります。
<ピオニー咲き> 花弁は2段になっていて、16枚ぐらいです。
<デコラ咲き> 万重咲きとも言い、花弁は多数です。
<ポンポン咲き> たくさんの花弁が球形に重なって咲きます。
<カクタス咲き> 細い花弁がたくさん重なって咲きます。本当に糸のように細い花弁もあります。
ダリアも花色は秋が最も美しいと言われますが、「まつこの庭」では残念ながら秋の長雨で株が傷んでしまい、特に大輪咲きはあまり花をつけていません。種から育てたものや小輪咲きのもの、ガッツアリアなどが何とか元気に花をつけています。