11月7日は立冬でした。寒さが駆け足でやってきたようです。街中のトウカエダやイチョウの街路樹が赤や黄色に色づいて来ました。まだ霜は降りていませんが、時折見かけるよそ様の庭の福神草を見かけなくなったので、私も福神草の冬越しの準備をすることにしました。
福神草を譲ってもらったおじさんには、1メートル位の穴を掘ってその中に埋めておけばよいと言われましたが、たまたま見つけた「趣味の園芸」(2010年11月号)の記事には、「寒さにも比較的強く、霜が降りない地域では庭植えが可能です。」と書かれていたので、鉢植えの福神草はそのまま温室に入れてみました。
↑ 花の咲き終わった福神草の鉢植え 花の咲いた後の赤い苞(がくのようなもの)がとてもきれいです。今から咲くのかと思った人もいるほどです。茎は4本です。買ってポットから植え替えるときに、出たばかりの芽を1本折ってしまいました。
地植えにしていた福神草は茎を切り、穴を掘って埋めることにしました。穴掘りの大変なこと、50センチメートルぐらい掘ったら、体中痛くなってしまいました。70センチメートルぐらい掘って、あとは盛り土をすることにしました。「趣味の園芸」の比較的寒さに強いという言葉を信じて。
↑ 彫り上げて茎を切ったところ 写真では茎が9本しか確認できませんが、10本あります。
↑ 指挿している赤みがかったところは、新しい球根で芽の部分です。新ショウガのような色をしていました。
切った茎はただ捨てても惜しいので、挿し木にしてみました。福神草は挿し木でも株を増やすことができるという話を聞いたことがあるので、芽が出る保障はありませんが、物は試しです。水と土に挿して温室の中に入れてみました。根が出るといいなあと思います。
↑ 水に挿したもの ↓ 土に挿したもの
↑ 左:温室に取り込んだ福神草の鉢 右:水に挿した福神草の茎
↑ 穴を掘って埋めたところ 目印にひもを付けました。
無事冬を越してくれることを願うばかりです。もし、温室の中で鉢植えで冬越しできるなら、辛い穴掘りをしなくて済みます。来年の5月ごろ、また福神草に会えるといいなあと思います。春が来るのが楽しみです。