1月も下旬になると、あちこちでクリスマスローズフェアのイベントが行われ、花屋さんやホームセンターに花付きのクリスマスローズが並べられるようになります。
「まつこの庭」でも軒下に置かれたクリスマスローズの鉢植えが、少しずつ花を開いていきます。そこだけ春がやってきたようです。
<シングル咲き>
↑ 赤と黄のバイカラー(2色咲き) ↓ ピンクラッフル
↑ ピンクに赤色のフラッシュ(花の中央の模様のこと)でピンクラッフルという個体名がついています。
↑ 赤と白のリバーシブル(中が赤、外が白)
<セミダブル咲き> 花の中心に小花弁があります。
↑ 濃いピンクセミダブル ↓ グレープ(緑と紫の混じった色)セミダブル
↑ 赤糸ピコティ(縁取り)白セミダブル
<ダブル咲き> 八重咲きです。
↑ 濃いピンクダブル(地植えのクリスマスローズです。)
↑ ピンクダブル ↓ レッドダブル
↑ ワインレッドダブル
クリスマスローズは、ハイブリッド(交雑)種で、2つと同じ色、形の花はないといわれます。ですから、花を示すときに色や形、咲き方などを付けて言います。たとえば、「赤糸ピコティ白セミダブル」というとその花は、白い花弁に赤い糸のような縁取りがあるセミダブル咲きということになります。
時々個体名がついた花が並んでいる時がありますが、それはメリクロンされたものです。メリクロンと言うのは、植物の新しく伸びかけた芽から生長点を取りだして、無菌培養して親株と同じものをたくさん増やす方法だそうです。もともとは、1960年ごろ、高額だったランをお手ごろな値段で提供するために取り入れたのが始まりだったようです。メリクロンする株は、やはり誰が見てもいいと思うものなので、やっぱり高いことに変わりはないように思います。
これから2月いっぱいは、「まつこの庭」のクリスマスローズが、鉢植えだけでなく地植えのクリスマスローズもどんどん咲くので楽しみです。クリスマスローズを求めて、展示会やホームセンター巡りするのも楽しみです。