2月11日~17日まで東京ドームで開催されている世界らん展へ初日に行って来ました。初日なのに、思ったほど混んでいませんでした。
世界らん展は1991年から始まって、今年で27回目です。私は、始まった時からずっと見に行っていたのですが、3・11の大震災以来、地震が心配なことと家族の介護などがあって、ここ何年かは行っていませんでした。しばらくぶりに出かけてみたところ、ずいぶん変わったなあという印象を受けました。前ほど人気がなくなったように感じました。以前は入場するのにドームの回りに並んで順番を待ったのが噓のように、スッと入れたのには、ビックリです。入場しても、大賞の作品を見るのに、ラッシュアワーの電車の中のように混雑して、なかなかたどり着けなかったものでしたが、今回はすぐに写真が撮れるほどでした。前は会期も9日間あったのに、今回は7日間に減っているのは、きっとお客さんの数が減ってきたからだろうと思いました。
↑ オーキッド・ゲート ↓ オーキッド・ロードのランのハンギング
審査は、個別、フレグランス、洋ランディスプレイ、東洋ラン・日本ランディスプレイ、フラワーデザイン、アート、ミニチュアディスプレイの6つの部門ごとに審査して、その後日本大賞が選ばれるそうです。今年は約1300点の出品があったそうです。大賞作品と優秀賞作品は、どちらも背丈が1メートルぐらいある大株でした。
<日本大賞(最優秀賞)>
↑ デンドロビューム・グロメラタム ”ロングウェル”
<優秀賞>
↑ ガストロキス・プルクラ ”フレデンスボルグ” 初めて見るランでした。
<優良賞>
↑ シンビジューム・春蘭(シュンラン) ”紅磨(べにまろ)”
<ディスプレイ>
↑ ↓ いずれもランの花で富士山をイメージしたもの
↑ 本物のコチョウランにバラの花をプリントしたもののようです。アート部門にも出品してありました。(何だかコチョウランがかわいそうです。)
<ミニチュアディスプレイ>
<ランの生け花>
<特に心に残ったランたち>
↑ カトレア・ドミニアナ(1859)”ネオクラシック”
↑ エビデンドラム(色が変わっています。) ↓ デンドロビューム・プリムリナム
↑ ポリブルボン(花径が2㎝ぐらいの小さな花がびっしりと直径1メートル位の大きさのボール状に咲いているのに圧倒されました。)
↑ パピリオナンセ(バンダの仲間)大賞を3回も取っている斎藤さんの作品です。遠くから見ても大きく、一目で斎藤さんの作品だなと思いました。
広い東京ドームの中では、やはり大株のランが目立ちました。見栄えがします。
いつもどんな風に育てるとあんな大株に育つのだろうと不思議に思い、感心してしまいます。色や形の変わっているものにも心惹かれますが、心に残るのは、やっぱり大きくて立派に育てたものが多いです。広いドームの中で1メートル位と思っても、実際にはもっと大きいのかもしれません。
<沖縄美ら美水族館>
ランの展示と一緒に沖縄美ら水族館の展示がありました。
ランに負けないぐらい美しい魚たちの群れでした。沖縄の魚はカラフルですね。