今日は、バラの芽接ぎをしました。私はスタンダード仕立てのバラに憧れています。スタンダード仕立てというのは、1メートルぐらいスッと伸びた枝の先に花が咲くように仕立てたものです。買うととても高いのです。それで自分でやってみようと思い立ったわけです。2回チャレンジして、何本か成功しました。でもたくさんは咲かないです。バラの講習会で接ぎ木はやったことがありますが、小刀を手前に引く作業が怖くてあまり気が進みません。芽接ぎは小刀を向こう側に押すように使うので、それほど怖さを感じません。芽接ぎは、本を見ながらの自己流です。自分の好きな花を好きなように接げるのがよいところです。今回は1本の台木に3芽接いでみました。
道具を用意します。小刀(切れ味がよいもの)と接ぎ木用のテープ(メデール)、メネデール(植物活力剤)は穂木(バラの葉の元にある芽を剥いで作る)を浸しておくのに使います。芽接ぎの職人さんは、穂木が乾かないように口に咥えるそうですが、私はお皿(鉢の受け皿)にメネデールを薄めた液につけておくようにしました。
穂木を作るバラは、3種類ずつ4組用意しました。アイスバーグとその枝替わり、ミニツルバラ、ポリアンサ・マザーズディとその枝替わり、ユメオトメとその枝替わりです。
↑ ① 左からバーガンディ・アイスバーグ、アイスバーグ、ブリリアント・ピンク・アイスバーグ
↑ ② ミニツルバラ、上からレッドキャスケード、アズミノ、白八重テリハノイバラ
↑ ③ マザーズディは赤(咲き終わってしまった)、ファーザーズディ(まだ咲いていない)はオレンジ、このピンク色のバラはスィートマザー
④ ミニツルバラの組み合わせで、ユメオトメ(ピンク色)、その枝替わりのユキアカリ(白)、その子のメイ(花がユメオトメより一回り大きい)で、3つとも咲き終わってしまいました。
次に台木を用意します。ノイバラの長い茎(1メートル位)を冬に挿し木して作りました。
穂木を用意します。穂木は、葉の元にある目を剥いで作ります。
次に台木に穂木を挟めるように、台木を削いで半分切り落とす。下側はつけておく。
芽を挟んで、(その時台木側と穂木側の形成層がピッタリ合うように)テープで巻く。形成層というのは、表皮のすぐ下の部分です。
挟んだ芽の上と下をテープで巻いて終わりです。
芽が動き出すまで、家の東側に並べて置きます。1週間ぐらい経って芽の色が変わらなければ、芽が付いた可能性があります。3芽接いでも、1芽つけばいいかなあと思っています。3種類の花が一度に咲く夢は、そんなに早く叶うものではありませんが・・・。
1週間後どうなるか、ちょっとお楽しみです。