北茨城の花園街道にアジサイの名所ができたというので、行って来ました。山アジサイなど原種アジサイ(約300種類)、西洋アジサイ、アメリカアジサイ、ノリウツギなど全部で約1200種、30000株のアジサイが植栽されているというので、とても楽しみにして出かけました。どこのアジサイの名所でも、大体10種類、多い所でも100種類ぐらいですから、その規模の大きさはちょっと想像ができません。特に、日本の原種アジサイである山アジサイがたくさん集められているというので、それが、一番の楽しみでした。
あじさいの森は、杉林を切り開いた小高い山の上にありました。平成16年から日本アジサイ協会の協力により、山アジサイ・ガクアジサイの原種を中心とした見本園を目指して、植栽を進めて来たそうです。
たくさんのアジサイに圧倒されました。満開には1週間から10日ぐらい早いかなあと思いましたが、山アジサイを見るのにはちょうどよかったと思います。アジサイには、早咲き、遅咲きとあるので、7月中楽しめるそうです。
↑ アナベルの小径にたくさんの白いアナベルが植えられていましたが、花はまだグリーンでした。私の住んでいる所よりずっと北に位置しているので、何しろちょっと行くともう福島ですから、無理も有りません。
アジサイの花をこれでもかと言うほど堪能できました。山アジサイの多くは、ガクアジサイですが、花の外回りの花弁を装飾花、中の花弁を両性花(ここにおしべとめしべがあります。)といいます。同じように見える花も、装飾花が一重だったり、八重だったり、両性花が装飾花と色違いだったり、装飾花にもまた小さな花弁がついていたりだったり、変化に富んでいて、いくら見ていても見飽きないほどでした。
残念だったのは、名札がなかったことです。原種の見本園を目指しているからには、貴重な山アジサイを日本全国から集めてきたのですから、一つ一つのアジサイの名前と産地ぐらいは表記して欲しかったです。
帰りに、水戸の保和苑によってアジサイを見て来ました。ここに来たのは10年以上前です。その時は無かったアメリカアジサイのアナベルがたくさん植えられていました。ここのアナベルは、白くなっていました。
↑ 赤のスモークツリーと白のアナベルの対比がとても美しかったです。
↑ ウズアジサイ 江戸時代に庶民がこぞって楽しんだアジサイだそうです。駐車場のところでウズアジサイの苗を売っていたので、買いました。
↑ スミダノハナビと思われるアジサイ やはり名札はありませんでした。
保和苑はお寺の境内なので、アジサイを他の立ち木とうまく調和させて庭を造っているところが、先に見たあじさいの森とは違う所です。
梅雨の合間のアジサイ尽くしの1日となりました。北茨城までは高速を使って、約90㎞ぐらいありました。遠かったですが、アジサイを充分に楽しむことができました。連れて行ってくれた夫に感謝です。