まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」・ユリコレクション(1)

 今日は台風一過で、朝から晴れ上がり、暑いです。昨日の大雨で、つぼみをたくさん持っているユリやダリアが倒れてしまいました。西日本の方では、梅雨前線が停滞して大雨になり、被害が出ているようです。大惨事にならなければいいのですが。

 今回は、「まつこの庭」に咲いたユリの花です。6月頃から8月頃までいろいろな種類のユリが咲きます。一番早いのが、スカシユリ、次にテッポウユリヤマユリカノコユリタカサゴユリと花を繋いでいきます。今の時期は、スカシユリとその交配種がほとんど終わって、テッポウユリとその交配種が盛りです。

スカシユリの仲間>

f:id:myuu-myuu:20170705124237j:plain↑ ローリーポップ    ↓ アイライナー 

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f:id:myuu-myuu:20170705124456j:plain↑ レッドツゥイン  ↓ イェローベリー

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f:id:myuu-myuu:20170705124751j:plain↑ ブラックアイ      ↓ ファタモルガナ(八重スカシユリ

f:id:myuu-myuu:20170705124859j:plain今年も、カタツムリが大発生して、花を食べてしまいました。きれいに咲けないのが、とても残念です。

f:id:myuu-myuu:20170705130129j:plain↑ ブラックチャーム

 

テッポウユリ

f:id:myuu-myuu:20170705130255j:plain↑ テッポウユリ   ↓ トライアンフェター

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f:id:myuu-myuu:20170705130603j:plain↑ ホワイトトライアンフェター(テッポウユリにそっくりですが、花弁にかすかにピンク色がのっています。)

f:id:myuu-myuu:20170705130925j:plain↑ 原種ユリ・ランコン(テッポウユリと中国の原種ユリとの交配種)

f:id:myuu-myuu:20170705131122j:plain↑ アフリカンクィーン

 

 スカシユリは、1枚1枚の花弁の元がバラバラについているので、上から見るとすけているように見えるので、その名があるようです。多くは上向きに咲きます。花が終わると1枚1枚花弁が散ります。一方、テッポウユリはトランペットリリーともいい、花弁の元がくっついていて、多くは横向きに咲きます。横を向いている姿を見て、日本人は鉄砲を連想し、西洋人はトランペットを連想したのが、おもしろいと思います。花が終わるとくっついた形で、散ります。

 ユリは、北半球の亜熱帯から亜寒帯に分布し、約100種類あるそうです。日本には、14種類の原種が自生し、ヤマユリ、ササユリ、ヒメサユリ、タモトユリ、ウケユリ、スカシユリの6種が日本だけに自生する固有種で、テッポウユリオニユリコオニユリ、ヒメユリ、スゲユリ、カノコユリは、日本から中国大陸、朝鮮半島、台湾などにかけて自生しているそうです。 

 ユリもアジサイと同じように、ドイツの医者シーボルトが祖国に持ち帰り、ヨーロッパ諸国に広がり、改良が加えられ、花がより大きく豪華になって里帰りした植物として有名です。いろいろな種類のいろいろな色のユリが出回り、咲かせる楽しみが広がっています。「まつこの庭」では、残念なことにシンクイムシやカタツムリの被害で、最後まできれいに咲くことのできない株が多いのです。それだけでなく、球根も太れないので、消えてしまうことにもなります。昨年10株あったカサブランカは、シンクイムシの被害に遭って、今年は3株になってしまいました。

 もう少しするとヤマユリとその仲間のユリが咲き始めます。楽しみです。