9月になりました。
今朝は、冷え込みましたね。我が家の軒下で、18℃でした。すっかり秋ですね。
「まつこの庭」のヒガンバナは、8月の終わりごろから咲き出してしまいました。
茎が黒いのと緑色と2種類あります。黒い方がいくらか早く咲きます。
ヒガンバナは、ヒガンバナ科の植物で、(他にはナツズイセンやキツネノカミソリがありますが)彼岸の頃に咲くので、この名があります。去年も同じころに咲いたので、「まつこの庭」のヒガンバナはよそのものより少し早く咲くのかもしれません。田んぼのあぜ道などによく咲いているのを見かけますが、やはりお彼岸前後が多いですね。
ヒガンバナは中国から伝わったとされ、別名、曼殊沙華(マンジュシャゲ)とも言います。田んぼのあぜ道やお墓の近くでよく見かけますが、ヒガンバナは毒を持っており、田や墓を荒らす獣除けに植えられた名残のようです。反面、球根からは良質なデンプンが取れるので、昔、救荒作物(飢饉の際の非常食)として植えられたそうです。毒抜きは大変な作業だったと思われますが、昔の人の知恵というのはすばらしいですね。
10年ほど前、埼玉県の巾着田(きんちゃくだ)のヒガンバナを見に行ったことがあります。大子の田んぼのあぜ道に咲くヒガンバナを見に行った時に、私たち夫婦はそれだけですごいねえと感心していたのに、その隣で「巾着田に比べたら、こんなの足元にも及ばないよ。」と言っている人がいたのです。その時初めて巾着田がヒガンバナの名所だということを知ったのです。巾着田を訪れてみると、あまりの広さに、辺り一面真っ赤に染め上げられたヒガンバナの大群生に圧倒されてしまいました。白いヒガンバナがところどころに咲いていて、差し色になっていました。また訪れてみたいです。
「まつこの庭」では、ヒガンバナの他にも秋の山野草が咲き始め、夏から秋の庭に移り変わろうとしています。
↑ シオン ↓ シュウカイドウ
↑ 白花ヤブラン(実も白いです。紫色の花が咲き紫色の実ができる普通のヤブランよ り花の時期が遅いです。)
↑ ミズヒキソウ(小さな花の表が赤で裏が白なので、この名があります。)
↑ 白花斑入りミズヒキソウ(花が白いだけでなく、葉に斑が入っています。花の無い時期はグラウンドカバープランツとして楽しむことができます。)
↑ 赤ジソの花 ↓ コリウスの花
コリウスはシソ科の植物なので、葉も花もそっくりです。
今「まつこの庭」は、夏から秋に移り変わろうとしている時期なので、夏の花と秋の花が一緒に咲いています。夏の花もまだまだ元気です。