まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」のクリスマスローズ(2)

 天気予報がまたまた大当たりで、昨夜から雪になりました。3回目の雪はそれほど降らなかったので、ちょっと安心しました。1回目の大雪で雪かきに不自由したので、せっかく買った雪かき用スコップですが、今回は必要無かったようです。

 例年にない寒さ続きで、クリスマスローズがなかなか咲きません。温室の中のものが少しずつ咲いている状況です。

 クリスマスローズの原種はキンポウゲ科宿根草で、ヨーロッパ全域、特に地中海沿岸、バルカン半島黒海沿岸から中国まで広範囲に分布しています。一般的に日本より夏の気温が低く、雨量が少なく、気温が高い所でも乾燥しているところに自生しています。日本で流通しているクリスマスローズの交配種は、日本の夏が苦手です。なん株夏越しに失敗したか分かりません。

 クリスマスローズは、花色がくすんだ感じの色が特徴ですが、最近は交配が進み、クリアーな色のものが出てきています。単色だけでなく、バイカラー(2色)咲き、ピコティ(覆輪)咲きなど豊富です。咲き方も、シングル(一重)咲き、セミダブル(半八重)咲き、ダブル(八重)咲きとあり、大輪咲きや小輪多花性咲き、多花弁咲きなど、クリスマスローズの色や模様、咲き方や形などバラエティーに富んで、楽しみが広がっています。

<シングル咲き>

f:id:myuu-myuu:20180202145359j:plain↑ レッドシングル           ↓ レッドフラッシュイエローシングル

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f:id:myuu-myuu:20180202145607j:plain↑ レッド&イエローのバイカラーシングル(外はレッド、内はイエロー)

 

<セミダブル咲き>

f:id:myuu-myuu:20180202150145j:plain↑ セミダブル・サクラシフォン(メリクロン株なので個体名が付いています。)

 クリスマスローズは実生から育てると2つと同じものが出来ないと言われています。同じものをたくさん作りだすために成長点培養という方法(メリクロンと言います。もともとはラン栽培で考えられたものだそうです。)を取り入れたそうです。

 

<ダブル咲き>

f:id:myuu-myuu:20180202151224j:plain↑ レッドブロッチホワイトダブル   ↓ 紫小輪ダブル

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f:id:myuu-myuu:20180202151614j:plain↑ 赤スポットイエローダブル   ↓ 赤糸ピコティホワイトダブル

f:id:myuu-myuu:20180202151808j:plain細い覆輪のことを「糸ピコティ」と言います。

 

 <原種交配>

f:id:myuu-myuu:20180202152156j:plain↑ デュメトルム交配・プチドール(小輪多花性)

f:id:myuu-myuu:20180202152442j:plain↑ エリックスミシー・モンテクリスト(エリックスミシーはニゲル × ステルニー × アーグチフォリウスの3種交配です。)

 

 もうすぐ立春だというのに、立春寒波がやってきて、あと2週間は厳寒が続くそうです。この調子では、クリスマスローズはまだまだ咲けそうにないようです。春が来るのが、どんどん遅れているような気がします。