2月17日(土)から23日(金)まで、東京ドームで世界らん展日本大賞2018が開かれているので、初日に見に出かけました。
1991年から始まって、今年で28回目だそうです。今年のテーマは、「ようこそ都会の楽園へ」ということで、沖縄の美ら海水族館とコラボしての展示だそうです。私の印象ですが、年々寂しくなっていくような気がします。入場までにドームの周りをグルグル回ったのが嘘の様にすんなりと入れました。
ウェルカムロードと沖縄の美ら海水族館がお出迎えです。
日本大賞は、つくば市のお医者さんの斉藤さんの作品です。
フィリピン原産で、17本の茎に約850輪の花を付けているそうです。花色は地味ですが、大きさに圧倒されました。
2位に当たる優秀賞は、デンドロビューム・パピリオ・ジャイアントです。
3位にあたる優良賞もなんと斉藤さんの作品で、真っ白なカトレア・ルデマニアナ・アルバ・マンテリーナでした。256輪もの花が咲いているそうです。
この巨大なカトレアはどんな鉢に植わっているのだろうと後ろを覗いてしまいました。
鉢らしきものはなく、寒冷紗のようなもので包まれていました。
私はカトレアが好きなのですが、カトレアの展示の中で心惹かれるものはあまりなかったのですが、デンドロビュームには大株で沢山花を付けている物が多かったように思いました。(次の5枚はすべてデンドロビュームです。)
↑ 原種コチョウラン・アマビリス ↓ 変わり咲きのコチョウラン
変わった色や珍しい形のランが他にもたくさんありました。
コブラオーキッドと言われるアフリカのランです。
他にもランを使ったディスプレイやアレンジメント、今年初めてのハンギングバスケットなどの展示もありました。このディスプレイは葛飾北斎の浮世絵を表現したようです。
奥にも沖縄の美ら海水族館の大型水槽があって、ランに負けないほどの華やかな魚たちが泳いでいました。
ラン屋さんの話だと、バブルの頃にランに夢中になっていた人たちがみんな80歳を過ぎてランの栽培どころでなくなり、ランの愛好家は減っているとのことでした。廃業するラン屋さんも多く、生き残りをかけてギフト専門のラン屋さんに看板をかけかえるラン屋さんもいるとの事です。
私もバブルの頃に夢中になった一人で、還暦を過ぎましたが、あと10年ぐらいはランを楽しめそうです。