まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」のひな祭り

 今日3月3日はひな祭りです。女の子の成長を祈る節句の年中行事です。ひな人形に桜や橘、桃の花などを飾り、雛あられや菱餅などを供え、白酒やちらし寿司などを飲食し、楽しみます。

 私の家では、自作の立ち雛とつるし雛を飾りました。立ち雛は、人形教室に通い始めた2年前に作りました。

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f:id:myuu-myuu:20180303184720j:plain   そのあとつるし雛に取り掛かり、完成までに2年かかりました。月1回の教室ですからなかなか思う様にはいきませんでした。

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 つるし雛は、江戸時代に、高価な雛人形が買えなかった庶民が、子どもの幸せを願い端切れや古布で作った人形を持ち寄って繋げ、飾ったのが始まりと言われています。

 伊豆の稲取地方が発祥とも言われ、平成10年頃から観光の目玉として、雛のつるし飾りまつりが開催されるようになって、全国に広がったそうです。

 桃(長寿)、さるぼぼ(魔除け)、三角(薬袋香袋)を基本にして、衣食住に困らないようにとの願いを込めて、食べ物、花、動物・鳥、遊び道具などの細工物を作り、下げ輪につるして飾ります。1本のつりひもの細工物の数もつりひもの数も奇数と決まっています。これは縁起物なので、割り切れる数を避けると言う意味があります。そして、雛段の両脇に飾られるようにと、対で作られるようです。

 私のつるし雛は、1本に7つの細工物をつなげ、7本下げるように作りました。真ん中には、七宝まり大中小3個を下げました。ちりめん細工の初心者の私には、人形教室の先生のおっしゃるように作るのが精いっぱいで、やっとの思いで1組ができました。あと1組なんてとてもとても無理でした。人形教室の仲間には、1対作った人もいます。(もちろん縫物に手慣れた人です。)

 全員ひな祭りまでになんとか完成さることが出来て、飾ってお祝いをしました。

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 ずらりと並んだ高さ1.7メートルのつるし雛は、壮観でした。同じ布、型紙で作ったはずが、一回り大きかったり、小さかったり、つりひもが長かったり、短かったり、作った人の個性が出ていて面白いなあと思いました。

 つるし雛を見ながら、完成の喜びをしみじみとかみしめましたが、一番喜んでくださったのが先生でした。先生にただ感謝です。

 自分でつくった立ち雛とつるし雛は私の宝ものです。