冬から一転初夏のような陽気になったせいか、春の花が順番を無視して一気に咲くさまは、北海道が春を迎えた時はこんな状況なのかと思わされます。今、「まつこの庭」は、勢いを取り戻したビオラやネメシア、スイセンとチューリップが花盛りで、サクラソウやシャガ、オーニソガラムなども咲き始めました。例年順番に花を咲き繋いでいくのに、こんなに一斉に咲いてしまって、この先咲く花はあるのかしら?と心配になるほどです。ゆっくり一つ一つの花を愛でる暇がありません。
花が次から次へと咲くし、お花見には出かけるわで、ブログでの紹介も大忙しです。
今回は、3月に咲いたランです。
<カトレア>
↑ インターメディア・セルレア ↓ ラブパッション・オレンジバード
↑ トリアネー・セルレア
<シンビジューム>
↑ オデッセイ ↓ ポーウェルシー
↑ ミリオンベール(花弁の縁をケムシに食害されてしまいました。たくさんのシンビジュームがきれいに咲けませんでした。)
<その他のラン>
↑ セロジネ・クリスタータ・ザクイーン ↓ バンダ・ミカドブルー
↑ ディネマ・ポリブルボン (1㎝ぐらいの小さな花をびっしりとつけるのですが、今年は少ししか咲きませんでした。)
↑ 原種コチョウラン・シレリアナ(フィリピン原産で、大きくなると花茎が1メートルぐらい伸び、分岐して30~50個の花を付けるそうです。ラン展などで見かけることがあります。我が家のものは株が小さいので、10個しか花を付けませんでした。)
<珍しいラン>
↑ メディオカルカー(花が1㎝に満たない小さなランです。赤とオレンジの2色咲きのつぼ型が珍しいです。)
↑ マキシラリア・シュンケアナ(花径が1㎝ぐらいで、実物は花色が写真よりずっと黒っぽいです。)
↑ ガストロキス・プレクラ・フルデンスボルグ(2017年度東京ドームラン展で優秀賞になったものと同じものです。ガストロキスの原種はマダガスカル島が原産で、これは園芸種のようです。福島の洋蘭園で育てたもので、今年1月の池袋サンシャインシティラン展でつぼみ付きの苗を売っているのを見つけて、私の温室で花を咲かせました。リップが大きく、かわいいです。)
今、温室の中は、シンビジュームが終わって、コチョウランが花盛りです。次はコチョウランを紹介したいと思います。