「ギャザリングって何?」と思いますよね。
最近私が習い始めたものです。私の作品を正面から見ると、
裏側から見ると、
こんなふうです。
ギャザリングとは、根付きのフラワーアレンジメントのようなものであり、アレンジメントのような寄せ植えとでも言ったらいいのでしょうか。
普通の寄せ植えは、植えこんでから少し育つのを待って楽しむものですが、このギャザリングは植えこんだ瞬間から楽しめるということをコンセプトにしているようです。しかも根付きなので、生長を見ながら長く楽しめるという長所もあります。
このかご型の鉢には、11種類16ポットの花苗が植えこまれています。中心のピンクはキンギョソウ、紫の小花はバーベナ、ミニバラ(グリーンアイス)、クリーピングタイム、オレンジがちょっと覗いている花はリナリア、葉物はプテリス、ワイヤープランツ、シレネ、ラベンダー(黄色の斑入り)、ハツユキカズラ、オレアリア(銀色の細かい葉)です。
えっ!?そんなにたくさんの苗が入るなんて、一体どんな植え方をしているの?と誰でも思いますよね。私も最初はこのギャザリングに抵抗がありました。根の土を落とし、下の方の葉を落とし、ぎゅうぎゅう詰めにするのですから・・・・。何だか花がかわいそうで仕方ありませんでした。
1番初めに作った作品は、約2カ月の間一部枯れたものもありましたが、新しい表情を見せながら楽しませてくれました。
ギャザリングは花ものと葉ものの3株で小さな花束を作り、メインになる花束を1組、周りに配置する花束を器の大きさや形に合わせて何組か作ります。花束を作る時には、苗の土を落とし、下の方の葉を落とし、3株合わせて水苔で巻きます。そしてその花束を土の代わりのベラボンというココヤシの繊維で作った培養土に植えこんでいきます。ベラボンは土に比べると軽く水を吸いやすく、根のはりがいいそうです。
今回、私はピンク色の花籠をイメージして、花色をピンクと薄紫と白の花を組み合わせることにしました。メインになる花束をキンギョソウとバーベナで作り、その周りに配置する花束はミニバラとハツユキカズラとラベンダーの組み合わせを2組とリナリアとハツユキカズラとラベンダーの組み合わせを1組作り、またその周りにクリーピングタイムとプテリスとワイヤープランツの組み合わせを2組とオレアリアとプテリスとシレネの組み合わせを2組作り、植え込みました。
今回は2回目だったので、少し慣れたということもあり、苗選びの段階から1回目の経験を活かせたように思います。出来上がりも満足でき、今回は「花遊び」が楽しめたような気がします。
参加者6人の作品です。
器も自分の好きな物を選び、花色も自由に選んで組み合わせました。先生からお褒めの言葉を頂いて皆満足できたようでした。
次回は6月です。観葉植物の予定です。楽しみです。