連日夏日で、所によっては真夏日とか。今日などは私の家の軒下で30℃を記録してビックリです。まだ4月だというのに、初夏というより真夏のような陽気ですね。
今「まつこの庭」は、一面白とブルーの花で埋め尽くされています。
白い花の正体は、
球根植物のオーニソガラム・ウンベラタムです。オーニソガラムはユリ科の植物で、ヨーロッパ、アジア、南アフリカに約150種もあるそうです。ウンベラタムは耐寒性が強く、繁殖力も旺盛で、「まつこの庭」がよほど気に入ったらしく、庭中に広がって増えてしまいました。この花は太陽が出ている間しか花を開かないので、晴天の日の9時頃から夕方4時ごろまでしか見られません。しかも1週間ぐらいで花が終わってしまいます。この一面の白い花は、天候や時間、期間限定なのです。例年なら5月の連休ごろに見ごろなのですが、今年は半月位早く見ごろを迎えてしまいました。
ブルーの花の正体は、シラー・カンパニュラータです。ヒアシンソイデスとも言い、スパニッシュ・ブルーベルとイングリッシュ・ブルーベルの2種類があり、今の時期咲いているのは、スパニッシュ・ブルーベルのようです。ピンク色と白もありますが、ブルーほど耐寒性、繁殖力が強くなく、増えてはくれません。私の庭にもイングリッシュ・ブルーベルがありますが、ムスカリと同じ頃に咲き、ヒアシンスによく似ています。
白い花の咲く植物は、他にもイチリンソウ、ニリンソウ、シャスターディジー、カモミールなどが群生しています。
↑ シャスターディジー(大きい花)とオーニソガラム ↓ カモミール
↑ 白花ホザキマンサク ↓ ドウダンツツジ
↑ シャガ(花色は薄紫ですが、シャガの群生は遠目には白っぽく見えます。)
ブルー系の花は、他にはムラサキハナナ、アジュガ、ツルニチニチソウ、ワスレナグサなどがあります。ライラックやフジなども咲いています。
↑ ムラサキハナナとオーニソガラム ↓ アジュガ
今年はたくさん花房をつけました。開花が半月早いです。
↑ エクィジット(遅咲きの紫八重咲きチューリップ)
私はこの白い庭が大好きです。(何しろ白に雑草が隠されて気になりません。)今年は、シラーカンパニュラータが更に彩りを添えてくれました。花の咲く順番が大きく狂ったので、思わむ白とブルーの花の組みあわせの素敵な庭が出現しました。この楽しみも少しの間です。咲き終わったチューリップの整理、玄関前の模様替え、クリスマスローズやランの植え替え、草取りなどたくさんの仕事が待っています。そろそろ福神草も目覚めるころ、温室から出してあげないと・・・・。庭仕事が山ほど待っています。
ちょっとの間、うっとりしながら庭を眺めることにします。