例年より少し早くバラとクレマチスが咲き始めました。「まつこの庭」はすっかり春から初夏へと季節が移り変わりました。
今年の冬はことのほか寒かったせいか、たくさんバラが枯れました。この辺りの土がバラには合わないという人もいて、そのせいかもしれません。
「まつこの庭」で一番早く咲いたのは、オールドローズのオールドブラッシュです。
中国のバラで、四季咲き性が強いことから、中国では「月季花」とか「長春花」と呼ばれています。四季咲き性の現代バラの作出に大きな役割を果たしたバラとして有名です。日本でも古くから栽培され、古い民家の庭先に何気なく咲いていることがあるそうです。早咲きで、例年ゴールデンウイーク頃に咲きます。
↑ オールドローズ・ソレイユドール(フランス語で黄金の太陽の意)世界で初めて作出された園芸種の黄花のバラで、歴史的に貴重なバラです。病気に弱いのが欠点です。
今、「まつこの庭」で一番盛りのバラはナニワイバラです。中国原産の原種で、やはり早咲きです。和名のナニワイバラの由来は、江戸時代に大阪の商人によってもたらされたからと言われています。
ナニワイバラの交配種にハトヤバラ(ピンクナニワイバラ)があります。
↑ ハトヤバラ
↑ デンティベス(イギリスのバラ) ↓ かおりかざり(日本のバラ)
↑ ミニバラ・モカ(つぼみはオレンジ色ですが、開花すると黄土色をしていて、時間が経つとピンク色がかってきます。秋の色は本当に茶色でモカという名がぴったりです。色が何とも言えず、大好きなバラです。)
バラのベストパートナープランツと言われるクレマチスも咲き始めました。
↑ レベッカ ↓ 名前不明
↑ ↓ ジョセフィーヌ(同じ株なのに咲き方が2種類あります。)
↑ 雪の粧 ↓ サマリタンジョー
↑ 篭口(ロウグチ) ↓ 藤のかほり
例年より早くバラの季節に入りました。まだ咲きはじめなので、これからどんどん咲きます。バラのパートナープランツと言われるクレマチスだけでなく、ジギタリスやデルフィニューム、カンパニュラなども咲き始めます。楽しみがいっぱいです。
バラの花を求めてバラ園に出かける楽しみもあります。今年はどこまで出かけましょうか。考え中です。