立夏を過ぎてから、まるで夏のような陽気から早春のような寒さになり、またこたつ生活に逆戻りです。このような陽気を表す言葉として、「春寒料峭(しゅんかんりょうしょう)」という言葉がテレビから流れて来ましたが、私は初めて聞く言葉でした。意味は、「春になって寒さがぶり返し、春風が肌寒く感じられること」だそうで、主に立春以後に使われる言葉だそうです。立夏を過ぎてから使うのはどうなのでしょうか? 梅雨寒という言葉はありますが、それにはまだ早いです。ぴったりの言葉がないということは、先人もこのような陽気を体験したことが無いほど、異常な気象ということなのでしょうか? 夏井いつき先生だったら、何と表現するのでしょうね。
今回は、2回目の初夏の「まつこの庭」です。肌寒い日が続いているので、またバラの盛りは先送りになりそうです。
↑ 銅葉のスモークツリー ↓ 赤花のスモークツリー
↑ ネグントカエデ ↓ びっしりとつぼみを付けたフクレミカン
実のなる木は豊作が1年おきと言いますが、去年フクレミカンは不作だったので、今年は豊作のようです。今年の冬は寒くて、葉が大部落ちてしまったのですが、つぼみと若葉が一緒に芽生えてきたので、びっくりです。ユズは去年大豊作だったせいか、つぼみがほとんど見えません。
↑ ギッシリと実を付けたビックリグミ ↓ キングサリ
↑ ハニーサックル ↓ シラン
↑ ↓ ダッチアイリス
↑ ニゲラ ↓ ジギタリス
↑ 温室の中で咲くパンドレア 耐寒温度が0~5℃なので鉢植えにして温室に入れておいたら根を降ろしてしまい、つる性なので温室中を天井まで這いまわっています。
↑ ↓ 温室の中で咲くセントポーリア
今庭中に咲いている雑草が、ユウゲショウとアメリカフウロです。
↑ ユウゲショウ(夕化粧) 南アメリカ原産の多年草で明治時代に観賞用として移入されたが、野生化して日本全国に広がっているそうです。オシロイバナと同じように夕方咲くので、ユウゲショウの和名があります。
↑ アメリカフウロ 北アメリカ原産の1年草で、戦後飼料に混じって持ち込まれ、野生化し、全国に広まったと言われています。花は小さく薄紫色をしています。日本原産のゲンノショウコによく似ていますが、花の時期がアメリカフウロの方が早く咲きます。アメリカフウロも花がもう少し大きく目立つ色ならば、雑草扱いされないだろうに・・・・。フウロソウの仲間のゲラニウムはバラのパートナープランツとして重宝されているのですから・・・・。
雑草と一言で言っても、日本原産のもの帰化植物といろいろあるものなのですね。雑草さえも日本産は外来種に隅に追いやられそうなのですね。