6月17日から24日まで、筑波実験植物園で開かれていたつくば洋蘭会主催の蘭展を見に行って来ました。梅雨の晴れ間で、人で賑わっていました。
いつもなら温室の中の展示なのですが、夏に開花するランは少ないせいか、入り口を入ってすぐのホールに展示してありました。
↑ テネブローサ・オーレア ↓ ロバータ・ジェニー
↑ ブロウトニア・サンギネア ↓ デンドロビューム・スミリエ・アルバ
↑ デンドロビューム・コンボラタム ↓ パフィオペディルム
↑ スタンホペア・チグリナ ↓ カトレア・パカビア
↑ カトレア・フィグリナ ↓ ブラッシア
↑ ツニア ↓ バルボフィラム・ファレノプシス
たくあんの匂いがするというので嗅いでみたら、そのものずばりたくあんの匂いがしました。ハエの仲間を呼び寄せて、受粉するそうです。
いつもながら、ラン展では珍しいランに出会えます。「まつこの庭」でもテネブローサ・オーレアがつぼみを4つももったのに、花が開く前にカタツムリに食べられてしまいました。ラン展で見られて、うれしかったです。
温室も覗いて見ました。ホヤが咲いていないかと期待して・・・・。残念ながらまだまだ小さい花芽でした。次の機会に期待して・・・・。
↑ レモンの花と実 私の手のひらぐらい大きなレモンの実が色づいていました。花と実が一緒なのでびっくりです。
↑ アルストロキア 何とも不思議な花です。下の袋に虫が落ちるしかけになっているようです。
アジサイのコーナーを初めて見ました。アジサイの咲いている時期に来たことがなかったのかもしれません。日本の原種や山アジサイ、その交配種がありました。図鑑でしか見た事のないアジサイもあって、実物を見られてラッキーでした。
↑ オタクサ シーボルトが日本人の妻「お滝さん」にちなんで名付けたと言われるアジサイです。シーボルトがお滝さんを発音すると「オタクサ」に聞こえたそうです。
↑ 伊豆物語 ↓ 八丈千鳥
↑ ポージーブーケ・ビビアン ↓ 大島緑花
本当に緑色をしたアジサイなので、ビックリしました。咲き進むと下のようになります。真ん中の両性花が開花すると紫色になるようです。
野菜コーナーも覗いて見ました。
目を引く青い花が咲くこの植物は、何と初めて見るハーブのチコリの花でした。株が私の背よりも高く、まさかチコリとは思いませんでした。
これはゴボウの実です。2年栽培しないと花は咲かないそうです。中国では、漢方薬として使われ、日本には平安時代に入り、江戸時代から野菜として利用され始めたそうです。ごぼうを食用にするのは日本だけだそうです。
筑波実験植物園はいつ行っても、見どころがあり、新しい発見がある楽しい植物園で、いつも感心させられます。