まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」の夏のラン(1)

 久しぶりに雨が降りました。草花にとっては恵みの雨です。

 大雨注意報が出ているので、単純に喜んでばかりはいられません。西日本や北日本では大きな被害が出ているのですから・・・・。

 今回は、「まつこの庭」で6月に咲いた夏のランです。

<カトレアの仲間>

f:id:myuu-myuu:20180706095739j:plain↑ パープラタ・カーネア   ↓ カーハンミア

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f:id:myuu-myuu:20180706100059j:plain↑ ロエブリング   カーハンミアによく似ていますが、ロエブリングは全体が紫色です。この花はよく秋に咲きます。夏の早い時期に咲いたのは、私の温室では初めてです。考えてみれば、この花の片親が初夏咲きのパープラタなので、夏に咲いても不思議ではありません。

f:id:myuu-myuu:20180706100625j:plain↑ パープラタ 一部分をカタツムリに食害されてしまいました。

f:id:myuu-myuu:20180706101018j:plain↑ インターグロッサ     ↓ ミカワブーケ

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コチョウラン

f:id:myuu-myuu:20180706102021j:plain↑ ミディコチョウラン・ドリタエランラン  ↓ ミディコチョウラン・レジー

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f:id:myuu-myuu:20180706102347j:plain↑ ミディコチョウラン・ビッグリップ  ランの花は花弁が6枚あるように見えますが、下の3枚はガクです。上の3枚が花弁になりますが、3枚のうち下側の花弁は形が他の2枚と違っていて唇のように見えることから唇弁(リップ)といいます。このビッグリップは唇弁が大きく他の2枚の花弁と同じような形をしているのが特徴です。

<デンドロビューム>

f:id:myuu-myuu:20180706103334j:plain↑ セクンダム・アルバ  東南アジア原産で普通のセクンダムは濃いピンク色で、小さい花を密に付けます。大きいものだと背丈1m、花の長さも20㎝ぐらいになるそうです。このセクンダムは花色が白で、花の長さは10㎝ぐらいです。

<ホヤ(サクララン)の仲間>

 温室の中で5月頃から咲き始めました。すぐ花の終わったものもありますが、咲き続けているもの、新たに咲いた別の種類のものもあります。

f:id:myuu-myuu:20180706104703j:plain↑ ↓ カルノーサ (カルノーサのスタンダードな種類です。)

f:id:myuu-myuu:20180706104849j:plainこの前咲いたのは、カルノーサ・コンパクタで、こんな花でこんな葉でした。

f:id:myuu-myuu:20180706105146j:plain葉が巻いていて、花の色はほとんど変わりませんが、花全体が小さめでした。

f:id:myuu-myuu:20180706105510j:plain↑ ↓ ホイシュケリアナ  これ以上外側の花弁は開きません。

f:id:myuu-myuu:20180706105803j:plain1つの花の大きさは5㎜ぐらいしかなく、花も5~8個ぐらいしか固まって咲かないので、花全体の大きさも1.5~2㎝ぐらいにしかなりません。つるの節々に花をたくさん付けてもあまり目立ちません。この花は黄色ですが、オレンジ色やピンク色もあるそうです。

f:id:myuu-myuu:20180706110510j:plain↑ ↓ クミンギアナ  黄緑色に赤い星模様で、花径は8㎜ぐらいです。

f:id:myuu-myuu:20180706110757j:plain花弁の端が反り返るのが特徴です。この花は斜めに伸びた長い茎に下向きに花を付けるので、茎を持ち上げないと花を見ることができません。

 夏咲きのランはあまりないので、温室の中は夏の間ちょっと寂しげです。木立ベゴニアやホヤが彩りを添えてくれると思います。