まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

「まつこの庭」の夏のラン(2)

 また猛暑が戻ってきました。心配された台風はそれほどの被害がなくよかったです。

 私の住む地域はそれほど雨も風も強くなく、庭の花が倒れることもありませんでした。コリウスを物置に避難させましたが、骨折り損になってしまいました。喜ぶべきことですね。母の台風予報は今回も当たりました。8月9月は台風のラッシュアワーだそうですから、まだまだ油断はできません。

 今回は7月から8月にかけて「まつこの庭」の温室で咲いた夏のランです。夏の咲くランは少ないので、コチョウランが中心です。花の大きさで、10㎝以上が大輪、7、8㎝前後が中輪(ミディコチョウラン)、4、5㎝前後が小輪(ミニコチョウラン)、3㎝以下が極小輪(ミニミニコチョウラン)と分けられます。

<大輪コチョウラン> 花径が10㎝以上です。

f:id:myuu-myuu:20180811210247j:plain全体が白でリっプに黄色が入るスタンダードなコチョウランです。

<ミディコチョウラン> 花径が7,8㎝です。

f:id:myuu-myuu:20180811203443j:plain↑ グリーンに赤リップ   ↓ チェリーQ(ピンクに赤リップ)

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f:id:myuu-myuu:20180811204726j:plain↑ 白に紫がかったピンクリップ  ↓ 花弁にもリップにも模様入りf:id:myuu-myuu:20180811204624j:plain花弁にもリップにも入った濃いピンクの模様が目を引きます。リップも形が変わっていて大きいです。

<ミニコチョウラン> 半径が4、5㎝です。

f:id:myuu-myuu:20180811210533j:plain白の花弁とリップにに赤のかすかなスポットが入ります。

<ミニミニコチョウラン> 花径が3㎝以下です。

f:id:myuu-myuu:20180811205427j:plain↑ アプリコットにストライプでアプリコットリップ  ↓ ピンクに濃いピンクリップ

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f:id:myuu-myuu:20180811210359j:plain↑ ブルートゥインクル(紫に濃い紫のリップ)

<その他のラン>

f:id:myuu-myuu:20180811211346j:plain↑ デンドロビューム・スミリエ・アルバ  これは花が白ですが、普通はピンク色です。オーストラリア、ニューギニア原産です。日本では春から初夏に咲くようですが、どういう訳か今頃咲きました。

f:id:myuu-myuu:20180811211807j:plain↑ シンビジューム (和ラン・シルクロード)シーズンオフに半値以下になっているものを買いました。シンビジュームは普通冬から春にかけて咲きます。真夏に咲くなんて、これは全くの狂い咲きだと思います。上の方のつぼみはさすがの暑さにとけてしまい、下の方だけ咲きました。ラベルには和ラン・シルクロードとありましたが、シルクロードはピンク色の花を咲かせます。名札が違っているのか、今頃咲いたためにこんな色になったのかはなぞです。

f:id:myuu-myuu:20180811212552j:plain↑ バンダ・ミカドブルー  今年3月に咲いて2回目の開花です。花の数が少ない上に、高い所に吊るしてあるので油断してしまい、カタツムリに食害されてしまいました。

<ホヤ(サクララン)> 6月に咲いたホヤ・カルノーサの株にまた花が咲きました

f:id:myuu-myuu:20180811213041j:plain↑ カルノーサ・コンパクタ   ↓ カルノー

f:id:myuu-myuu:20180811213224j:plainカルノーサは普通の緑色の葉ですが、コンパクタは葉が巻いています。花の色も微妙に違う様です。一つ一つの花の大きさは同じぐらいですが、コンパクタの方が花全体は小さく、花色のピンクが濃く、花の縁がフリルがかっているようです。真ん中の赤い色はカルノーサのほうが濃いようです。

 ホヤは花が1回咲くと同じ所からまた咲くということは知っていましたが、それは次の年のことかと思っていました。ところが花が咲いてから約1か月後に同じ所からまた花が咲いたのです。カルノーサもカルノーサ・コンパクタも両方です。これは普通のことなのか?それとも今年だけのことなのか?来年分かることでしょう。

 今年は例年になく酷暑であるせいか、ランの花にも異常事態が起こっているようです。今の時期花が少ないのは普通の事ですが、この暑さがランにどういう影響を与えるかが心配です。冬から春の開花時期に結果が分かるでしょう。