台風24号は、今回も各地に災害をもたらしました。私の住む地域は台風の進路からは大部離れてはいましたが、暴風が吹き荒れました。「まつこの庭」は木に囲まれているので、風当たりが他の家よりは弱かったと思いますが、それでも背の高い皇帝ダリアやカンナ、ジンジャー、エンゼルトランペットなど倒れてしまいました。近くに住む花友の皇帝ダリアは折れてしまったそうですが、私の庭の花は倒れても折れはしなかったので不幸中の幸いでした。つぼみを付けて咲きそうだったエンゼルトランペットも、起こしてあげたところ無事花を咲かせました。
エンゼルトランペットはナス科の熱帯花木で、熱帯アメリカ原産です。和名はキダチチョウセンアサガオと言います。背丈は1~3mぐらいで、株全体に毒を持っています。花は、夜とても良い香りを放ちます。花色は白、ピンク、黄色、オレンジとありますが、私の庭では黄色しか咲きません。ピンク色もあるはずなのですが、このところ咲いた事がありません。エンゼルトランペットに夢中になっている頃は、1本の木に100輪もの花を咲かせたことがありましたが・・・・・・。今は裏庭に追いやられて、世話もあまりしてもらえず、ちょっとかわいそうな存在です。
今から約20年ほど前にエンゼルトランペットが大流行したことがあります。そのころは街中を車で走るとあちこちでたくさん花を咲かせた大株を見かけたものですが、最近はたまにしか見かけません。しかも夏の終わりごろからしか見かけません。花期は5月~11月という事で、夏の花のイメージが強かったように思いますが、最近は少し花の時期が変わってきたような気がするのは、私だけでしょうか?
エンゼルトランペットは熱帯花木といっても高地に自生する花木なので、日本の夏は苦手です。以前は6月頃に咲いて、真夏はお休みして、涼しくなったころにまた咲き出す、そんなイメージでした。私の庭のエンゼルトランペットは一昨年は9月に、昨年は11月も半ばになって、今年は10月に一番花が咲きました。すっかり秋の花というイメージになってしまったように思います。考えてみると、一昨年も昨年も今年も5月頃から真夏のような陽気だったので、そのせいかもしれません。来年はどうなるかちょっと様子を見ることにします。
10月になってもまだまだ元気に、と言うより元気を取り戻したり、ますます元気になったりして咲いている夏の花がたくさんあります。
↑ やっと咲き出したオレンジ色のジンジャー ↓ ニホンフヨウ
咲き出したのが遅かったですが、つぼみがまだまだたくさんあります。
↑ 台風21号の風で倒れたまま花を咲かせ続けるキバナコスモス ↓ニチニチソウ
↑ 元気を取り戻したマリーゴールド ↓ まだまだ元気な福神草
右端は今から咲き始めようとするツボミです。7月から絶え間なく咲き続けています。
↑ 今を盛りに咲く変わりアサガオ・ミナ・ロバータ ↓ 鮮やかさを増したコリウス
台風に備えて、コリウスの鉢を物置にしまったので、風の被害を受けずに済みました。秋も深まり、これから色がいっそう鮮やかになります。
台風25号が発生して、また日本列島に接近しています。海水温度がなかなか低くならないからだそうですが、台風はもううんざりです。