夕方のテレビでひたちなか海浜公園の32000本のコキアが見ごろだと放送していたので、出かけました。
家を7時50分に出て、9時すぎに海浜公園に着きました。開園前だというのに駐車場にはたくさん車がありました。県外ナンバーが多いのに驚きです。駐車場で7匹のワンちゃんを連れた人を見かけました。スタンダードプードルという種類だそうです。犬を連れた人がとにかく多いです。
お天気はいいし、何だかコキアを見る前からいいものを見たなあという感じです。
みはらしの丘のふもとには、ソバやコスモスが植えられていました。見ごろにはまだちょっと早い感じでした。
丘いっぱいにもこもことした赤いじゅうたんを敷き詰めたようなコキアは、見る場所や角度、光の当たり方などによってさまざまな表情を見せます。青空の下のコキアは特に鮮やかさを増し、輝くような赤です。
コキアはヒユ科バッシア属の一年草でユーラシア大陸乾燥地帯原産です。かつては、コキア属に分類されていたことからコキアと呼ばれているそうです。和名はホウキグサと言い、日本には中国から伝来したと言われているそうです。ホウキグサの名の通りホウキの材料として利用されたり、実は「とんぶり」とか「畑のキャビア」とか言われ、秋田では郷土料理として食されるそうです。
海浜公園のコキアは観賞用のもので、ホウキや食用になるコキアとは別種で、草姿が丸くなり、秋に紅葉するのが特徴だそうです。塩害にも強いそうです。今年は台風の塩害で植物に色々な影響が出ているのに、鮮やかに紅葉している訳が納得出来ました。我が家のコキアは丸くならないし、紅葉も今一つなのでおかしいなあとは思っていたのですが、ホウキ用のコキアだったようです。
帰り際にローズガーデンへ寄りました。思ったよりバラの種類が少なく、ちょっとがっかりでした。白バラのアイスバーグが見事でした。
ひたちなか海浜公園のコキアを見たのは初めてです。以前はコスモスが一面に植栽されていたように思います。ひたちなか海浜公園の春のネモフィラと秋のコキアは日本国内だけでなく、外国にも知れ渡っているようです。今日も中国語が大部飛び交っていました。後で知ったのですが、この日はNHKの取材だけでなく、ロシアのテレビ局の取材も入っていたようです。今年はネモフィラとコキア両方見られてよかったです。