まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

ハイブリッドダリア・ガッツアリア

 ガッツアリアは、皇帝ダリアと普通のダリアのハイブリッド(交配種)です。

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 皇帝ダリアは、高さが3~5mになり、秋遅く(11月半ばごろ)に登頂にピンク色の大きな花を咲かせます。背が高いことで倒れやすく、しかも花が咲いても2階から観賞するほど花が良く見えません。皇帝ダリアは寒さに弱く、花の時期が晩秋であることから、霜の降りる時期と重なり、暖冬でもない限り花を見られないことが多いのです。

 そこで、皇帝ダリアの欠点を解消する目的で、普通のダリアと交配してできたのが、ガッツアリアです。皇帝ダリアは一重の花が咲きますが、ガッツアリアは一重咲きの花(花弁が8枚)と半八重咲き(花弁が16枚前後)の花が混じります。

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 ガッツアリアは、高さが1.5~2mで、皇帝ダリアより1か月ぐらい早く10月の半ばごろから花を咲かせ始めます。ガッツアリアが出はじめた頃は、ピンク色のものだけでしたが、八重咲き、ローズ色、アプリコット色と種類も豊富になってきました。「まつこの庭」には、ピンク色の他にローズ色とアプリコット色があります。以前は八重咲きもあったのですが、冬越しに失敗してしまいました。皇帝ダリアと同じように地植えで冬越しできます。

f:id:myuu-myuu:20181029172751j:plain↑ ローズ色のガッツアリア   ↓ アプリコット色のガッツアリア

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 皇帝ダリアはまだつぼみです。花が早いか、霜が早いか競争です。

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 霜が降りる予報が出ると、鉢植えなら軒下に避難できますが、地植えの場合はつぼみの付いた茎を切って水に挿しておきます。時期が来ると開花します。この方法を花友に教えてあげると喜ばれました。

 他のダリアは、今年カタツムリと長雨の被害で散々でした。ほんの少ししか花が見られませんでした。

f:id:myuu-myuu:20181029174749j:plain↑ 白のデコラ咲き   ↓ アプリコット色になったピンクのデコラ咲き

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f:id:myuu-myuu:20181029175022j:plain↑ アプリコット色になった黄色のデコラ咲き    秋に咲くダリアは、ピンクも黄色も色が濃くなり、アプリコット色になってしまうようです。

f:id:myuu-myuu:20181029175414j:plain↑ 2色咲き    ↓ 咲き分け(1本の株に3種類の花が咲きます。)

f:id:myuu-myuu:20181029175259j:plain大輪のダリアで同じように咲き分けるダリアで「浮気心」という名前のダリアがありますが、これは小輪なので「ミニ浮気心」というところでしょうか。

f:id:myuu-myuu:20181029175150j:plain↑ 一重咲きの小輪ダリアなのですが、半八重咲きになっています。

 

 秋も深まり、10月ももうすぐ終わりです。23日は二十四節季の一つ霜降でした。いつ霜が降りてもおかしくない時期になってしまいました。昨年皇帝ダリアの花が咲いたのは11月15日で、咲き始めたと思ったら大霜が降りて、満開の皇帝ダリアを見ることはできませんでした。今年は無事皇帝ダリアの花を見ることができるでしょうか?