3月も終わりに近づき、「まつこの庭」のクリスマスローズは盛りを過ぎつつあります。鉢植えのクリスマスローズは花色がくすみ、咲いても小さな花です。種ができているものもあります。庭植えのクリスマスローズは今が盛りです。
今回はクリスマスローズの原種と原種交配種です。
<原種>
↑ ノイガー(ニゲル) ↓ 八重咲きノイガー
↑ リヴィダス(グリーン系) ↓ リヴィダス(赤系)
↓ クロアチカス
<原種交配>
↑ ステルニー (アウグチフォリウス × リヴィダス)
↑ エリックスミシー(ニゲル × ステルニー 3種類の原種の交配)
↑ ピンクフロスト(ニゲル × リヴィダス) ↓ レモニエラエ(ニゲル交配)
↑ スノーダンス(リヴィダス交配) ↓ ウィンターベル(ニゲル × フェチダス)
↑ 氷のバラ(ニゲル交配) ↓ アンナズレッド(リヴィダス交配)
↑ モーリス・ホワイト(アンナズレッドの姉妹種、リヴィダス交配)
↑ ウィンターヴィーナス(ニゲル交配)
毎年新しい交配種が出ていますが、片親にニゲルかリヴィダスを使って園芸種と交配することが多く、花弁の形を見ると大体どちらの交配か分かります。ニゲル系はヒラヒラした感じで、リヴィダス系は丸い形でちょっと厚みがあります。氷のバラとアンナズレッドは一見どちらも赤い花でよく似ていますが、花弁の形を比較するとよく分かります。アンナズレッドとモーリス・ホワイトは姉妹種ですが、赤花のリヴィダスを交配に使うとアンナズレッド、緑花のリヴィダスを使うとモーリス・ホワイトになるようです。
最近はクリスマスローズの葉の色や模様を楽しむという新しいクリスマスローズの楽しみ方が提案されているようです。
↑ ニゲル・マーブルリーフ ↓ リヴィダス・マスカット
↑ リヴィダス・ゴールデンリーフ ↓ ステルニー・ゴールデンリーフ
↑ ステルニー・スノーフィーバー ↓ ステルニー・ダイヤモンドダスト
これらのカラーリーフのクリスマスローズは寄せ植えなどに使われるようです。私のギャザリング教室でも材料として使われたことがあります。
クリスマスローズブームが翳りを見せてきていると言われながら、まだまだ新しいクリスマスローズの楽しみ方が追及されているようです。今年はもうクリスマスローズシーズンも終わりですが、来年はどんな新しい花が出てくるのか楽しみです。