去年の今頃は季節が半月位先を行っているような感じでしたが、今年は逆に半月位遅れているような感じがします。今日などはどこまでも青空で春らしい日ですが、また雨の予報が出ています。早くすっかり春になって欲しいです。
今回は「まつこの庭」で咲いた春の山野草です。
チングルマはバラ科の高山植物です。和名チングルマは稚児車から転じたもので、白い花弁が5個並ぶ姿や放射状に並んだ長毛が風になびく実の様子を子どもの風車に見立てたという説があります。
イチリンソウもニリンソウも花の色や形が似ていますが、葉の形が違います。名前の通りイチリンソウは1茎に1輪、ニリンソウは1茎に2輪咲きます。「まつこの庭」では、2輪草の方が少し早く咲きます。
↑ カキドオシの花 ↓ 斑入りカキドオシ(グレコマ)の花
↑ ↓ 原種プリムラ
例年今の時期オーニソガラムの葉で庭一面が覆われるのですが、今年はヒメオドリコソウがあちこちにオーニソガラムに混じって生えています。
↑ ワイルドストロベリー(白実) ↓ ローズベリー・レッド(食用イチゴ)
普通イチゴの花は白いのですが、このイチゴは花が真っ赤です。実ももちろん赤です。
↑ スミレ ↓ シロスミレ
<アメリカスミレ3種> ↓ アメリカスミレ・サイシン・プリケアナアメリカスミレというとこのスミレをよく見かけます。最近までアメリカスミレはこのスミレの事を言うとずっと思っていました。正式にはアメリカスミレ・サイシンという名前でいろいろな変種があり、それぞれに名前が付いているそうです。
↑ パピリオラケア ↓ スノープリンセス
普通種が紫1色のパピリオケラナでプリケアナとスノープリンセスは変種だそうです。アメリカスミレ・サイシンは北アメリカ原産で、明治時代に日本に園芸種として入って来たそうです。今では日本全国で野生化しているそうです。この花の特徴は花弁の内側に毛が生えていることです。「まつこの庭」にはこの3種類があったのですが、同じ仲間とは思っていませんでした。3つとも毛が生えていることが確かめられたので、正式な名前が分かりました。一見すると日本産のスミレもアメリカ産のスミレも区別がつきませんが、特徴が分かれば区別できますね。3種のアメリカスミレは仲間だったという最近の再発見です。いくつになっても新しい発見があるのはうれしいですね。