台風が発生したとかで「令和初の台風」と話題になっているようですが、大きな被害をもたらさないように願うばかりです。
6月の花と言うとアジサイですが、わたしの庭では昔からある水色の手毬咲きのアジサイもガクアジサイも冬に枝が全部枯れてしまい、やっと株元から新しい芽がでてきたところなので、花は見られそうにありません。咲き始めたピンク色の手毬咲きのアジサイは、先日モチノキを切った時にアジサイの上に切った木が倒れて、枝が何本も折れ息も絶え絶えの状態です。このアジサイは私の庭に昔からありますが、花弁の縁にギザギザがあるので、本アジサイではなく、園芸種のようです。
元気なのはアメリカアジサイばかりで、花を沢山咲かせています。鉢植えのガーデンアジサイも少しづつ咲き始めました。
今日本で流通しているアジサイは大きく分けると5つだそうです。1つは「本アジサイ」で昔からお寺や農家の庭などで栽培されているもの、2つ目は「山アジサイ」で日本各地の山に自生しているもの、3つ目は「西洋アジサイ」で日本のアジサイがヨーロッパに渡り品種改良され日本に帰って来たもの、4つ目は「アメリカアジサイ」で北アメリカ原産のもの、5つ目は「ガーデンアジサイ」で山アジサイと西洋アジサイの交配されたものだそうです。アジサイと言っても、いろいろなアジサイがあり、次々に新品種が出てくるので楽しみの多い植物の一つになっています。
以前は母の日の花と言えばカーネーションでしたが、最近はアジサイが花屋さんやガーデンセンターなどに並ぶようになり、母の日の花が変わりました。その多くはガーデンアジサイと言われているものです。
<山アジサイ>
↑ ↑ 紅(クレナイ)
咲き始めは花弁は白ですが、日に当たるとだんだん赤くなります。赤く変わった所は実は花弁ではなくガクで、花は真ん中のつぶつぶとしたものです。外回りの部分を装飾花、中の部分を両性花と呼ぶそうです。
↑ 藍姫(アイヒメ) ↓ 見方八重(ミカタヤエ)
この花は本来は青色ですが、私の庭ではややピンク色がかっています。アジサイは酸性土で青色、アルカリ土で赤色と言われるので、私の庭は少しアルカリ性が強いのかもしれません。
↑ アナベル 日本へは30年ぐらい前から入って来るようになったそうです。アジサイの名所と言われるお寺などでもどんどん取り入れていますね。
葉の形が柏の葉に似ているので、この名があります。
↑ ヘイズ・スターバースト 最近出まわるようになりました。アナベルの八重咲き種ともいわれますが、本当のところまだよく分かっていないそうです。
<西洋アジサイ>
↑ マジカル・ハイドランジア・レボリューション オランダで作出されたアジサイで、このマジカルシリーズは色が様々に変化することで人気があります。
<ガーデンアジサイ>
↑ 万華鏡(マンゲキョウ) ↓ ピンク花万華鏡
↑ スターリットスカイ ↓ ウエディングブーケ
四季咲きアジサイと言われていて、剪定を上手に行えば2回花を楽しめるそうです。
<その他のアジサイ>
↑ 中国アジサイ・常山アジサイ ヒマラヤ~東南アジアに山地に自生し、中国では若い葉や根を解熱剤として用いるそうです。寒さにやや弱いようです。
ウズアジサイは本アジサイの突然変異とかウイルスに冒されたとか諸説あるようですが、装飾花が内側に丸まって渦を巻く様に見える事からこの名があります。本来ウズアジサイは青色ですが、私の庭ではピンク色です。江戸時代に庶民の間で大流行したそうです。ウズアジサイは別名オタフクアジサイとも言い、ピンク花のウズアジサイは「梅花咲き」とか「おかめ」とか呼ばれたそうです。かわいい花姿を見るとこのネーミングが納得できます。
例年よりアジサイの季節が遅いような気がします。あと少し楽しめそうです。