まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

ムクゲとハイビスカス

 夏の花木を代表するものとしてムクゲとハイビスカスがありますが、似た様な花を付けます。今「まつこの庭」ではムクゲとハイビスカスが盛りを迎えています。

f:id:myuu-myuu:20190807115915j:plain↑ ムクゲ   ↓ ハイビスカス

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 どちらもアオイ科の植物で同じフヨウ属に属します。花弁は5枚で真ん中に突き出たものがめしべとおしべです。ハイビスカスの方が特に長いです。朝花が開くと夕方にはしぼむ1日花ですが、ムクゲの中には、2日ぐらい咲いているものもあります。

 ムクゲは中国原産で、日本には平安時代ごろ入って来たと言われ、耐寒性が強く庭木として長く楽しまれてきました。韓国では国花になっているそうです。

 私の庭では白のムクゲが多く、他には次のようなムクゲも咲いています。

f:id:myuu-myuu:20190807120642j:plain花弁の元が赤く、日の丸と言われる模様があります。八重咲きもあります。

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 ハイビスカスは、ハワイ原産の熱帯性の植物で、寒さに弱いことがムクゲとの決定的な違いです。私の家では、鉢植えにして温室で冬越しをします。白と赤のハイビスカスは温室に根を降ろしてしまいました。

f:id:myuu-myuu:20190807120552j:plain他にもこんなハイビスカスが咲いています。

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 ムクゲとハイビスカスの決定的な違いがもう一つあります。花弁の色です。ムクゲは白やピンク、紫など落ち着いた色のものが多く、ハイビスカスはいかにも南国の花らしく、黄色やオレンジ、赤など色が派手です。めしべとおしべの部分もそうです。私の家のものは比較的おとなしめの色ですが、花屋さんの店先に並んでいるハイビスカスには、花弁が厚く大きかったり、フリルが入っていたり、2色咲きだったり、中にはオレンジ色に青い色が混じっていたり、茶花として鑑賞されることもあるムクゲとは趣が全く異なります。ムクゲは清涼感を与えてくれますが、ハイビスカスは元気を与えてくれそうです。

 ムクゲもハイビスカスも9月頃まで花を楽しむことができます。