前回は埼玉のダリア園で見て来た大輪、中輪・小輪のデコラ咲き(八重咲き)の紹介でしたが、今回はカクタス咲き、ポンポン咲き、コレット咲き、オーキッド咲き、2色咲き、絞り咲きなどを紹介します。
<カクタス咲き> 花弁が細く、幅も様々、大輪、中輪、花弁がねじれていたり、先が分かれているものもあります。
↑ 十九の春 ↓ 山開き
↑ 桜の女王 ↓ 羽衣・孔雀
↑ ショーンテル ↓ 蓬莱山
↑ かちどき ↓ 左の赤い花は熱唱、右のピンク色の花はスターズレディ
<ポンポン咲き> 筒状の花弁で八重咲きで球状になります。多くは小輪です。
↑ なばなの月 ↓ 淡雪てまり
↑ かまくら ↓ いとしご
↑ 寒椿 ↓ 珠玉
<コラレット咲き> 一重咲きで、内側に副花弁をもっています。
↑ メアリーエベリン ↓ アングリッケンフェルダー
↑ テスブルックオードリー ↓ アルペンマリー
<オーキッド咲き> 細い花弁の一重咲きで、花弁が内側に巻き込んでいます。
私が見た限りでは、オーキッド咲きと思われるものは、このホシカだけだったように思います。マーガレットみたいな花でした。
<2色咲き> 花弁の色が2色になっています。紅白になっているものが多いです。カクタス咲きのものもあります。
↑ プリマドンナ ↓ 群金魚
↑ 祝賀会 ↓ 恋祭り
↑ サンタクロース
<絞り咲き> 花弁の模様が絞りになっています。
↑ ダンサー ↓ グリーンドゥ
↑ 水彩
↑ ↓ ガトビー カクタス咲きです。
ダリアの原産地は、メキシコ、グアテマラなど中南米の高地で、メキシコでは国花になっています。18世紀にヨーロッパに伝えられ、19世紀に改良が進められ、王侯貴族の間でブームとなったそうです。バラのコレクションで知られるナポレオン妃のジョセフィーヌも一時期、熱中したそうです。日本へは江戸時代の終わりごろにオランダ人によって伝えられたそうです。和名は天竺牡丹(テンジクボタン)です。
両神山麓ダリア園は、小鹿野町が町おこしに始めたそうです。9月1日から11月3日まで開園しているそうです。
閉園するとダリアの球根を全部掘り上げ、土を落として名札を付けて、冬越しするそうです。埼玉と言っても秩父の方なので、冬は日中でも霜が解けないことがあるそうで、ハウスの中は最低温度を5℃に設定し、暖房を入れているそうです。
350種、5000株あるというダリアを堪能できました。ダリア図鑑ができるほどたくさん写真も撮りました。写真でしか見たことがなかったオーキッド咲きのダリアを見ることができ、うれしかったです。アネモネ咲きのダリアが見られたら最高だったのに、それらしきものは見当たらずちょっと残念でした。