台風19号が各地に大きな爪痕を残して去りました。上陸する前から15号台風並みかそれ以上の超大型台風と言われていたので、覚悟を決めてあれこれと準備をしました。庭の花も室内や物置小屋に取り込めるものは取り込み、取り込めない背の高い植物は支柱を立ててしっかり結わえ付けました。
私の住む所のすぐ側(左側)を台風が通り過ぎたようなのですが、風や雨は思ったほどひどくはなく、停電もせず、一晩過ぎると竹が4,5本倒れて通路を塞いでいたぐらいでそれほど大きな被害はありませんでした。皇帝ダリアやガッツアリアなど背の高い植物は倒れて一部分は折れていましたが、想定内なので仕方ありません。「備えあれば患いなし」と言いますが、準備したものが無駄になることはよいことです。
よく台風の進路の右側は雨風が強く被害が大きく、左側は少ないと言われますが、今回右側に位置した私の住むところはそれ程の被害がなく、進路とは遠く離れている長野で大きな被害が出たようなので、ちょっと「あれ?違うじゃない。」と思いました。
まだまだ被害の全容が分かっていないようですが、広がらない事を願うばかりです。
今回は、クイーンネックレスとつる植物です。
クイーンネックレスは次の写真のようなつる植物です。
一見すると、巻きひげがあり、咲き方がマメ科の植物のようですが、花をよく見るとマメ科特有のチョウのような形ではなく、ブーゲンビリアの花のような形をしています。クイーンネックレスはタデ科の植物で、メキシコが原産です。
クイーンネックレスは別名アサヒカズラとかニトベカズラとかコーラルバインとか言います。花色は普通ピンクですが、白もあります。私の庭には白もあるのですが、まだ咲いていません。花期は初夏から秋なのですが、私の庭ではいつも秋にならないと咲きません。つるが長く伸びないと咲かないようで、咲かないで終わってしまうこともあります。種ができる前に寒さが来てしまうので、まだ種を見た事がありません。寒さに弱いので、ツルを切って、温室に入れて冬越しをします。私は見た事がありませんが、地中に芋ができるそうです。現地ではつるが10mも伸びるそうです。
クイーンネックレスの他に咲いているつる植物は、アサガオ科の植物(先日紹介しました。)の他にマメ科のチョウマメやフジマメなどがあり、実が生っているものもあります。ウリ科のスズメウリやオキナワスズメウリ、カラスウリなどは実が生って、花が終わったものもあります。
↑ チョウマメの花 ↓ チョウマメの実
↑ フジマメの花 ↓ フジマメの実
フジマメは茎や若葉が紫色ですが、花も実も紫色です。サヤの中の豆も紫色かと思いますが、白です。去年は花が咲くのが遅く実が少ししか採れませんでしたが、今年はたくさん採れそうなので、花友に分けられそうです。
↑ ↓ オキナワスズメウリの実 花は黄色の小さい花です。
実の大きさは直径2㎝ぐらいです。実の色が緑から赤に変わりますが、白いスジ模様は残ります。熱帯原産で沖縄に自生しています。蒔くのが遅くなったので、種が熟すかどうか心配です。
↑ ↓ スズメウリ 花は白い小さい花です。
スズメウリは雑草と言われるもので、実がカラスウウリより小さいことや実をスズメの卵に見立てたことなどからこの名があります。実の直径は1㎝ぐらいでオキナワスズメウリの半分ぐらいです。実は緑から白に変わります。
カラスウリの実は楕円形ですが、大きさは5~7㎝ぐらいあります。実は緑色から朱色へ変わりますが、白い筋はなくなります。
つる植物は風で大部痛めつけられたようですが、木にしがみついていたようで思ったより元気そうです。私の庭は竹林や木に囲まれているので、風当たりがいくらか弱いのかも知れません。