初夏から晩秋まで「まつこの庭」を彩ってくれる植物の一つにサルビアがあります。絶え間なく花を咲かせ続けるもの、夏だけ咲くもの、秋だけ咲くもの、一年草、宿根草などいろいろあります。
サルビアと言うと、公園や学校の庭、道路沿いに植栽されている真っ赤な花のサルビアを思い浮かべると思いますが、それはサルビアの中でも「スプレンデンス」と言う一年草のサルビアです。ブラジル原産で赤だけでなく、白、ピンク、紫色などがありますが、私の庭ではスプレンデンスでも、ちょっと変わった赤白の2色咲きを植えてあります。
最近このスプレンデスのハイブリッド種のスーパーサルビアが登場しました。珍しい花大好きの私はさっそく植えてみました。
↑ スーパーサルビア・スカーレット ↓ スーパーサルビア・パープル
普通のスプレンデンスに比べて、背が高く、花もたくさん咲くようです。パープルの方が丈夫そうです。寒さには弱いようです。温室で冬越しを試みようと思っています。
サルビアの仲間は世界で約900種あるそうです。一年草のものや宿根草のものなど様々です。宿根草のサルビアの中には、庭で冬越し出来るものと出来ないものがあります。私の庭のサルビアはほとんどが宿根草です。冬越しの出来ないものは温室に取り込みます。
↑ ↓ 一年草サルビア・コクシネア(毎年こぼれ種で花を咲かせます。)
↑ サルビア・レウカンサ(メキシカンブッシュセージ)
ところで、サルビアはサルビア・◯◯という名前と◯◯セージという2つの名前をもっているものが多いですが、この違いは何なのでしょうか?私は、初めセージというとハーブとして利用されるものがあるので、食べられるものがセージ、食べられないものがサルビアかと単純に思っていました。サルビアとセージはほとんど同じもので、サルビア・◯◯は学名で、◯◯セージは英名なのだそうです。サルビア・レウカンサが学名で、メキシカンブッシュセージが英名ということになります。世間に流通しているサルビアやセージはどちらかの名前で呼ばれることが多いようです。学名で呼ばれるときは、サルビアを省略してレウカンサというように呼ばれます。
↑ アズレア(ブルーセージ) ↓ スプレンデス・アヤノピーチ
↑ ミクロフィラム(チェリーセージ) ↓ インボルクラタ(ローズリーフセージ)
↑ ピンクサルビア(オルトフィン・ラビアッス) ↓ イェローマジェスティ
↑ エレガンス(パイナップルセージ) ↓ ピンクレウカンサ
今、パイナップルセージやイェローマジェスティ、ピンクレウカンサなどが盛りですが、もうすぐ立冬、早霜の心配が出て来ます。いずれも外では冬越しができないので、温室に取り込まなければなりません。夏の枯れた花の処分と並行して、夏の植物の温室への取り込み作業に追われる毎日です。