7月の終わりごろから10月の終わりごろまで約3カ月間、毎日2つ、3つと花を咲かせ楽しませてくれた福神草ですが、花が終わり、赤い花がらが残りました。
この花がらをつぼみと間違えた人がいるぐらい、福神草は花がらまで美しいです。
霜の降りる時期になったので、寒さに弱い福神草は外で冬越しできないので、掘り上げて温室にしまうことにしました。温室の無い人は、1mぐらいの穴を掘ってその中で冬越しさせます。室内に取り込んだぐらいでは球根がだめになるようです。
福神草を育て始めて4年目、株をたくさん増やし、花友に分けてあげたので、あちこちに福神草愛好家が増えました。県外へお嫁に行ったものはその地域ではとても珍しがられ、声を掛けられるのが嬉しかったというお便りをいただいたり、せっかく穴を掘って冬越しさせた福神草の球根を猪に食べられてしまったという話もあり、話題に事欠きません。
来年も楽しみたいと花友自身が株を増やして穴を掘って冬越しする人、発泡スチロールの箱に入れて冬越しする人、私の温室へ里帰りさせる人、冬越し方法はさまざまですが、福神草を枯らしたくないという気持ちは皆同じ。うれしいですね。
近くに住む花友が福神草の掘り上げと温室への取り込みの手伝いに来てくれました。増えた福神草を花友にたくさん譲ったにもかかわらず、たくさんあったので、一人では大変だろうと来てくれたのです。
地植えは背丈が1,5m~2m位になりますが、大きくなったものは2,5m位ありました。1株に5,6本茎が立ったものもあります。
茎は切り落として、発泡スチロールの箱に入れて温室の下の段に取り込みました。鉢植えのものは背丈が1mぐらいなので、茎を切らずに取り込みました。
何日かかけて少しずつ地植え20株、鉢植え5鉢を取り込みました。里帰りしてきた鉢も6鉢あります。花友にお手伝いいただいて、霜が降りるまえに福神草を無事取り込むことができました。花友に感謝です。あと5,6鉢ぐらい里帰りしてくる予定です。
温室内の棚の上はランでいっぱいですが、下の段は空いているので、福神草以外にも夏の植物のマンデビラやハイビスカス、宿根サルビアなどを取り込む予定です。天気予報の霜情報に注意しながらの作業になりそうです。
先日暖房機のメンテナンスをお願いした業者さんが様子を見に来てくれました。台風によるビニールハウス倒壊の補修工事が一段落したのかと思ったら、ビニールハウスの資材が不足していて仕事にならないのだそうです。私の温室の暖房機のメンテナンスは終わりましたが、農家さんの復興はまだまだ遠いようです。