せっかく晴れたと思ったら、今日も雨です。
4月19日は穀雨(こくう)でした。穀雨は二十四節気の一つで、春雨が百穀を潤すことから名付けられ、百穀春雨とも言われるそうです。この時期、雨で潤った田畑は種まきの好機を迎え、昔から穀雨は田植えの準備をする農作業の目安とされていたようです。
雨が多いのも頷けます。
今回は、まつこの庭の温室で咲いた春のランです。
<カトレアの仲間>
↑ ディグビヤノシュロデレー ディグビアとシュロデレーの交配種です。リップに入った細かい切れ込みはディグビア(花弁は緑色)から、花弁の優しいピンク色はシュロデレーから引き継いだものです。ディグビアには爽やかな香りがあるのですが、残念ながらこれはあまり香りません。
↑ スキンネリー ↓ スキンネリー・ダナエス
スキンネリーは、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラスなど中米の湿度の高い山地に自生しています。日本では3~5月にかけて咲く春咲きカトレアの代表です。
<デンドロビュームの仲間>
↑ ロディゲシイ(ラオス、中国南部原産)
↑ ウシタエ(デンドロビュームで赤い花は珍しいです。) ↓ 名前不明
↑ アフィルム(ピエラルディ) インド、中国南部からマレー半島に自生。
↑ アファノキラム ↓ ブロンカルティエ・紅ボタン
アマビレとも言い、ベトナム原産です。我が家の温室の居心地が良いのか、6号鉢一杯に育ち、去年3鉢に株分けしました。今年は花を付けないかと思っていたのですが、どの鉢もいくつか付けたのでホッとしています。
<コチョウランの仲間>
↑ ↓ ミニコチョウラン
<バンダの仲間>
↑ フウラン(日本のラン)× リンコスティリス・ギガンティアの交配種 小型の株はフウランから、花弁の模様はギガンティアから血を引き継いでいます。
ランではないのですが、こんな実を付けている植物があります。ピンクがかった薄紫色のきれいな実です。
アンスリューム・スカンデンス・ヴィオラセウムです。左上の2つの上を向いているものがつぼみです。花はほとんで目立たず、いつの間にか花が咲き、実がなっていることに気付くのです。アンスリュームと言うと、あの赤いビニールの様な赤いハート形の花(実はガク)を1枚広げたような植物です。アンスリュームの中でもスカンデンスは白いブドウ状の実を付けるのですが、これはきれいなピンクがかった薄紫色の実です。
温室の中にはランだけでなく、たくさんの夏の植物が冬越しをしています。遅霜の心配がなくなり、外に出るのを待っています。また忙しくなりそうです。