今日は雑節の一つ八十八夜です。雑節というのは、二十四節気や五節句など中国から伝わった暦では日本の実際の季節には半月位のずれがあるので、日本の生活文化、特に農作業の必要から生まれた日本独自の暦です。
八十八夜は立春から数えて88日目にあたり、例年は5月2日ですが、今年は閏年なので、5月1日になります。今朝、私の家の軒下で最低気温が10℃でした。
「八十八夜の別れ霜」と言われるように、この頃から霜が降りなくなり、日に日に夏めいて来ます。八十八を組み合わせると「米」という字になり、農家では稲の種まきなど農作業が本格的に始まります。またこの時期は、文部省唱歌でお馴染みの「夏も近づく八十八夜~」で始まる茶摘みの時期にもなります。私が嫁いできたころは、私の家でもお茶摘みをして自家製のお茶を作っていました。実家の母や妹が手伝いに来て、にぎやかにお茶摘みをしたことが思い出されます。
今、「まつこの庭」は春の終わりの花から初夏の花へと移り変わろうとしている時で、さまざまな花が咲いています。
↑ ↓ 真っ盛りのシャガ
白の庭もオーニソガラムの花がたくさん咲き、1週間前より一層白くなりました。
あと1週間位、ゴールデンウイーク中は白の庭を楽しめそうです。
<花木>
↑ ↓ 咲き分けツバキ(名前不明)
↑ ↓ 落葉性八重咲きツツジ(名前不明)
↑ サンショウの花 ↓ ライラック
<山野草>
↑ ↓ サクラソウ
↑ ↓ サクラソウ
↑ サクラソウ
↑ 半八重咲き(アネモネ咲き)ヒメリュウキンカ ↓ 半八重咲きイチリンウ
↑ ↓ ウラシマソウ
花弁(実は苞と呼ばれる)の一部が長く伸びて糸のように垂れ下がることから浦島太郎の釣り竿を連想し、この名が有ります。
<球根植物>
↑ ↓ 遅咲きスイセン
↑ ↓ 遅咲きスイセン
↑ ピンクシラーカンパニュラータ
↑ ↓ ダッチアイリス(ダッチはオランダの意)
初夏の花、クレマチスやバラも咲き始めました。
バラのトップバッターは4月の半ばにはつぼみが大きくなっていたモッコウバラだと思っていたら、何とハトヤバラでした。中国原産のナニワイバラのピンク色種と考えられています。ナニワイバラより耐寒性が劣りますが、ビニールハウスに入っていたので、一足早く開花したようです。
5月に入り、いよいよクレマチスやバラの季節到来です。楽しみも多いですが、遅霜の心配がなくなったので、温室からランや福神草などの夏植物を出さなければならず、庭仕事も山積みです。毎年ゴールデンウイークは混雑を避けて出かけなかったのですが、コロナの外出自粛に関係なく、例年通りの庭仕事漬けになりそうです。