暖冬暖冬と言われ早めにバラのつぼみは見えたのですが、4月の朝夕の冷え込みのせいでつぼみのまま足踏みをしていました。5月になってから連日6月の様な陽気になったせいか、バラたちが開花を始めました。まだ咲いているのは、2、3輪ですが、やっとバラの季節の到来です。例年より1週間位遅れている感じがします。
先日お伝えしたように我が家の庭のトップバッターはハトヤバラでした。
↑ ↓ ハトヤバラ(ピンクナニワイバラ)中国原産
ハトヤバラはナニワイバラの色代わりの紅花種と言われています。ナニワイバラに比べると耐寒性が劣り、冬は落葉します。
↑ ナニワイバラ(中国原産) ↓ ナニワイバラのつぼみ
ナニワイバラは白い大きな花が魅力ですが、とにかく強健で、茎が太く、鋭いトゲがあり、冬も葉が残り、生長力旺盛です。ちょっとでも手を抜くと手に負えなくなります。その点、ハトヤバラは茎も細く、トゲもそれほど鋭くなく、色と合わせて優しい感じがします。
↑ ↓ 八重咲き白モッコウバラ(中国原産)
モッコウバラというと黄モッコウバラが多くの家では植えられていると思いますが、私の家では以前黄モッコウバラもあったのですが、カミキリムシの食害で枯れてしまい、白の八重咲きモッコウバラです。この白モッコウバラはナニワイバラと共に枝垂れ梅に這い上って花を咲かせています。モッコウバラはトゲがないバラですが、その這い上がる力には驚きます。
↑ オールドブラッシュ(中国原産) 四季咲きのバラとして中国からヨーロッパに初めて導入されたバラで、それまで1季咲きが主流だったヨーロッパのバラに大きな影響を与えたバラとして有名です。原種バラのほとんどが春だけ咲く1季咲きがですが、このバラは原種ながら四季咲きの特徴を持っています。
↑ ピンクノイバラ(日本原産) ノイバラは普通白色で、日本、韓国が原産ですが、日本各地に自生しています。これはピンク色がかった花を咲かせます。ノイバラはトゲがなく、バラの繁殖のための台木に使われます。また、ヨーロッパに伝わり、ツルバラに大きな影響を与えたバラとして有名です。
原種だけでなく、園芸種も少し咲き始めています。
↑ ボレロ(フランスのバラ)本来はもっとピンク色なのですが、白っぽく咲きました。普通はボタンアイ(真ん中の緑色)はないと思うのですが、1番花のせいでしょうか。1番花はきちんとした形で咲かない事が多いので・・・・・。
↑ 真宙(まそら) 日本のバラで、私の大好きなアプリコット色です。咲き進むとまた違う表情を見せます。
↑ ブルームーンストーン(日本のバラ) 私の大好きな河野順子さんのバラです。河野さんのバラは優しい花色、姿が魅力ですが、とにかく気難しいバラで、上手に育てることができず、株もなかなか大きくなりません。1番花のせいもあるかもしれませんが、本来の色がうまく出ていません。
↑ ツルバラ・ふれ太鼓(日本のバラ) 咲き始めは黄色で、咲き進むとオレンジ色になり、1株で黄色とオレンジが一緒に楽しめます。四季咲きですが、つるはあまり伸びません。
バラの季節は始まったばかりです。つぼみが大きく膨らみ、出番を待っています。
↑ ツルバラ・群星(グンセイ) ↓ ベビーロマンティカ