まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

原種のバラ

 昨日、3カ月に1回の定期健診に病院へ行って来ました。コロナの感染リスクが高いと言われながらも、持病のある身としては薬を貰うのに避けては通れません。茨城はこのところ感染者0の日が続いているので、思い切って出かけました。駐車場は一杯でしたが、待合室は人が少なく、おや?と思ったら、皆車の中で待っていたようです。検査結果が出るまでの1時間車で待機しましたが、午前中は曇っていたのでまだよかったのですが、晴れていたら熱中症の心配があったなあと思いました。

 4月からずっと週に2回のスーパー以外は何処にも出かけなかったので、久しぶりのほんの少しの遠出でキリの花が咲いていているのを見て、「ああ今年は山フジを見なかったなあ。いつの間にかキリの花が咲く季節になっていたのね。」と気がつきました。生活範囲が自分の庭と家とスーパーへの往復の道だけだったのですから、無理もありません。車で走りながら山々の変化が見られる日常が早く戻ってきて欲しいです。

 今回は、まつこの庭で咲くバラたちです。特に原種と言われるバラが咲き始めています。ほとんどが一重の1季咲きで花弁がひらひらとして優しい感じの花です。世界には、自然交雑種を含めて200以上の原種があると言われています。このうち現代バラの親となったものは10種類ほどと言われています。日本の原種バラでは、ノイバラ、テリハノイバラ、ハマナスで、ツルバラや房咲きに影響を与えたと言われています。

f:id:myuu-myuu:20200513140612j:plain↑ ナニワイバラ(中国原産)    ↓ ハトヤバラ(ナニワイバラの色変わり種)

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f:id:myuu-myuu:20200513140902j:plain↑ 枝垂れ梅を這い上って咲くシロモッコウバラ(小花)とナニワイバラ

f:id:myuu-myuu:20200513141322j:plain↑ ピンクノイバラ(日本原産)白く見えますが、かすかにピンク色を帯びています。

f:id:myuu-myuu:20200513141633j:plain↑ ↓ カラフトイバラ(中国原産)

f:id:myuu-myuu:20200513141821j:plain カラフトイバラは中国東部、朝鮮半島北部、日本、樺太を含むシベリアからアラスカまで広く分布し、日本では北海道の高山と本州中央部の長野・群馬に自生しているそうです。別名ヤマハマナスとも言いますが、葉はハマナスより細いです。

f:id:myuu-myuu:20200513141920j:plain↑ ↓ サンショウバラ(日本原産)

f:id:myuu-myuu:20200513142020j:plain 葉がサンショウの葉に似ているので、この名があります。富士箱根地域に自生するので、ハコネバラの別名もあります。中国でも見られるそうです。

f:id:myuu-myuu:20200513142234j:plain↑ 八重咲きサンショウバラ・羽衣(はごろも)  サンショウバラの八重咲き種です。花弁の色も少しピンク色が濃いです。

f:id:myuu-myuu:20200513142628j:plain↑ 白八重咲きハマナス(日本、朝鮮半島カムチャッカ半島原産) 北海道、本州北部の砂地に自生し、茨城県が南限と言われています。

f:id:myuu-myuu:20200513143103j:plain↑ オールドブラッシュ(中国原産) 原種は1季咲きが多いのですが、これは四季咲きです。ヨーロッパに渡り、現代の四季咲きバラのもととなったバラです。

f:id:myuu-myuu:20200513143432j:plain↑ 中国のバラ・名前不明  昨年大子のバラ園を訪れた時に購入したものです。園主が近所の農家さんの庭に古くから咲いていたバラを頂いて挿し木したもので、名前は分からないということでした。購入時は株が大きかったのですが、花は咲いていませんでした。秋にも花は咲きませんでした。図鑑で調べたところ、中国原産で1季咲きのマイカイのような気がします。

 原種バラの他にもいくつかオールドローズや園芸種(現代)のバラが咲いています。

 オールドローズと言うのは、現代バラの第1号、ラ・フランスが作出された1867年以前に存在した原種以外のバラのことを指します。        

f:id:myuu-myuu:20200513145638j:plain↑ ルイ14世(フランスのバラ)   ↓ スミスズパリッシュ(ファイブカラーズ)

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f:id:myuu-myuu:20200513145902j:plain1株で赤、白、ピンク、それらの色の絞りなど5種類の花が咲くと言われています。ピンク花や白とピンクの絞りは咲きますが、まだ赤が咲いたのを見た事がありません。

 ラ・フランス以降のバラを現代バラと言います。普通、バラというと特別断わりが無いかぎり、現代のバラのことを指すようです。

f:id:myuu-myuu:20200513151656j:plain↑ ↓ ふれ太鼓    ↓ 真宙(まそら)

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f:id:myuu-myuu:20200513152006j:plain↑ かおりかざり  ↓ バビロンアイズ・サンシャイン

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f:id:myuu-myuu:20200513152223j:plain↓ ↓ アイズ・フォー・ユー(イギリスのバラ)

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f:id:myuu-myuu:20200513152741j:plain↑ ↓ ベビーロマンティカ(フランスのバラ)

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 母の日から少し遅れて夫から母の日のプレゼントを貰いました。ブルー・バユーです。優しいブルーの色が気に入りました。

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f:id:myuu-myuu:20200513154404j:plain つぼみがまだたくさんあるので、しばらく楽しめそうです。

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 私がバラに夢中になったのは、仕事を辞めてからで、10年ぐらい前です。それまでラン一筋だったのですが、バラに手を出してからランが咲かなくなりました。ランの世話まで手が回らなくなったのですね。バラもたくさん枯らし、思った以上に手がかかる事から、少しバラから離れるようになりました。ランも少しずつ回復してきているようで、3鉢に1鉢ぐらい花を咲かせるようになりました。バラもランも今有るものを大事にしてもう増やさないようにしようと思っています。そうは思っても、お買い得品などを見つけるとつい手が出てしまうんですよね。困ったものです。