初秋のラン

　朝晩冷え込むようになり、すっかり秋ですね。今朝、私の家の軒下で１２℃でした。猛暑、猛暑で騒いでいたのが嘘のようです。慌ててランを温室に取り込みました。

　９月最後は、まつこの庭の温室で咲いた初秋のランです。ここ１,２年咲いた事のなかったカトレアが、しかも季節外れと思われるような今の時期に咲いてビックリです。

＜カトレアの仲間＞

↑　パストラルロージー　　花径が１８㎝もある大輪です。冬咲きだったような気がします。ここ２年ぐらい花を見たことがなく、しばらくぶりの開花です。

↑　チンミン・サーティーン　　花の終わった株のお買い得品でどんな花が咲くのかも分からずに買ったものです。花径６㎝位の花が５個咲きました。実物はもっと赤みがかっています。

↑　ラビアタ　　　これも冬咲きだったような気がしますが、調べてみたら秋咲きでした。これも２年ぶりの開花ですが、きっと冬の初めに咲いたので、冬咲きと思っていたのかもしれません。ブラジル原産です。

↑　チョコレートドロップ　　名前の通りチョコレート色の花で、花径５㎝位の花を６個咲かせました。実物はもっと赤黒い花です。以前は１０個ぐらいボール状に花を付けたのですが、去年は花が咲きませんでした。これは秋咲きです。

＜コチョウランの仲間＞

　コチョウランは年中咲いているイメージがあります。３０鉢ぐらいあるので、入れ替わりながら咲いているからでしょう。

↑　白大輪咲きコチョウラン　　　↓　ミディコチョウラン・ビッグリップ

普通のコチョウランに比べて下に突き出た花弁、唇弁（リップ）が大きいです。

↑　↓　ミディコチョウラン

↑　青色ミニコチョウラン・サマーローズ　　　青色のコチョウランは珍しいです。　

↑　原種コチョウラン・ビオラセア　　スマトラ、ボルネオ、マレー原産で、香りのあるコチョウランです。ビオラセアは「菫色の」の意で、花の色に由来するそうです。

＜シンビジューム＞

↑　和ラン・ふるさと　　　和ランと言うのは洋ランのシンビジュームと東洋ランとの交配種です。例年お盆の頃に咲きますが、今年は少し遅れて咲きました。きっと夏咲きの東洋ランとの交配なのだと思います。

　これからの季節、まつこの庭はさすがの夏の草花も勢いが衰え、秋の草花に変わります。夏の花の処分、休眠から覚めたクリスマスローズの植え替えや施肥、来年の春に向けてのチューリップの植え込みなど、秋の庭仕事がたくさん待っています。腰痛に気をつけながら少しずつ仕事をしていこうと思います。