10月ももうすぐ終わりです。台風が私の住む地域を直撃することなく終わりそうで、去年の相次いだ台風のことを思い出すとちょっとホッとしています。
今回は10月にまつこの庭の温室で咲いた秋のランです。
↑ カトレア・ロエブリング ↓ カトレア・インターメディア・イロラッタ
ロエブリングは秋咲きのカトレアですが、インターメディアは春先のカトレアです。今頃咲くなんて狂い咲きです。色も本来はもっとピンクがかるのですが、白っぽく咲きました。
↑ ↓ マキシラリア・シュンケアナ
ブラジル原産です。花径1㎝位の黒い小さな花を付けます。夏にも咲いて、今年2回目の開花です。
↑ ↓ オンシジューム・カリヒ
オンシジュームと言うと黄色の踊り子のような小さな花をぎっしりと付けたものを思い浮かべると思いますが、これは長さが80~100㎝ぐらいの長い茎に大きな花を1つ咲かせます。去年我が家で初めて開花したのですが、今年も同じ茎に花を咲かせました。そして今年はもう1本花茎が上がって、1本目から2週間位遅れて開花しました。同じ株に咲いた花ですが、見る角度も違いますが、違う花のようにも見えます。
↑ ↓ もう1本の花茎に咲いたカリヒ
3本ある昆虫の触角のようなものは花弁の1部で長さが10㎝ぐらいあります。リップ(唇弁)を含む花弁の下の部分は花径8㎝ぐらいあります。2週間位で花が終わり、落ちるとまた次の花が1つ咲きます。
↑ ↓ 白大輪コチョウラン
1つの花は花径が10~12㎝ぐらいあります。私の技術では1輪、2輪とぽつぽつとしか咲かせられません。コチョウランの生産者のように10輪ぐらい並べて咲かせてみたいものです。
↑ ↓ ミディコチョウラン(花径6~8㎝位)
大輪よりはミディコチョウランやミニコチョウラン(花径3~5㎝位)の方が咲き易いようです。
↑ 原種コチョウラン・ビオラセア スマトラ、ボルネオ、マレーなどに自生します。花は1輪ずつ咲きます。とても良い香りがします。
↑ ↓ 和ラン・ふるさと
和ランと言うのは、東洋ランと洋ランのシンビジュームを交配したものです。東洋ランの小型のところ、香りなど、シンビジュームの花付きの良さなど良いトコ取りのランです。このふるさとは私のところでは、毎年夏のお盆の頃に咲きます。今年は9月に1回目が咲いて今回は2回目です。
他にもシンビジュームに何株か花芽が見え、大きくなっています。例年に比べて早いような気がします。
これからの時期は、庭は花が終わり寂しくなりますが、温室ではランの開花シーズンを迎え賑やかになります。今年の夏も酷暑だったので、ランたちにどんな影響が出たのかは、咲いてみないと分かりません。心配でもあり、楽しみでもあります。