昨年はホヤの当たり年(?)だったようで、3月の終わりごろから晩秋まで色々な種類が、しかも何度も咲きました。今年は咲き始めが1か月ぐらい遅れたようです。
ホヤはガガイモ(キョウチクトウ)科のツル植物で東アジアから太平洋諸島、オーストラリアに約200種類が分布しているそうです。
↑ カルノーサ(サクララン)
ホヤは別名サクラランと言いますが、桜色をした花を咲かせるホヤの1品種であるカルノーサのことを普通サクラランと言います。カルノーサは沖縄に自生しています。
カルノーサは葉の変異が多く、普通の緑葉(パーフェクトグリーン)、ライム色葉、斑入り葉(中斑と外斑)、葉がねじれているもの(コンパクタ)などがあります。花色はピンクの濃淡がありますが、多肉質で光沢があり金平糖のような形の花径1,5㎝ぐらいの小さな花が20~30個ぐらい集まって、直径7~8㎝ぐらいの半球形の花を形作ります。
カルノーサでも、紫色の花を咲かせるものもあります。
↑ カルノーサ・パープル 葉はパーフェクトグリーンと同じ緑一色で、花色だけ違って、紫色を帯びています。
カルノーサとは別の種類のホヤも咲いています。
↑ ↓ プビカリクス・ロイヤルハワイアンパープル
写真では分かりづらいですが、光の当たり方によって、紫色や灰色に見えたりする不思議な色で、ビロードのような光沢があります。
↑ ↓ ラクノーサ
ラクノーサは長いツルが下垂して、つるの先に花を咲かせます。カルノーサやプビカリクスに比べると花は小さいですが、たくさん咲かせるのでそれなりに見応えがあります。
↑ 天の川・彦星
ホヤのほとんどはつる性なのですが、この天の川は木立性です。花はまるで流れ星のようです。彦星は緑一色の葉なのですが、斑入り葉もあり、同じような花が咲き、織姫という名前が付いています。
これから半年間ほど、色々なホヤの花を楽しめると思います。1度花が咲くと同じ場所に2度3度と花を付けるもの、まだ1度も花を付けたことのないものなどもあり、楽しみです。