ゴールデンウイークが終わり、予想通りコロナ感染者が拡大し、緊急事態宣言が延長されました。オリンピックまであと2カ月ちょっととなり、オリンピックを開催するのか否かで、世間は騒がしくなりました。バッハさんも政府も強行するようですが、感染拡大中の日本へ、果たして外国から選手が来てくれるのでしょうか?見守るしかないですね。
今回はまつこの庭の温室で咲くコチョウランです。
コチョウランと言うと、今は亡き石原裕次郎が愛した花として有名ですが、石原裕次郎が入院していた病室は大輪の白いコチョウランのお見舞いの鉢で埋め尽くされたそうです。私の育てているコチョウランは大輪ではなく、ほとんどが小輪のミニコチョウランと言われるものです。
コチョウランを大まかに花の大きさで分けると、花径が10㎝以上を大輪、7,8㎝前後を中輪(ミディコチョウラン)、4,5㎝前後を小輪(ミニコチョウラン)、3㎝以下を極小輪(マイクロコチョウラン)と言うそうです。
私はミニコチョウランが大好きです。花色や模様が豊富で、大輪より丈夫で花を咲かせ易いこと、株が小さいので場所を取らないこと、何より値段が安いことが理由ですが、花が咲き終わって半値以下になったものを買ってきて、また花を咲かせることが何よりの楽しみです。
☆☆☆ ミディコチョウラン ☆☆☆
↑ アマビリス ↓ マザーチーク
↑ 名前不明 ↓ ビッグリップ
ランの花のつくりは、花弁が6枚あるように見えますが、外側3枚がガク(ほぼ同じ形)で、内側の3枚が花弁で、うち1枚が唇のような形をしているので、唇弁(リップ)と言います。このビッグリップは3枚の花弁が同じ形をしています。東洋ランではこのような咲き方を三蝶咲きと言い、よく見られる咲き方です。カトレアやシンビジュームなどでもこの咲き方が見られます。
☆☆☆ ミニコチョウラン ☆☆☆
↑ ゴールドベィビー ↓ パプリカ
↑ イエロースター ↓ ファンメイスィート
↑ チャンピオンピュア― ↓ キャンディ
↑ シーナズスプラッシュ
↑ ↓ 名前不明
☆☆☆ マイクロコチョウラン ☆☆☆
↑ アベンチェリン ↓ 名前不明
↑ 原種コチョウラン・マンセビ
コチョウランは東南アジアを中心にインド、オーストラリア北部、フィリピン、台湾、中国南部に約50種が自生しているそうです。洋ランの中では一番温度を必要とします。加温設備がないと育てるのは大変です。
今ではお祝いでもお見舞いでも大輪のコチョウランを贈るのは一般的になりましたが、もともとこのコチョウランを世に広めるきっかけを作ったのは、上皇后美智子様だと聞いたことがあります。60年ほど前ご結婚する際にこのコチョウランを飾ったのだそうです。白い清楚なコチョウランは、美智子様のイメージにぴったりのお花だと思います。