ここ数日小春日和が続いたせいか、やっと皇帝ダリアが咲きました。皇帝ダリアの交配種・ガッツアリアが咲いてから約3週間遅れでした。
皇帝ダリアは、他のダリアと同じように、メキシコ原産です。他のダリアと違うところは、茎が木質化するので、木立ダリア、ツリーダリアと呼ばれることです。成長すると3~5メートル位の高さになるので、あまりの大きさにダリアの中の王様という意味で、皇帝の名が付いたようです。日が短くならないと花芽ができない短日植物なので、開花期が遅く、11月中旬を過ぎないと咲きません。大霜に当たると、花が咲かずに終わることもあります。
「まつこの庭」には、皇帝ダリアが5か所に植えられていて、20株位あります。一番大きいものは、5メートル位あると思われます。電信柱にもたれるようにして咲いています。花はシングル咲きで花弁は8枚、クレープペーパーのような感じです。交配種のガッツアリアは、花びらが丸く厚みがあります。1株の中に花弁が8枚のシングル咲きと花弁が10~16枚のピオニー咲き(半八重咲き)が混じって咲いています。
↑ 皇帝ダリア ↓ ガッツアリア・シングル咲き
↑ ガッツアリア・ピオニー咲き(これは12枚半?、1枚未熟です。)
皇帝ダリアには、他にもピンクの八重咲きと白の八重咲きがあります。どちらもシングル咲きより開花期が遅く、12月に入ってから花が咲きます。当然外で花を見ることはできません。「まつこの庭」にもそのどちらもあって、鉢植えにして温室で咲さかせていたのですが、残念なことに今年の長雨でどちらも枯らしてしまいました。
クリスマスローズも咲き始めました。先日つぼみをつけていることを紹介した玄関前のクリスマスローズです。例年なら10月から咲き始めるのですが、今年は少し遅かったようです。葉弁はピンクとグリーンのバイカラー(2色)でセミダブル(半八重)咲きです。クリスマスローズは普通クリスマスの頃から咲き始めるので、この名があるのですが、このクリスマスローズは、10月から3月まで咲き続けるちょっと不思議なクリスマスローズです。