クレマチスは「ツル植物の女王」と言われ、「花の女王」と言われるバラのベストパートナープランツとして、よく一緒に植えられます。私の庭でもバラと一緒に植えていますが、地植えのバラはほとんどがつるバラなので、バラより先にクレマチスが咲いてしまいます。今はまだつるバラはほとんど咲いていず、クレマチスばかりが咲いています。
↑ はやて ↓ トリーヌ
周りの花弁のようなものは、実はがくだそうです。クレマチスの多くは上向きに平たく花弁のように変化したガクを鑑賞しているのだそうです。花弁はなく、真ん中に有るのはめしべとおしべだそうです。
↑ 名前不明 ↓ サマリンタンジョー
↑ リトルマーメイド ↓ プリンスフィリップ
クレマチスはほとんどが一重咲きですが、八重咲き、万重咲き、チューリップ咲き、釣り鐘型咲きなどがあります。八重咲き、万重咲きはおしべが花弁化したものです。
↑ 雪おこし ↓ 名前不明
↑ ↓ 名前不明
これはジョセフィーヌというクレマチスですが、一重咲きでも八重咲きでもなく半八重咲き(アネモネ咲き)とでも言うのでしょうか? このクレマチスは、咲くにつれ形がどんどん変わる不思議なクレマチスです。先ず周りのガクが開いて、次に小さな花弁が開きます。
しかも真ん中の花の開き方が2通りあり、どちらも1株に咲いたジョセフィーヌです。やがて、周りのガクが落ち、真ん中の花だけになります。長く楽しめる不思議なクレマチスです。
クレマチスの多くは北半球に広く分布し、原種は約300種あり、交配種は2000種を超えているそうです。日本原産はボタンヅル、センニンソウ、ハンショウヅル、カザグルマなどがあるそうです。
私の庭にはチューリップ咲きや釣り鐘型咲きのクレマチスやセンニンソウなどもありますが、まだ咲いていません。バラと同じで、クレマチスにも早咲きと遅咲きがあり、しかも2回、3回と咲くものもあるので、初夏から晩秋まで長く楽しめる植物です。