ダリア・ガッツアリアが花を咲かせています。ガッツアリアは皇帝ダリアと普通のダリアのハイブリッド(交配)種です。
皇帝ダリアはメキシコ原産の短日植物なので、晩秋(11月半ばごろ)に株の登頂にピンク色の大きな花を咲かせます。株が3m位になるので、花を目の高さで楽しむことができません。何しろ2階の窓から眺めてちょうどよいという冗談のような話があるほどです。しかも11月の半ばというと霜が降りる頃で、寒さに弱い皇帝ダリアは霜に遭うと、一晩でダメになり、花を見ることが出来ません。そこで、背が高いことと霜に弱いという2つの欠点を解消するのに、皇帝ダリアと普通のダリアを交配してできたのが、ガッツアリアです。背丈は1,5~2m、開花時期は10月半ばといいとこ取りのダリアです。
↑ ガッツアリア ↓ 皇帝ダリア(昨年の花)
ところが、7月のブログで紹介したように、今年は6月が日照不足だったせいか7月に咲いてしまいました。わずかでしたが・・・・・。10月が2回目の開花という訳です。皇帝ダリアほど大きくないとしても、地植えにすると2m位になるので、台風15号と19号の時には倒れてしまい、たくさんついていたつぼみが落ちましたが、何とか咲きました。ガッツアリアは全部で6種類あります。一重咲きのレッドと八重咲きのクリームは今年出たばかりの品種です。
↑ ↓ 一重咲き・ピンク
一重咲きと言っても、同じ株に花弁が8枚の一重咲きと花弁が15,6枚ある半八重咲きが混じります。
↑ ↓ 一重咲き・ローズ(花は一番小ぶりです。)
↑ ↓ 一重咲き・レッド
↑ ↓ 一重咲き・アプリコット
↑ ↓ 八重咲き・ピンク
↑ ↓ 八重咲き・クリーム
7月に咲いた時は、ほぼ白色でしたが、秋の花は黄色がかっています。
どの花も倒れたものを起したので、あちこち向いてお行儀悪く咲いています。根元から折れてしまったガッツアリアもありましたが、何とか全部花を見ることができました。台風に負けずに咲いた花は愛おしいです。
皇帝ダリアはやっとつぼみが見え始めたところです。今年は寒くなるのが遅くなりそうなので、満開の皇帝ダリアが見られそうです。