まつこの庭

私の庭に咲いている花や庭にやってくる鳥や虫たちのことを記録していこうと思います

秋のラン

 10月ももうすぐ終わり。度重なる台風に翻弄された月でした。台風シーズンも終わりを告げると良いのですが・・・・・。

 今回は9月、10月に「まつこの庭」の温室で咲いたランです。

f:id:myuu-myuu:20191029174300j:plain↑ カトレア・オクトーバーファンタジー    ↓ 原種カトレア・マキシマ

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 マキシマは南米・太平洋側のエクアドル、コロンビア、ペルーのジャングルに自生しています。日本では秋から冬にかけて咲きます。エクアドルでは「クリスマスの花」と呼ばれているそうです。この花は淡いピンク色の花弁ですが、他にも濃いピンク、ラベンダー色、淡い紫のセルレア、白などの花弁がありますが、マキシマはリップ(唇弁)の網目模様が特徴で、色が違ってもどの花にもこの網目模様があります。私は細い花弁と網目模様の大きなリップをもつこのマキシマがカトレアの中で一番好きです。

f:id:myuu-myuu:20191029175536j:plain↑ カトレア・カーニバルキッズ    ↓ バンダ・ミカドブルー

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f:id:myuu-myuu:20191029175841j:plain↑ バルボフィラム・エキノラビウム  ↓ オンシジューム・カリヒ

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 オンシジュームと言うと、黄色の踊り子のような形の小さな花をたくさんつけた花を思い浮かべると思いますが、これは1メートルぐらい伸びた長い茎の先に1輪だけ花を付けます。まるで昆虫の触角のようなものは10㎝位ありますが、これも花弁の一部です。リップを含む下の花弁の部分は花径が7,8㎝位あり、花全体はかなり大きいです。私の温室で初めて咲いた花です。2,3年前に東京ドームで買って来た苗を育ててやっと咲かせることができました。初めてつぼみが見えたのは真夏で、暑さのせいかつぼみの段階で3つぐらい咲かずに終わって、涼しくなって来てやっと開いた花が見られたのです。この花が終わって花が落ちるとまた次のつぼみが上がってきます。

f:id:myuu-myuu:20191029181507j:plain↑ 和ラン・ふるさと   8月に咲いて、10月に2回目の開花です。

f:id:myuu-myuu:20191029181720j:plain↑ 白の大輪コチョウラン   ↓ ミディコチョウラン・ビッグリップ

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 リップの部分そのもがコチョウランの形をしているコチョウランです。

f:id:myuu-myuu:20191029182002j:plain↑ ↓ ミディコチョウラン 

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f:id:myuu-myuu:20191029182204j:plain↑ ↓ ミニコチョウラン

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 私の庭には2つの温室があります。小さい方はシンビジューム中心に、大きい方にはカトレアやコチョウラン中心にいろいろなランが入っています。暖房は基本的に夜間温度が15℃を下回るようになってから、例年なら10月初め頃から入れるようにしています。2,3年に1回は暖房機のメンテナンスをお願いするようにしているのですが、今年は9月の終わり頃に電話をしたら、9月の台風15号で農家さんのビニールハウスが吹き飛ばされて、連日その対応に追われていて、とても無理だということでした。こんな時に趣味のためのメンテナンスを頼んだことがちょっと恥ずかしくなりました。そのあとも何度も台風がきたので、農家さんも業者さんも大変だろうと思います。

 私の温室の暖房のスイッチが入ったのは、つい2,3日前です。15℃以下になると自動的にスイッチが入るように設定してあるのです。今年は10月になってもなかなか夜温が下がらなかったのです。無事スイッチが入って、ほっとしました。

 農家さんの台風被害の様子をTVで見るたび、心が痛みます。少しでも早く復興することを願うばかりです。