例年なら原種チューリップは3月下旬、普通のチューリップは4月初旬から咲き始めますが、暖冬の影響か、普通のチューリップがお彼岸から咲き始めてしまいました。
↑ プリンスオブマーベル ↓ ライトピンクプリンス
チューリップは咲く時期によって、4月初旬の早咲き、中旬の中咲き、下旬~5月初旬の遅咲きの3つに分けられます。この2つは早咲きかというと違って中咲きなのです。しかも背丈が40~50㎝ぐらいになるはずなのに花茎を充分に伸ばさずに、20㎝位で花を咲かせてしまったのです。暖冬の影響かも知れません。
他のチューリップはまだそれほど咲いていません。プランターによっては、チューリップよりビオラの方が元気いっぱいのものもあります。
↑ シレスタ(八重咲き) ↓ フレミングフラッグ
↑ アンジェリケ(本来は濃いピンク) ↓ プリンセスビクトリア
お花を見に来た友だちが、「花茎の短い種類のチューリップだと思った。」と言うほど、どのチューリップも背丈が伸びないまま咲いてしまった感じです。ビオラと寄せ植えにするといつもならビオラの上にすくっと背を伸ばして花が開くのに、今年はビオラと背丈が変わらず、ビオラの中に花が埋もれてしまいそうです。
↑ 原種チューリップ・ポリケロマ ↓ 原種チューリップ・ペルシャンパール
↑ 原種チューリップ・名前不明の枝咲き(チューリップは普通1茎に1つ花を咲かせますが、2つ、3つと咲かせるものを枝咲きと言います。このチューリップは5つも6つも咲かせています。)
原種チューリップもまだ半分ぐらいしか咲いていません。
チューリップの他にもハナニラ、ヒアシンス、ムスカリなどが咲いています。
↑ ハナニラ(ピンクは珍しいです。) ↓ ムスカリ・アルメニアカム
↑ ムスカリ・ダブルマジック ↓ ムスカリ・ゴールデンフレグランス
黄色のムスカリは珍しいです。しかも香りがあります。今年初めて咲かせました。
庭のあちこちでヒアシンスが咲いています。
球根植物は地植えにするとどこに何を植えたか忘れる事が多く、しかも掘り返したり、他の植物と一緒に移動したりして、思わぬところで花が咲いて驚かされることがあります。
4月いっぱい楽しめるはずのチューリップですが、2週間近く早く咲き始め、この先どうなるのでしょうか。背が伸びないまま、一斉に花を咲かせてしまい、アッと言う間にチューリップの季節は終わってしまうのでしょうか。